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サンワダイレクト400-MEDI032の性能レビューと使い方!OBS設定や単体録画の方法も解説!


ゲーム実況などを行うためにキャプチャーボード(ビデオキャプチャカード)が欲しくてAmazonや楽天などで調べていると、サンワダイレクトの400-MEDI032という商品が気になった人もいるのではないでしょうか?

この製品はPCに接続してOBSなどのキャプチャーソフトで録画や配信ができるだけでなく、PC無しで録画する機能も持つ製品となっていますが、どんな性能があるのか良く分からない人もいると思いますし、実際に購入したけど使い方がよくわからないという人もいると思います。

ちなみに、自分は「しふぁチャンネル」というゲーム実況チャンネルや「しふぁの作業部屋」というチャンネルを運営しているのですが、様々なキャプチャーボードを使用してOBS Studioというキャプチャーソフトを使って録画や配信を行っている経験があります

今回はその経験を元に、400-MEDI032はどういった性能があるのかレビュー(評価)するのはもちろん、OBSでの使い方も解説していこうと思うので、これからこのキャプチャーボードを購入したい人や使い方がわからない人は最後まで確認していって下さい!

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動画でも解説しています

 

400-MEDI032の性能

それではまず最初に、400-MEDI032をまだ購入していない人向けにこの製品の性能について解説していこうと思います。

すでに400-MEDI032を購入していて設定方法を早く知りたいという人は、目次から使い方を解説している項目に飛んでみて下さい。

 

それでは400-MEDI032の特徴を簡単にレビューすると、

・1080p/60fpsの画質で録画可能
・4K/60fpsの遅延が無い映像を見ながらゲームをプレイ可能
・OBSの画面を見ると遅延が大きいのでパススルーが必須
・PC録画モード時にPCにヘッドホンを接続してゲーム音を聞くと徐々に音ズレする
・PC無しで録画もできるので低スペックPCや外出先で録画したい人におすすめ
・キャプボ以外の機材を使用する時の確認ポイントが多い
・長時間使用すると少し熱い
・設定や使い方を覚えるのが大変
・PC無しで録画できるタイプの中では値段が安い

といった感じですかね。

実際に使ってみた感想としては、PCを使用してOBSで録画や配信ができるだけでなく、PC無しで録画する事も可能となっていますし、同じタイプの製品の中では値段が1万円前半(記事作成時点)と安い部類になるので低スペックなPCを使用していたり、外出先で録画したい人におすすめな製品となっています。

ただ、キャプチャーボード以外の機材を使用する時の確認ポイントが多いですし、PC録画モード時のゲーム音声について注意点があるので、詳細な情報をこれからチェックしてもらえたらと思います。

 

それでは重要な部分の性能をまとめてみると、このようになっています。

400-MEDI032の性能
外部機器との接続HDMI
PCとの接続USB 2.0(Type-C to A)端子※ケーブル付属
モニターとの接続HDMI 2.0 ※ケーブル付属
4K/60fpsの映像を遅延無く映せるパススルーに対応
最大入出力解像度4K/60fps
最大録画解像度1080p/60fps
エンコード方式ハードウェアエンコード
搭載モードPC録画モード、SDカード録画モード、SDカードリーダー/ライターモード
対応OSWindows 10・8.1・8 ※Mac非対応

 

ちなみに、動作環境としては以下のようになっていますが、これが関係するのはPC録画モードで使用する場合のみとなっています。

SDカード録画モードで撮影するのならPCスペックは関係無いので覚えておいてください。

動作環境
CPUIntel Core i5 3330以上
※1080p/60fpsで録画する場合はCore i7 with Quad Coreが必要
GPUNVIDIA GeForce GTX 650以上
AMD Radeon R7 250X以上
メモリ4GB以上 ※8GB以上推奨

400-MEDI032の性能についてですが、何を言っているのか分からないという人もいると思うので、ここからは実際に使用してみたレビュー(評価)も交えながら各性能を詳細に解説していきます。

 

搭載モードについて

まず400-MEDI032には3つのモードが搭載されており、

・PC録画モード
・SDカード録画モード
・SDカードリーダー/ライターモード

というのがあります。

最初にPC録画モードから解説すると、他の一般的なキャプチャーボードと同じようにPCで録画するモードとなっていて、本体横にある録画モード切り替えスイッチをPCの方にするとPC録画モードにすることができます。

 

図を使ってPC録画モードを詳しく解説していきますが、PS5やPS4、Switch、スマホ、カメラなどの映像を出力できる外部機器から4K/60fpsまでの映像を入力する事ができるようになっています。

 

そして、ゲーム用モニターにHDMI接続すると遅延が無い状態で映せるパススルー出力で4K/60fpsの映像を映すことができ、快適な状態でゲームをプレイすることが可能です!

ただ、使用しているモニターが4K/60Hzに対応していないとこの画質でプレイすることはできないので注意して欲しいのですが、特にPS5をプレイする場合は画質重視で遊べるので非常におすすめです。

 

あとはキャプチャーボードとパソコンをUSB接続すれば、OBS Studioなどのキャプチャーソフトを使用して1080p/60fpsの映像を録画したり配信することが可能となっています!

 

次にSDカード録画モードについてですが、これはPC無しで録画する事ができる機能となっていて、本体横にある録画モード切り替えスイッチをCARDの方にするとSDカード録画モードにすることができます。

 

図を使ってSDカード録画モードを解説すると、先ほどのPC録画モードと同じように4K/60fpsまでの映像を入力できて、4K/60fpsの映像をパススルー出力する事ができる所までは同じになっています。

 

ここからが違う所になりますが、このキャプボで録画するには電力を供給してあげる必要があるのでPCにUSB接続して電力を供給します。

もしくは、スマホのACアダプタを使用してコンセントに接続する事でも電力を供給することが可能です。

 

次にキャプボ本体に3.5mm4極ミニジャックが搭載されているので、録画する動画にマイク音声を入れたいのであればここにヘッドセットを接続します。

また、PS4などのボイスチャットの音声を録画したい場合は、付属の3.5mm4極オーディオケーブルを使用してコントローラーと接続を行えば録画可能です。(設定によってはこの接続は不要)

ちなみに、公式サイト等に記載が無かったので検証してみたのですが、このキャプボに搭載されている4極プラグはCTIA規格となっています。

実は4極プラグにはCTIAOMTPという2つのタイプがあるのですがそれぞれ互換性が無いため、CTIA規格なのにOMTP規格の4極プラグが搭載されたヘッドセットを接続してもゲーム音が聞こえなかったり、マイク音声が入らないという事が発生します。

なので、このキャプボにヘッドセットなどを接続して使用したいのであれば、CTIA規格の物を使用するようにして下さい。

 

あとはSDカードを挿入して録画を開始すれば、1080p/60fpsでMOV形式の映像をSDカードに録画することが可能ですし、JPG形式の静止画を保存できる機能も搭載されているのでサムネイル用の画像を撮影する事も可能です!

ちなみに、SDカードを準備する時には、

・対応最大容量:128GBまで
・対応フォーマット:FAT32 / exFAT形式

となっているので、実際に準備する時はこの条件に当てはまっているSDカードを準備するようにして下さい。

 

最後にSDカードリーダー/ライターモードについてですが、これはSDカード録画モードでSDカードに保存された動画や画像をPCに移動させることができる機能となっており、本体横にある録画モード切り替えスイッチをCARDの方にした後に、

 

本体上面にある録画ボタンを3秒以上長押しする事でSDカードリーダー/ライターモードにすることが可能です。

詳しい使い方については後ほど解説したいと思います。

 

画質や色味などの映像について

次に画質が気になる人も多いと思うので、まずはPC録画モードでPS4のゲーム内ムービーをOBSで録画してみた映像を確認してみるとこのようになります。

OBSの録画設定は1080p/60fpsにして撮影していますが、録画設定をちゃんとやっているおかげもあって、動きが激しい所も乱れることなく綺麗な映像になっていますし、音声や色味に関しても問題ありませんでした。

ちなみに、映像の確認のために1時間以上は実際に録画していたのですが、キャプチャーボード本体を触ってみると熱がこもりやすい底面に関してはちょっと熱い感じはありましたが、それ以外の部分の温度は低い印象を受けました。(室温約25度で使用時)

基本的に機材関連は熱が原因で性能が低下してしまったり、消耗が激しくなって故障の原因にも繋がってしまうのですが、このキャプチャーボードの場合は風通しの良い場所に置いておけば熱による性能低下や耐久性に関しては安心だと思います。

 

あと、PC録画モードとSDカード録画モードでの画質比較もやってみたので確認してみて下さい。

 

こうやって比べてみても画質の差はほとんどないと言っても良いくらいですね。

もしも、低スペックなPCを使用していてOBSで高画質で録画できないような人でも、SDカード録画モードを使用する事で高画質録画が可能になるので非常におすすめです!

 

ただPC録画モードで録画や配信を行う時の注意点として、実際に録画や配信をしている画面ではゲーム音の音ズレは無いのですが、OBSの設定でPCに接続したヘッドホンやイヤホンからゲーム音を聞こえるようにする設定を行うと音ズレが発生します。

例えばOBSで設定したBGMを聞きながら録画や配信をしたり、Discordといった通話ソフトでボイスチャットしながら録画や配信するなど、ゲーム音以外の音声を聞きながらやりたい人もいると思いますが、ゲーム音と一緒にそれらの音声も聞きたいのであれば、PCにヘッドホンやイヤホンを接続しないとそれらの音声を聞くことができません。

ただ、OBSの設定でPCに接続したヘッドホンやイヤホンからゲーム音を聞こえるようにする設定を行うと、ゲーム音が徐々にズレてしまってまともにゲーム実況動画を撮影したり配信する事ができないので注意して下さい。

 

一応、今までの様々な経験から設定を変更して対処してみたんですが、この症状を改善させる方法が分からなかったので、ゲーム音を聞きながらプレイするにはパススルー出力しているモニターやキャプボ本体にヘッドホンやイヤホンを接続してゲーム音を聞く必要があります。

ただ、OBSで設定したBGMやDiscordといった通話ソフトでの音声を聞くことができなくなってしまうので、そのような録画/配信設定でやりたいと考えている人は注意して下さい。

 

あと、キャプチャーボードによっては1080p/60fpsで録画できると言っていても60fps出せるだけの性能が無い物もあったりするのですが、このキャプチャーボードは1080p/60fpsでちゃんと録画できるのか検証してみました。

詳細な情報は動画で解説しているので確認してみて下さい。

結果としてはSDカード録画モードの場合は60fpsを確実に出せていましたが、PC録画モードだけが若干コマ落ちしていましてた。

しかし、目に見えての映像の変化は分かりにくいと思うのでそこまで気にする必要は無いかなと思います。

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エンコード方式について

次にエンコード方式についてですが、400-MEDI032はハードウェアエンコードとなっており、映像の処理をキャプチャーボード本体で行うエンコード方式となっています。

ハードウェアエンコードだとPC録画モードでOBSなどのキャプチャーソフトに映る映像に遅延が発生しやすいので、パススルー出力した画面を見ながらゲームをプレイする必要があるのですが、PCにエンコードの負荷がかかりにくく、動作に必要なPCの推奨スペックが他の製品と比べると低くなるのが特徴となっています。

ちなみに、ハードウェアエンコードでの遅延の差は製品によって優劣があるのですが、OBSに映った映像とパススルー出力の映像と比べてみると、以下の動画のように約0.15秒という遅延が発生しています。

これまでに様々なキャプチャーボードを使用してきましたが、体感として0.1秒以上の遅延が発生してしまうとOBSに映った映像を見ながらゲームをプレイする事は難しいので、先ほども言いましたがパススルー出力した画面を見ながらゲームをプレイするようにして下さい。

また、PCにマイクを接続して同時に撮影している場合はリアクションの音ズレが気になってくるレベルになるので、OBSで設定する場合はマイクの遅延設定も行うようにしましょう。

ちなみに、キャプチャーボード本体の3.5mm4極ミニジャックにマイク付きのヘッドセットを接続している場合は遅延設定は必要無いので覚えておきましょう。

 

400-MEDI032の性能まとめ

ここまで400-MEDI032の性能について解説してきましたがどうだったでしょうか?

この製品についてまとめると、

・1080p/60fpsの画質で録画可能
・4K/60fpsの遅延が無い映像を見ながらゲームをプレイ可能
・OBSの画面を見ると遅延が大きいのでパススルーが必須
・PC録画モード時にPCにヘッドホンを接続してゲーム音を聞くと徐々に音ズレする
・PC無しで録画もできるので低スペックPCや外出先で録画したい人におすすめ
・キャプボ以外の機材を使用する時の確認ポイントが多い
・長時間使用すると少し熱い
・設定や使い方を覚えるのが大変
・PC無しで録画できるタイプの中では値段が安い

といった感じですかね。

 

最初にも言いましたが、PCを使用してOBSで録画や配信ができるだけでなく、PC無しで録画する事も可能となっていますし、同じタイプの製品の中では値段が1万円前半(記事作成時点)と安い部類になるので、

・低スペックなPCを使用していてOBSで高画質で録画/配信できるのか心配な人
・外出先も録画を行いたい人
・できるだけ安い製品が良い人

このような人におすすめな製品となっています。

もし仮に使用しているPCが低スペックすぎてOBSで高画質で録画や配信ができなかったとしても、SDカード録画モードでゲーム実況動画を録画することが可能なので、買い損にはならないかと思います。

ただ、この後解説する設定方法や使い方が少し大変な所がありますし、PC録画モード時にPCにヘッドホンを接続してゲーム音を聞こうとすると音ズレが発生してしまい、OBSで設定したBGMやDiscordの通話音声を聴きながらプレイする事ができなくなっています。

それでも大丈夫という人はこちらの製品リンクから詳しい情報をチェックしてみて下さい!

 

もしも、PC無しで録画もできるタイプの物で、OBSで設定したBGMやDiscordの通話音声も聴きながらゲームを録画/配信したい場合は、AVerMediaのAVT-C878 PLUSというキャプチャーボードが性能もほぼ同じなのでおすすめです。

こちらから詳細な情報を確認できるようになっているので、気になる場合はチェックしてみて下さい!
check!
>>AVerMedia AVT-C878 PLUSの性能レビューと使い方を確認する!

 

ちなみに、他にも様々なキャプチャーボードを実際に使用してみて、その性能や使い方を詳しくまとめたページを作成しています。

以下のリンクからまとめページを確認する事ができるようになっているので、自分にぴったりのキャプチャーボードを探してみて下さい!
check!
>>キャプチャーボードの性能/使い方/おすすめ製品まとめページを確認する!

 

400-MEDI032の使い方

それではここからは400-MEDI032の使い方について解説していきますが、

①PC録画モード
②SDカード録画モード

この2つについて解説していきます。

ちなみに、SDカードリーダー/ライターモードに関しては「②SDカード録画モード」を解説する時に一緒に解説していきます。

機能が多いので使い方を覚えるのが大変ですし必要な設定も多いので、1つ1つの手順をしっかりと確認していって下さい。

①PC録画モード

まずはPC録画モードのやり方を解説しますが、今回はPS4の映像をOBS Studioというキャプチャーソフトに映すまでの手順を解説していきます。

PS5やSwitch、カメラ映像の場合でも手順はほぼ同じですし、スマホの画面を映したい場合は必要機材や設定方法についても後ほど解説するので、PS4以外を映したい人も安心して確認していって下さい。

ちなみに、使い方の手順を大まかに解説しておくと、

・HDCPを解除する
・400-MEDI032を各機器に接続する
・OBS Studioをインストールする
・OBS Studioにゲーム画面を映す
・マイクの遅延設定を行う

という手順で解説していきます。

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HDCPを解除する

まずはHDCPというコピーガードを解除していきます。

これを解除しないとOBSに外部機器の映像を映し出すことができないので必ずやるようにして下さい。

 

まずはキャプチャーボード本体横にあるHDCPのスイッチをOFFの方に切り替えます。

ついでに、その隣にある録画モード切り替えスイッチをPCに切り替えてPC録画モードにしておきましょう。

 

次にPS4やPS5を使用する場合のみに必要な作業となっていますが、ゲーム機本体の設定でHDCPを解除する設定があるのでこれを解除します。

PS4やPS5のHDCPを解除していないという人は、以下のリンクから設定方法を確認してみて下さい。
check!
>>PS4のHDCPを解除する方法を確認する!

>>PS5のHDCPを解除する方法を確認する!

 

400-MEDI032を各機器に接続する

次に400-MEDI032を各機器に接続していきます。

特に決まった順番はありませんが、まずはPS4(PS5/Switch/カメラ)からのHDMIをIN側に接続します。

 

ちなみに、スマホのiPhoneを接続したい人もいると思いますが、その場合はHDMI変換ケーブルをiPhoneに接続してからHDMI接続する必要があります。

以下のApple純正品「Lightning Digital AVアダプタ」を使用して接続して下さい。

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Apple(アップル)
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ちなみに、こちらは純正品となっていますが、似たような製品で同じ機能を持った製品も販売されている場合があります。

そちらは値段が安いのでそっちを購入したくなりますが、接続不良が発生しやすかったり、表示される映像の遅延時間が純正品よりも大きかったりする場合もあるので、個人的にはおすすめしていません。

純正品は値段が高いですが、品質が保証されていてサポートも充実しているので、基本的に純正品を購入するようにしましょう。

Androidを使っている人には申し訳ないですが、自分が使った事が無い以上は説明できないので、他の人のブログを確認したり、自力で接続方法を調べるようにしてください。

 

話を戻しますが、IN側にHDMIを接続できたら、次はOUT側に付属のHDMIケーブルを接続し、もう片方はゲーム画面を映したいモニターに接続します。

 

次に付属でUSBケーブルがあるので、Type-Cの方をキャプチャーボードに接続し、

 

反対側のType-Aの方はPCに接続して下さい。

 

すると、PCから電力が供給されますが、PS4などの外部機器の電源を入れていない場合は本体のランプが赤色に光ります。

 

この状態ではOBSに映像を映すことができないので、PS4などの外部機器の電源を入れて緑色に光る状態にして下さい。

 

ちなみに、この本体のランプの状態によって今どのような動作をしているのか確認できるようになっています。

付属されていた説明書を確認すると詳細に記載されているので確認してみてください。

 

次にヘッドセットを使ってゲーム音を聞きながらマイク音声も入れたいのであれば、キャプチャーボード本体の3.5mm4極ミニジャックにCTIA規格に対応したヘッドセットを接続して下さい。

ゲーム音だけを聞きたいのであれば、パススルー出力しているモニターにヘッドホンやイヤホンを接続するのもOKです。

 

ちなみに、PS4などのボイスチャットの音声も録画したい場合は、付属の3.5mm4極オーディオケーブルを使用してコントローラーと接続する事でボイスチャットの音声を録画する事ができます。

ただ、PS4ホーム画面の「設定」→「周辺機器」→「オーディオ機器」の順に選択し、出力機器が「テレビまたはAVアンプ」になっていて、ヘッドホンへの出力を「すべての音声」に選択しておけばこの接続を行う必要はありません。

 

これで接続は以上になりますが、ここまでの接続図のイメージとしてはこのようになっています。

ちなみに、性能レビューの所でも言いましたが、このキャプチャーボードはハードウェアエンコードなのでUSB接続したPC(OBS)の画面に遅延があり、約0.15秒遅れているのでその画面を見ながらゲーム実況するのは非常に困難となっています。

なので、ゲーム実況を行いたいのであれば、OBSに映ったゲーム画面を見ながらプレイするのではなく、必ずゲーム専用モニターを準備してパススルー出力した画面を見ながらプレイするようにして下さい。

ちなみに、ゲーム用のモニターの選び方を解説した記事を投稿していますし、
check!
>>ゲーム用モニターの選び方を確認する!

 

自分が使用しているPCやモニターなどの機材情報はこちらから確認する事ができるので気になる人は要チェックです!
check!
>>Geartics (ギアティクス)でしふぁの機材情報を確認する!

 

OBS Studioをインストールする

次にOBS Studioをインストールする方法を解説していきます。

もしかするとOBS Studioとは何なのかわからない人もいると思いますが、キャプチャーボードからの映像を映し出して録画や配信が行える無料のキャプチャーソフトとなっています。

 

ちなみに、このキャプチャーボードを購入すると「CyberLink Screen Recorder 4」というキャプチャーソフトを無料で利用できるようになっているのでOBSは必要無いと思ってしまいそうですが、

実際にインストールして使用してみると、録画や配信の設定を細かく調整できなかったり、ゲーム音や映像の設定、マイク音声なども細かく調整できるようになっていなかったので、個人的にはあまりおすすめしません。

 

ただ、OBSを使用すればゲーム音や映像の設定、マイク音声なども細かく調整できるようになっていますし、OBSも無料で使用することができるので、こちらをインストールして使用するのがおすすめです!

自分もこのOBSを使用しているので、まだインストールしていない人は以下のリンクのページで詳しいインストール方法を解説しているのでチェックしてみて下さい!
check!
>>OBSのダウンロード&インストール方法を確認する!

 

OBS Studioにゲーム画面を映す

次にOBSにゲーム画面を映す方法を解説していきます。

ちなみに、自分はWindowsを使用しているので、Windows版のOBSの画面で解説していきます。

 

まずは、ゲーム画面を表示させたいシーンを選択し、ソースの欄の「+」をクリックして「映像キャプチャデバイス」をクリックしてください。

 

すると、ソースを作成/選択という画面が表示されますが、わかりやすい名前を付けたら「OK」をクリックしてください。

今回は初期設定のまま解説していきます。

 

するとプロパティが表示されるので、デバイスの項目を「U2 H264 Video」に設定してください。

 

次に解像度/FPSタイプを「カスタム」、解像度は「1920×1080」、FPSは「出力FPSに合わせる」に設定します。

 

次に音声出力モードが「音声のみキャプチャ」であることを確認し、「カスタム音声デバイスを使用する」にチェックを入れて下さい。

 

すると、音声デバイスの項目が表示されるので「マイク(U2 H264 Video)」に設定したら「OK」をクリックしましょう!

 

すると、OBSにPS4の画面が映ります!

 

ちなみに、ゲーム音についてですが、性能レビューの所でも言ったようにOBSの設定でPCに接続したヘッドホンやイヤホンからゲーム音を聞こえるようにする設定を行うと音ズレが発生します。

OBSで設定したBGMを聞きながら録画や配信をしたり、Discordといった通話ソフトでボイスチャットしながら録画や配信をするなどの、ゲーム音以外の音声を聞きながらやりたい人もいると思いますが、このキャプチャーボードではゲーム音と一緒にそれらの音声を聞くのは難しいので注意して下さい。

ゲーム音しか聞かないのであれば、キャプチャーボード本体にCTIA仕様の3.5mm4極ミニジャックが搭載されているので、それに対応したヘッドセットならばこちらに接続する事で遅延の無いゲーム音を聞きながらゲームをプレイし、マイク音声も入れる事ができるようになっています。

もしくは、パススルー出力しているモニターにヘッドホンやイヤホンを接続する事でもゲーム音を聞くことができるので、好きな方に接続してゲーム音を聞くようにして下さい。

 

マイクの遅延設定を行う

次にヘッドセットのマイクを使用するのではなく、USB接続やXLR接続できるようなマイクを個別で準備して使用したい人もいると思うので、その場合はマイクの遅延設定を行います。

マイクを使用しなかったり、キャプチャーボード本体にヘッドセットを接続してマイク音声も入れるという人は今回の設定は飛ばしてもらって構いません。

ちなみに、性能レビューの所でも言ったようにOBSに映った映像は約0.15秒という遅延が発生しているので、OBSでゲーム映像とマイク音声を同時に撮影するとズレが生じて違和感が出てきます。

それを無くすために今回のマイクの遅延設定を行っていきますが、まずはPCにマイクを接続してOBSで基本的なマイク設定を行う必要があるので、まだマイクの基本的な設定ができていないという人は、こちらのページを確認して基本的なマイク設定をまずは行って下さい。

check!
>>OBSでのマイク設定方法を確認する!

 

基本的なマイク設定が終わった事を前提に遅延設定のやり方を解説しますが、まずは音声ミキサーの中にある歯車マークをどれでも良いのでクリックして「オーディオの詳細プロパティ」をクリックします。

 

すると、このような画面が表示されますが、

 

マイクの同期オフセットを「150ms」に設定してください。

ちなみに「ms」という単位は「ミリ秒・ミリセカンド」と言うのですが、「1ms」だと1000分の1秒という意味になっています。

今回はゲーム画面が約0.15秒ほど遅延があるので、それに合わせるために「150ms」と入力しています。

 

設定する事ができたら「閉じる」をクリックしてください。

 

ここまで来たらあとはOBSで録画や配信の設定を行えばOKです。

ただ、今からそれを解説するとめちゃくちゃ長くなってしまうので、PS4やSwitch、スマホ、PS5、カメラ映像を録画・配信する時のOBS設定方法を解説した記事を別に作成しております。

それぞれの記事は今まで解説した内容と被っている部分もあるので、目次を参考にしながらOBSを設定し、実際に録画や配信を行って確認していって下さい。
check!
>>PS4やSwitchで録画する時のOBS設定方法を確認する!

>>PS4やSwitchをYouTube生配信する時のOBS設定方法を確認する!

>>スマホゲームを録画する時のOBS設定方法を確認する!

>>スマホゲームをYouTube生配信する時のOBS設定方法を確認する!

>>PS5を録画する時のOBS設定方法を確認する!

>>PS5をYouTube生配信する時のOBS設定方法を確認する!

>>カメラを使って実写映像を録画する時のOBS設定方法を確認する

>>カメラを使って実写映像をYouTube生配信する時のOBS設定方法を確認する!

 

ちなみに、OBSに映したゲーム画面の画質をさらに上げる方法を解説したページも作成しています。

低スペックのPCでも簡単に行える方法となっているので、気になる人はこちらもチェックしてみて下さい!
check!
>>OBSでゲーム画面の画質を上げる方法を確認する!

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②SDカード録画モード

次にSDカード録画モードのやり方を解説しますが、PS4の映像を録画したり静止画を保存する手順を解説していきます。

ちなみに、使い方の手順を大まかに解説しておくと、

・HDCPを解除する
・400-MEDI032を各機器に接続する
・実際に録画や静止画を保存する
・SDカードリーダー/ライターモードでPCに動画を移動させる

という手順で解説していきます。

先ほど解説したPC録画モードを行う時のやり方と一部被っている事があるので、その点に関してはサクッと解説していきますが、順番に丁寧に解説していくので1つ1つ作業を進めていきましょう!

 

HDCPを解除する

まずはHDCPというコピーガードを解除していきますが、キャプチャーボード本体横にあるHDCPのスイッチをOFFの方に切り替えて下さい。

ついでに、その隣にある録画モード切り替えスイッチをCARDに切り替えてSDカード録画モードにしておきましょう。

 

次にPS4やPS5を使用する場合のみに必要な作業となっていますが、ゲーム機本体の設定でHDCPを解除する設定があるのでこれを解除します。

この作業はPCモードを行う時に設定したので大丈夫だと思いますが、まだPS4やPS5のHDCPを解除していないという人は、以下のリンクから設定方法を確認してみて下さい。
check!
>>PS4のHDCPを解除する方法を確認する!

>>PS5のHDCPを解除する方法を確認する!(準備中です)

 

400-MEDI032を各機器に接続する

次に400-MEDI032を各機器に接続していきます。

まずはキャプチャーボードにSDカードを挿入してください。

 

次にPCモードの時と同じようにHDMIケーブルとUSBケーブルをキャプチャーボード本体に接続します。

 

ちなみに、SDカード録画モードの場合はUSBケーブルを使用して電力を供給する必要があるのですが、Type-Aの方を直接PCに接続しても良いですし、

 

スマホのACアダプタを間に挟んで、コンセントに接続して電力を供給しても大丈夫です。

 

電力が供給されると、PS4などの外部機器の電源を入れていない場合は本体のランプが赤色に光ります。

 

この状態では映像を録画する事ができないので、PS4などの外部機器の電源を入れて緑色に光る状態にして下さい。

 

ちなみに、この本体のランプの状態によって今どのような動作をしているのか確認できるようになっています。

付属されていた説明書を確認すると詳細に記載されているので確認してみてください。

 

次にヘッドセットを使ってゲーム音を聞きながらマイク音声も入れたいのであれば、キャプチャーボード本体の3.5mm4極ミニジャックにCTIA規格に対応したヘッドセットを接続して下さい。

ゲーム音だけを聞きたいのであれば、パススルー出力しているモニターにヘッドホンやイヤホンを接続するのもOKです。

 

ちなみに、PS4などのボイスチャットの音声も録画したい場合は、付属の3.5mm4極オーディオケーブルを使用してコントローラーと接続する事でボイスチャットの音声を録画する事ができます。

ただ、PS4ホーム画面の「設定」→「周辺機器」→「オーディオ機器」の順に選択し、出力機器が「テレビまたはAVアンプ」になっていて、ヘッドホンへの出力を「すべての音声」に選択しておけばこの接続を行う必要はありません。

 

ここまでの接続図のイメージとしてはこのようになっています。

ちょっと複雑になっているので注意して下さい。

 

実際に録画や静止画を保存する

それでは実際の録画方法を解説しますが、ランプが緑色の状態である事を確認したら、本体上面にある円形の録画ボタンをカチッと1回押すと緑色で点滅する状態に変化します。

この状態になると録画中となっているので、実際にパススルー出力している画面を見ながらゲームをプレイしてみて下さい。

録画をやめたい場合は、録画開始した時と同じように本体真ん中にある録画ボタンをカチッと1回押すと緑色に光る状態に変化して録画をやめる事ができます。

 

ちなみに、このキャプチャーボードには静止画を保存する事ができる機能が搭載されており、本体横にあるカメラマークのボタンを1回カチッと押すと静止画を保存する事ができます。

SDカード録画モードにしておけば録画していない状態でも静止画を保存する事ができるので、サムネイル用の画像を撮影したい場合は活用してみて下さい。

 

SDカードリーダー/ライターモードでPCに動画を移動させる

次にSDカードリーダー/ライターモードでPCに動画を移動させる方法を解説していきます。

もしもスマホ用のACアダプタを使用して電力を供給していた場合は、PCにUSB接続し直してから行うようにして下さい。

 

やり方は非常に簡単で、本体上面にある円形の録画ボタンを3秒以上長押しすると、ランプの色が緑色点灯から青色点灯に変化してPCと接続されます。

 

PC側を確認してみると、このような画面が表示されていると思うので「VIDEO」をクリックすると、

 

このように実際に録画した動画が表示されます。

この動画をクリックする事で再生できるので確認してみるのはもちろん、PCに動画を移動させたいのならデスクトップ画面などにドラッグ&ドロップしてコピーしたり、いらないと思ったら動画の上で右クリックして「削除」を選択して削除するようにして下さい。

 

ちなみに、「JPG」の方をクリックすると、

 

保存した静止画を確認する事ができるので覚えておきましょう。

 

ちなみに、PCで動画の管理が終わったら、再びSDカード録画モードに移行して録画し直したい場合もあると思います。

その場合は、1度本体の録画モード切り替えスイッチを「PC」に切り替えた後に「CARD」に戻すという事をやらないとSDカード録画モードに戻すことができないので覚えておきましょう。

 

ちなみに、PCに動画を移動させた後は動画編集を行うと思いますが、自分はPowerDirector365という動画編集ソフトを使用して動画作成しています。

サイバーリンク公式オンラインストア

このブログ内でPowerDirectorの実際の購入方法やインストール方法、初心者向けの使い方を解説したページをいくつも投稿しており、それらをまとめたページも作成しているので、自分と同じPowerDirectorを実際に使用して動画編集を行ってみたい人はチェックしてみて下さい!
check!
>>PowerDirectorの使い方まとめページを確認する!

 

まとめ

今回は、サンワダイレクト400-MEDI032の性能(レビュー/評価)はもちろん、使い方についても解説しました!

ちなみに、自分は約20種類のキャプチャーボードを実際に購入して使用した経験がありますが、キャプチャーボードや各製品の性能や使い方、おすすめ製品をまとめたページを作成しているので気になる人はチェックしてみて下さい!
check!
>>キャプチャーボードの性能/使い方/おすすめ製品まとめページを確認する!

 

また、自分は「しふぁチャンネル」というゲーム実況チャンネルと「しふぁの作業部屋」というこれからYouTubeを始めたい人向けの情報を発信しているチャンネルを運営していますが、両方のチャンネルとも収益化の条件である、

・登録者1000人
・直近12ヶ月の総再生時間が4000時間以上

この条件をクリアしており、収益化もしています。

特に「しふぁの作業部屋」ではたった4ヶ月間・3日に1本動画を投稿するだけで収益化する事ができたので、その時のノウハウをまとめた記事をnoteにて販売しております。

少しでも早く登録者数や再生回数を増やして収益化まで行きたいと考えている人にとって役に立つ情報を解説していますし、今なら購入者限定で無料で貰えるお得な特典も用意しています!

今後も特典を増やしたり、内容のアップデートも行っていく予定なので、お得なうちにチェックしてみて下さいね♪

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この記事を書いた人
しふぁ

「1人でゲームをプレイするのは面白くない!」というのがキッカケでYouTubeで「しふぁチャンネル」というゲーム実況チャンネルを運営開始。約1年4ヶ月で収益化達成。その経験を元に自分と同じようにゲーム実況を始めたい人向けに本ブログを運営開始。さらにブログで解説している内容を動画化するために第2のYouTubeチャンネル「しふぁの作業部屋」も運営開始。こちらは3日に1本・たった4ヶ月の動画投稿で収益化を達成。2023年4月時点で登録者5.5万人を突破。ゲーム実況は非常に楽しいし、たくさんのゲーム仲間と繋がれる最高のコンテンツと考えているので、その魅力を1人でも多くの人に体験してもらえるよう、今からゲーム実況を始めたい人をサポートしています。

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