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AVerMedia GC553のレビューと使い方/音ズレの対処法やOBS設定方法も解説!


ゲーム実況などを行うためにキャプチャーボード(ビデオキャプチャカード)が欲しくてAmazonや楽天などで調べていると、AVerMedia Live Gamer ULTRA GC553という商品が気になった人もいるのではないでしょうか?

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他のキャプチャーボードと比べると少し値段が高いですが、どんな性能があるのか良く分からない人もいると思いますし、実際に購入したけど使い方がよくわからないという人もいると思います。

ちなみに、自分は「しふぁチャンネル」というゲーム実況チャンネルや「しふぁの作業部屋」というチャンネルを運営しているのですが、今回のGC553はもちろん、他にも様々なキャプチャーボードを使用してOBS Studioというキャプチャーソフトを使って録画や配信を行っている経験があります

今回はその経験を元に、GC553はどういった性能があるのかレビュー(評価)するのはもちろん、OBSでの使い方も解説していこうと思うので、これからGC553を購入したい人や使い方がわからない人は最後まで確認していって下さい!

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🔽実際に購入した約20種類のキャプチャーボードの情報をまとめています。
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>>キャプチャーボードの性能/使い方/おすすめ製品まとめページを確認する!

 

動画でも解説しています

 

※動画で解説している設定方法の情報は一部古くなっています。レビューに関しては参考にしてOKですが、設定方法に関してはブログ記事で確認してください。

GC553の性能

それではまず最初に、GC553をまだ購入していない人向けにこの製品の性能について解説していこうと思います。

すでにGC553を購入していて設定方法を早く知りたいという人は、目次から使い方を解説している項目に飛んでみて下さい。

 

それではGC553の特徴を簡単にレビューすると、

【メリット】
・4K/30fps、1440p/60fps、1080p/120fpsという映像を映して録画可能
・遅延が無い状態で4K/60fpsのHDRもしくは1080p/240fpsの映像を見ながらゲームプレイ可能
・OBSの画面を見てプレイできるほど遅延が少ない
・動画編集ソフト付きなのでゲーム実況におすすめ
・冷却性能が高い
【デメリット】
・設定が面倒
・値段が高い

といった感じですかね。

設定が少し面倒な所がありますが、1440p/60fpsという高画質で映像を映す事ができますし、その他の性能も非常に良いのでかなりおすすめできるキャプチャーボードとなっていました!

 

それでは重要な部分の性能をまとめてみると、このようになっています。

GC553の性能
ゲーム機との接続HDMI 2.0
PCとの接続USB 3.1 Gen1端子(Type-C to A)
モニターとの接続
(パススルー出力)
HDMI 2.0(ケーブル付属)
4K/60fps(HDR)または1080p/240fpsの映像を
遅延無く映せるパススルーに対応
最大入出力解像度4K/60fps(HDR)または1080p/240fps
最大録画解像度4K/30fps(HDR)、1440p/60fps(HDR)、1080p/120fps
エンコード方式ソフトウェアエンコード
対応OSWindows、macOS
備考動画編集ソフト「PowerDirector 15 for AVerMedia」が付属

 

ちなみに、動作環境としては以下のようになっているので、自分のPCで使用することができるのか確認しておきましょう。

もしも、確認方法がわからないのであれば、この後解説する診断ツールというものを使用すれば、自分のPCで使用することができるのか確認する事ができるのでチェックしてみて下さい。

動作環境(Windows)
CPU【4K、HDR、高リフレッシュレート キャプチャーの場合】
デスクトップ:Intel Core i5-6xxx 以上
(Intel Core i7-7xxx以上推奨)
ノートPC:Intel Core i7-7700HQ 以上
ーーーーーーーーーーーーーーーー
【1080p/60fps キャプチャーの場合】
デスクトップ:Intel Core i5-4440 3.10GHz 以上
ノートPC:Intel Core i7-4810MQ 以上
GPU 【4K、HDR、高リフレッシュレート キャプチャーの場合】
デスクトップ:NVIDIA GeForce GTX 1060 以上
ノートPC:NVIDIA GeForce GTX 1050 Ti 以上
ーーーーーーーーーーーーーーーー
【1080p/60fps キャプチャーの場合】
デスクトップ:NVIDIA GeForce GTX 660 以上
ノートPC:NVIDIA GeForce GTX 870M 以上
メモリ【4K、HDR、高リフレッシュレート キャプチャーの場合】
8GB RAMもしくはそれ以上推奨
(※デュアルチャンネル必須)
ーーーーーーーーーーーーーーーー
【1080p/60fps キャプチャーの場合】
4GB RAM(8GB RAM もしくはそれ以上推奨)

 

動作環境(Mac)
CPU 【4K、HDR、高リフレッシュレート キャプチャーの場合】
デスクトップ:3.6GHz クアッドコア Intel Core i7 以上
ノートPC:2.8GHz クアッドコア Intel Core i7 以上
ーーーーーーーーーーーーーーーー
【1080p/60fps キャプチャーの場合】
デスクトップ:3.6GHz クアッドコア Intel Core i7 以上
ノートPC:2.6GHz クアッドコア Intel Core i7 以上
GPU 【4K、HDR、高リフレッシュレート キャプチャーの場合】
デスクトップ:AMD Radeon Pro 555(2GB VRAM)以上
ノートPC:AMD Radeon Pro 555(2GB GDDR5 メモリ)以上
ーーーーーーーーーーーーーーーー
【1080p/60fps キャプチャーの場合】
デスクトップ:AMD Radeon Pro 555(2GB VRAM)以上
ノートPC:AMD Radeon Pro 450(2GB GDDR5 メモリ)以上
メモリ 【4K、HDR、高リフレッシュレート キャプチャーの場合】
デスクトップ:16GB 2400 MHz DDR4 もしくはそれ以上推奨
ノートPC:16GB 2133 MHz LPDDR3 もしくはそれ以上推奨
ーーーーーーーーーーーーーーーー
【1080p/60fps キャプチャーの場合】
デスクトップ:16GB 2400 MHz DDR4 もしくはそれ以上推奨
ノートPC:16GB 2133 MHz LPDDR3 もしくはそれ以上推奨
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GC553の性能についてですが、何を言っているのか分からないという人もいると思うので、ここからは実際に使用してみたレビュー(評価)も交えながら各性能を詳細に解説していきます。

図を使いながら解説していきますが、このGC553というキャプチャーボードはPS5やPS4、Switch、スマホ、カメラなどの映像を出力できる外部機器から4K/60fps(HDR)、1080p/240fpsの映像を入力する事ができるようになっています。

 

そして、GC553からゲーム用モニターにHDMI接続するとパススルー出力する事ができ、4K/60fps(HDR)、1080p/240fpsの映像を遅延が無い状態で映せるので、快適な状態でゲームをプレイする事が可能です!

ただ、使用しているモニターが4K/60HzのHDRに対応していないと、4K画質でプレイすることはできないので注意して下さい。

 

あと、GC553とパソコンをUSB接続すれば、4K/30fps(HDR)、1080p/120fpsの映像を録画したり配信することが可能です。

ちなみに、公式サイトには記載されていませんが、2560×1440の1440p/60fps(HDR)にも録画解像度が対応しているので非常におすすめできるポイントとなっていますね!

ただ注意点として、AVerMediaの公式サイトを調べてみると、AVerMedia製品のほぼ全てがAndroidのスマホやPS3のHDCPというコピーガードを解除する事ができなくなっています。

GC553に関しては記載が見つからなかったのですが、これまでの傾向としてこのキャプボにHDMI接続したとしてもOBSに映像を映すことができなくなっている可能性が高いので、そのような用途で使用したいと考えていた人は、キャプボ本体でHDCPを解除する事ができる他の製品を使用するようにして下さい。

 

画質について

まずは画質が気になる人も多いと思うので、実際にPS4でゲーム内ムービーをOBSで録画してみた映像を確認してみるとこのようになります。

 

OBSの録画設定は1080p/60fpsにして撮影していますが、録画設定をちゃんとやっているおかげもあって、動きが激しい所も乱れることなく綺麗な映像と音声になっています。

これがPS4 ProだったりPS5の場合は4K/30fpsでOBSに映すことができるので、より一層綺麗な映像で録画する事が可能です!

 

ちなみに、GC553は1440p(2K)/60fpsの録画解像度にも対応しているので、60fpsの滑らかな映像で高画質に録画や配信をしたいという人にもおすすめな製品となっています。

実際にPS5を使用してOBS側では1440p/60fpsで撮影した映像を確認してみて下さい。

 

ちなみに、キャプチャーボードを使用して録画や配信を行っているとキャプチャーボード自体がものすごく熱を持ってしまう事があるのですが、この状態が長時間続いてしまうと性能が下がってしまったり、部品が消耗してしまうので故障しやすくなったりします。

しかし、このGC553にはファンが内蔵されており、他のキャプチャーボードと比べると冷却性能がかなり優れているので熱による影響を受けにくくなっているんですよね。

そのため、

「性能は良いけど値段が高いなぁ~」

と思っていた人も多いと思いますが、熱による影響を受けにくいという事は耐久性に関しては他の製品よりもかなり信頼性があるので、長期間安心して使用できる事を考えたらコスパは良いと思います。

ただ注意点として、わずかではありますがファンの音が聞こえてくるので、静かな部屋で使用していると気になる人もいるかもしれません。

しかし、ヘッドホンやイヤホンを付けていたら全く気にならないくらいのレベルですし、冷却性能に力を入れているキャプチャーボードというのはかなり少ないので非常におすすめです。

 

※追記情報
YouTubeのコメントで視聴者さんからの指摘があり、本当に1080p/60fpsなのか、それとも30を60FPSにした疑似フレームなのか検証していなかったので、実際に検証した動画を作成してみました。

実際に確認してもらうとわかりますが、ちゃんと1コマずつ映像が動くので確実に60fpsが出てる事がわかります。

 

エンコード方式について

次にエンコード方式について解説していきますが、各外部機器からの映像をPCのキャプチャーソフトに映すにはエンコードというデータの変換作業を行ってあげる必要があります。

このエンコードを行うやり方(エンコード方式)は2種類存在していて、GC553の場合はソフトウェアエンコードでエンコードを行うようになっていますね。

このソフトウェアエンコードの特徴としては、映像の処理をPCに任せることになるので、少ない遅延でOBSなどのキャプチャーソフトに映像を表示させる事ができるという特徴があります。

ちなみに、ソフトウェアエンコードの性能というのは製品によって優劣があり、GC553の場合はパススルー出力の映像とOBSに映った映像を比べてみると、以下の動画のように約0.07秒という遅延になっていました。

今までたくさんのキャプチャーボードを使用してきましたが、基本的にOBSに映った映像の遅延が約0.1秒以内ならばその映像を見ながら・PCに接続したヘッドホンから音声を聞きながらゲームをプレイできるギリギリの遅延になっています。

しかし、このGC553の場合は約0.07秒という外付けキャプチャーボードの中でもトップクラスで少ない遅延になっているので、シューティングゲームのような動きが速いゲームをプレイする場合でも、OBSに映った画面を見ながらゲーム実況を行う事が可能です!

また、OBSで設定したBGMを聞きながら、Discordで通話しながらプレイしたい人もいると思いますが、これだけ遅延が少ないならば特に違和感なくプレイできるので非常におすすめです。

 

ちなみに、スマホゲーム実況を行いたい人もいると思いますが、スマホの映像をOBSに映すにはキャプチャーボードとスマホの間にHDMI変換ケーブルを接続する必要があります。

例えばiPhoneを使用するならばApple純正品のLightning Digital AVアダプタを推奨しているのですが、これを接続すると約0.01秒ほど遅延時間が増えてしまうんですよね。(使用機材によって遅延時間は変化します)

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しかし、このGC553を使用すれば約0.01秒の遅延時間が増えたとしても、トータルで約0.08秒の遅延時間にしかならないので、スマホゲームをプレイしたい人にも非常におすすめできる製品となっています!

 

付属で付いて来る物について

次に付属で付いて来る物についてですが、PowerDirector 15 for AVerMedia という動画編集ソフトが無料で使用できるようになっています。

ちなみに、PowerDirectorとは国内販売シェアNo.1の動画編集ソフトとなっていて、自分もPowerDirector365という動画編集ソフトを使用して動画作成をしています。

今回はPowerDirector 15という事なので過去バージョンのPowerDirectorとなっていますが、本来であれば有料の動画編集ソフトを無料で利用できるようになっていますし、カット編集や字幕入れといった編集ができるようになっているのでゲーム実況動画も簡単に作成することが可能です!

ただ、PowerDirector15はWindowsのみ対応している動画編集ソフトとなっており、Macの人は使用できないので注意するようにして下さい。(自分が使用しているPowerDirector365ならMac対応です)

過去バージョンなので画面の仕様などが違っていると思いますが、PowerDirectorでの編集方法を解説したブログ記事も投稿しているので、もしもPowerDirectorを使用する場合は以下の使い方まとめページからやり方をチェックしてみて下さい!
check!
>>PowerDirectorの使い方まとめページを確認する!

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GC553の性能まとめ

ここまでGC553の性能について解説してきましたがどうだったでしょうか?

特徴をまとめますと、

【メリット】
・4K/30fps、1440p/60fps、1080p/120fpsという映像を映して録画可能
・遅延が無い状態で4K/60fpsのHDRもしくは1080p/240fpsの映像を見ながらゲームプレイ可能
・OBSの画面を見てプレイできるほど遅延が少ない
・動画編集ソフト付きなのでゲーム実況におすすめ
・冷却性能が高い
【デメリット】
・設定が面倒
・値段が高い

といった感じですかね。

1440p/60fpsで映像を映せるのでPS5を高画質で録画/配信したいのであれば非常におすすめですし、遅延もトップクラスで少ないのでOBSで設定したBGMを聞きながら、Discordで通話しながらプレイしたい場合でもおすすめです。

ちなみに、GC553よりも性能が良いキャプチャーボードは他にもありますが、接続端子が特殊で使用できなかったり、取り付けに専門知識が必要な内蔵型の製品ばかりとなっています。

外付けキャプチャーボードで取り扱いやすく、1440p/60fpsという高画質で録画できる製品は中々無いので、画質や品質重視で選ぶのであれば非常におすすめです!

GC553が気になる人はこちらから製品情報をチェックしてみて下さい!

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診断ツールを使ってみよう!

GC553を実際に購入してみたいと思った人もいると思いますが、AVerMediaのGC553製品ページで診断ツールというものをダウンロードできるようになっています。

診断ツールを利用すれば、今自分が持っているPCでGC553を使用することができるのか簡単に調べることができるようになっているので、実際に購入する前に確認しておくのがおすすめです。

以下にやり方を記載しておくので確認してやってみて下さい。

GC553の公式サイトを開く
②画面上の「ダウンロード」をクリック
③ダウンロードの欄に移動するので「診断ツール」をクリック
④一番上にある最新版の診断ツールをダウンロードする
⑤ブラウザでChromeを使用しているなら左下の圧縮ファイルをドラッグしてデスクトップ上にドロップする(他のブラウザを使用しているなら「PC」→「ダウンロード」→圧縮ファイルをドラッグしてデスクトップ上にドロップ)

⑥圧縮ファイルを右クリックし、プロパティを開く
⑦「全般」タブの一番下の「セキュリティ」の右側にある「許可する」にチェックを入れて「OK」をクリック
⑧圧縮ファイルを右クリックして「すべて展開」をクリック
⑨展開場所を決めて「展開」をクリック

⑩表示された画面内のフォルダをクリックしていくと「DeviceDiagnosisTool.exe」というのがあるのでクリック
⑪GC553にチェックを入れて画面左上の「START」をクリック
⑫英文で「より正確な検出を行うために、他のソフトウェアをすべて閉じてネットワークに接続してください。」と表示されるので、不必要なソフトを閉じて「OK」をクリックして診断する

診断して大丈夫なのであれば、こちらから購入してくれると非常に嬉しいです!↓↓↓

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GC553の使い方

それではここからはGC553の使い方について解説していきますが、今回はOBS Studioというキャプチャーソフトにゲーム機の映像を映すまでの手順を解説していきます。

PS4やPS5、Switch、カメラ映像の場合でも手順はほぼ同じですし、スマホの画面を映したい場合は必要機材や設定方法についても後ほど解説するので、PS4以外を映したい人も安心して確認していって下さい。

ちなみに、使い方の手順を大まかに解説しておくと、

・GC553を各機器に接続する
・必要なソフトウェアのインストールをする
・OBS Studioで設定してゲーム画面を映す

という手順で解説していくので順番にチェックしていきましょう!

 

GC553を各機器に接続する

それではまず最初にGC553を各機器に接続していきます。

特に決まった順番はありませんが、まずは付属でUSB 3.1 Gen1端子(Type-C to A)が付いたケーブルがあるので、Type-Cの方をGC553に接続します。(端子の形状でわかると思います)

 

次にType-Aの方はPCに接続して下さい。

ただ注意点として、PCに接続する時にUSB2.0の端子に接続してしまうと動作しない場合があるので、必ずUSB3.0の端子に接続するようにして下さい。

USB2.0と3.0の見分け方がわからないという人はこちらのページで詳しく解説しているので要チェックです!
check!
>>キャプチャーボード使用時に注意したいUSB2.0と3.0の違い(見分け方)を確認する!

 

PCにUSB接続すると電源が供給されるので、青く光ればOKです。

 

次にゲーム機(PS4/PS5/Switch)からのHDMIをGC553のIN側に接続します。

 

ちなみに、スマホのiPhoneを接続したい人もいると思いますが、その場合はHDMI変換ケーブルをiPhoneに接続してからHDMI接続する必要があります。

以下のApple純正品「Lightning Digital AVアダプタ」を使用して接続して下さい。

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ちなみに、こちらは純正品となっていますが、似たような製品で同じ機能を持った製品も販売されている場合があります。

そちらは値段が安いのでそっちを購入したくなりますが、接続不良が発生しやすかったり、表示される映像の遅延時間が純正品よりも大きかったりする場合もあるので、個人的にはおすすめしていません。

純正品は値段が高いですが、品質が保証されていてサポートも充実しているので、純正品を購入するようにしましょう。

 

話を戻しますが、IN側にHDMIを接続できたら、次はOUT側に付属のHDMIケーブルを接続し、もう片方はゲーム画面を映したいモニターに接続します。

できたら接続作業は完了です。

 

全体の接続図のイメージとしてはこのようになっています。

ちなみに、個人的な意見になりますが、ゲーム実況を行うのであればモニター1台だけというのはあまりおすすめしていません。

なぜかと言うと、動画撮影する時はOBSなどのキャプチャーソフトを表示させないといけませんし、生配信するならYouTubeの配信管理画面やコメント欄なども表示させないといけないので、モニター1台だけでは作業がやりにくいからです。

この接続図のように1台はフル画面でゲーム画面を表示させるゲーム用モニター、もう1台はOBSやYouTubeといった画面を表示させる裏方用モニターというように、モニターを2台使うと録画や配信がやりやすくなるので個人的にはモニター2台を推奨しています。

ちなみに、ゲーム用のモニターの選び方を解説した記事を投稿していますし、
check!
>>ゲーム用モニターの選び方を確認する!

 

自分が使用しているPCやモニターなどの機材情報はこちらから確認する事ができるので気になる人は要チェックです!
check!
>>Geartics (ギアティクス)でしふぁの機材情報を確認する!

 

必要なソフトウェアのインストールをする

GC553を各機器に接続できたら必要なソフトウェアのインストール行いますが、

・RECentral
・AVerMedia Engine
・OBS Studio

これら3つのソフトウェアをインストールしていきます。

記事の最初の方でも言いましたが、「設定が面倒」という理由がまさにこれです。

作業難易度はそこまで高くないのでPC初心者の人でも簡単に作業できますが、少し根気が必要なので頑張ってインストールしていきましょう。

ちなみに、自分はWindows10を使用しているので、Windows10でのやり方を解説していきます。

また、時期によっては画面の仕様が変化して実際の画面とは異なる場合もありますので予めご了承ください。

 

RECentralのインストール方法

まず最初にRECentral(レックセントラル)という専用のキャプチャーソフトをダウンロードしていきます。

こちらの「Live Gamer ULTRA – GC553」というページにアクセスしてください。

 

アクセスできたらダウンロードのタブをクリックしましょう。

 

するとダウンロードのページまで一気に移動するので、Windowsを使用している場合は「ソフトウェア(PC)」をクリックします。

 

次に1番上に表示されている物が最新版となっているので、「ダウンロード」をクリックしてRECentralのインストーラーをダウンロードしましょう。

 

ブラウザでChromeを使っている場合は画面左下にインストーラーがダウンロードされるので、こちらをクリックして下さい。

 

もしも他のブラウザを使用していて、どこにダウンロードされたのかわからない場合は、「PC」をクリックして「ダウンロード」をクリックすると、1番上に「RECentral~~~.exe」というのがあるのでこちらをクリックします。

 

すると、お使いのPCによってはこのような画面が表示されるので「はい」をクリックしてください。

 

次にこのような画面が表示されるので「次へ」をクリックします。

 

次にソフトウェア利用許諾契約書が表示されますが「次へ」をクリックしてください。

 

次にインストール先のフォルダを指定しますが、特に変更することなく「次へ」をクリックします。

 

するとインストールが始まるので、終わるまで待ちましょう。

インストールが終わるとこのような画面が表示されるので「終了」をクリックします。

 

すると、RECentralが起動してこのような画面が表示されるので、このままRECentralを使用したい人は表示されている説明に応じて設定していって下さい。

ちなみに、キャプチャーソフトはこの後インストールを行うOBS Studioを使用するのが自由度が高くて扱いやすいので、個人的にはOBSを推奨しています。

なので、自分と同じようにOBSを使用したい人は「キャンセル」をクリックしてください。

ちなみに、キャプチャーソフトとしてOBSを使用する場合はRECentralは使用しない事になりますが、RECentralのアンインストールは行わないでください。

RECentralのアンインストールを行うとOBSにゲーム画面が映らなくなってしまうので、そのまま残しておきましょう。

 

ちなみに、ちゃんと映像が映るのか確認するためにPS4(PS5/Switch)の電源を入れてみましょう。

このようにRECentralにゲーム画面が表示されれば、OBSで設定を行った場合でもちゃんと表示されます。

ちなみに、PS4やPS5の場合はHDCPというコピーガードを解除しないとRECentralはもちろん、OBSにもゲーム画面を映すことができないので注意が必要です。
※SwitchにはHDCPは無いので設定する必要はありません。

PS4やPS5のHDCPを解除する方法はこちらのページから確認する事ができるので、やり方を確認してRECentralにゲーム画面が映るか試してみて下さい。
check!
>>PS4のHDCPを解除する方法を確認する!

>>PS5のHDCPを解除する方法を確認する!

 

ちなみに、iPhoneを使用している場合もHDCPの解除を行わないとRECentralはもちろん、OBSにもゲーム画面を映すことができないので注意が必要です。

iPhoneのHDCPを解除する方法はこちらのページから確認する事ができるので、やり方を確認してRECentralにスマホゲームの画面が映るか試してみて下さい。
check!
>>iPhoneのHDCPを解除する方法を確認する!

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AVerMedia Engineのインストール方法

次にAVerMedia Engineというプラグインをインストールしていきます。

再びダウンロードのページに戻り、今度はプラグインのタブをクリックします。

対応OSや説明を確認して大丈夫ならダウンロードボタンをクリックしましょう。

※追記
前まではGC553のダウンロードの項目に「プラグイン」タブがあったのですが、現在は表示されなくなっています。

AVerMediaに問い合わせてみた所、GC553ページ内へのStream Engine(プラグイン)のアップロードが行われていない状態だったとのことです。
(恐らくWindows11に対応するために色々やってた影響かな?)

ひとまずGC311という製品のページ内からStream Engineをダウンロード・インストールする事でも大丈夫という事でしたので、以下のリンクからプラグインをダウンロードするようにして下さい。
>>https://www.avermedia.co.jp/product-detail/GC311

 

ブラウザでクロームを使っている場合は画面左下にダウンロードされるので、ダウンロードされたらこちらをクリックします。

 

もしも他のブラウザを使用していて、どこにダウンロードされたのかわからない場合は、「PC」をクリックして「ダウンロード」をクリックすると、1番上に「AVerMedia Engine Installer~~.exe」というのがあるので、こちらをクリックします。

 

お使いのPCによってはこのような画面が表示されるので「はい」をクリックします。

 

このような画面が表示されるので「次へ」をクリックします。

 

ソフトウェア利用許諾契約書が表示されますが「次へ」をクリックします。

 

インストール先のフォルダを指定しますが、特に変更することなく「次へ」をクリックします。

 

するとインストールが始まるので、終わるまで待ちましょう。

インストールが終わるとこのような画面が表示されるので「終了」をクリックしてください。

AVerMedia EngineのインストールはOKです!

 

OBS Studioのインストール方法

次にOBS Studioをインストールする方法についてですが、そもそもOBS Studioとは先ほどインストールしたRECentralと同じキャプチャーソフトと言われるソフトとなっており、簡単に言えば録画や配信が行えるソフトとなっています。

無料で利用できるのはもちろんですが、RECentralと比べると機能がかなり充実しており、自分好みに画面を調整したり、ゲーム音やマイク音声なども細かく調整できるようになっているので、動画投稿者・配信者の中ではかなり有名なソフトとなっています。

自分もこのOBSを使用しているので、まだインストールしていない人は以下のリンクのページで詳しいインストール方法を解説しているのでチェックしてみて下さい!
check!
>>OBSのダウンロード&インストール方法を確認する!

 

OBS Studioで設定してゲーム画面を映す

必要なソフトウェアのインストールが終わったら、OBSにゲーム画面を映す方法を解説していきます。

ちなみに、RECentralの画面を開いたままにしている人もいるかもしれませんが、RECentralとOBSの両方を開いた状態だとゲーム画面が映らない場合があるので、RECentralの方は閉じておいてください。

 

まずは、ゲーム画面を表示させたいシーンを選択し、ソースの欄の「+」をクリックして「映像キャプチャデバイス」をクリックしてください。

 

すると、ソースを作成/選択という画面が表示されますが、わかりやすい名前を付けたら「OK」をクリックしてください。

今回は初期設定のまま解説していきます。

 

次にプロパティが表示されるので、デバイスを「Live Gamer ULTRA Stream_Engine – 1」に設定してください。

 

次に解像度/FPSタイプは「カスタム」に設定して下さい。

解像度は接続している機器の出力解像度に合わせて設定しましょう。(「3840×2160」に設定すると30fpsになってしまうので注意)

FPSは「出力FPSに合わせる」に設定するようにして下さい。

 

次に音声出力モードが「音声のみをキャプチャ」であることを確認できたら「OK」をクリックしましょう!

 

すると、OBSにゲーム機の映像が映ります!

ちなみに、1920×1080以上の解像度に設定した場合はOBSの画面よりも大きく表示されてしまうので、画面内の赤い■をドラッグして画面ピッタリになるようにサイズ調整を行うようにして下さい。

 

他にもまだ必要な設定があるので解説していきますが、ソースの欄の「+」をクリックして「音声入力キャプチャ」をクリックします。

 

すると、ソースを作成/選択という画面が表示されるので、わかりやすい名前を付けたら「OK」をクリックしてください。

今回は初期設定のまま解説していきます。

 

次にプロパティの画面が表示されるのでデバイスに「HDMI (Live Gamer Ultra-Audio)」を選択し、「デバイスのタイムスタンプを使用」のチェックが外れている事を確認したら「OK」をクリックしてください。

 

次に音声の設定を行っていきますが、音声ミキサーの項目にある映像キャプチャデバイスのスピーカーマークをクリックして×印が付いたミュートの状態にして下さい。

この状態で録画や配信を行えば正常にゲーム音が入るようになります。

ただ、PCに接続したヘッドホン(イヤホン/ヘッドセット)からはゲーム音が聞こえない状況なので注意が必要です。

 

ゲーム音を聞く方法としては2つあり、

①パススルー出力しているモニターにヘッドホンを接続する方法
②PCにヘッドホンを接続し、OBS側の設定を調整して音声を聞く方法

この2つの方法があります。

もしも、遅延の無いゲーム音を聞きたいのであれば、①のパススルー出力しているモニターにヘッドホンを接続してゲーム音を聞いてください。

もしも、OBSで設定したBGMを聞きたかったり、Discordなどの通話ソフトの音声を聞くなど、ゲーム音以外のPCの音声を聞きたいのであれば、②のPCにヘッドホンを接続し、OBS側の設定を調整して音声を聞く方法を行いましょう。

 

ここからは②の設定方法を解説しますが、音声ミキサーの中に「デスクトップ音声」という項目が表示されているのか・表示されていないのか確認して下さい。

 

確認できたらどれでも良いので音声ミキサーの項目にある歯車マークをクリックし、「オーディオの詳細プロパティ」をクリックしてください。

 

すると、このような画面が表示されますが、

 

音声ミキサーの中にデスクトップ音声が無い場合は、音声入力キャプチャの音声モニタリングを「モニターと出力」にして下さい。

 

もしも、音声ミキサーの中にデスクトップ音声がある場合は、音声入力キャプチャの音声モニタリングを「モニターのみ(出力はミュート)」にして下さい。

 

すると、ゲーム音が聞こえるようになるので、「閉じる」をクリックして画面を閉じましょう。

 

もしも、これでゲーム音が聞こえない場合はPC側のサウンド設定がおかしい可能性があります。

Windows10でのやり方になりますが、デスクトップ画面右下にあるスピーカーマークの上で右クリックして「サウンド」をクリックします。

 

すると、このような画面が表示されますが「再生」タブをクリックしてください。

 

次に実際に使用しているヘッドホンをクリックして選択し、「既定値に設定」をクリックしてください。

 

実際に使用しているヘッドホンにチェックマークが付いた事を確認できたら「OK」をクリックしましょう。

あとはOBSを1度閉じ、もう1度再起動してみるとゲーム音がヘッドホンから聞こえてくるので確認してみて下さい。

 

ちなみに、このゲーム画面の画質をさらに上げる方法を解説したページを作成しています。

低スペックのPCでも簡単に行える方法となっているので、気になる人はこちらからチェックしてみて下さい!
check!
>>OBSでゲーム画面の画質を上げる方法を確認する!

 

OBSの録画設定と配信設定

ここまで来たらあとは録画・配信設定を行えばOBSの設定はOKです。

ただ、今からそれを解説するとめちゃくちゃ長くなってしまうので、PS4やSwitch、スマホ、PS5、カメラ映像を録画・配信する時のOBS設定方法を解説した記事を別に作成しております。

それぞれの記事は今まで解説した内容と被っている部分もあるので、目次を参考にしながらOBSを設定していって下さい。
check!
>>PS4やSwitchで録画する時のOBS設定方法を確認する!

>>PS4やSwitchをYouTube生配信する時のOBS設定方法を確認する!

>>スマホゲームを録画する時のOBS設定方法を確認する!

>>スマホゲームをYouTube生配信する時のOBS設定方法を確認する!

>>PS5を録画する時のOBS設定方法を確認する!

>>PS5をYouTube生配信する時のOBS設定方法を確認する!

>>カメラを使って実写映像を録画する時のOBS設定方法を確認する

>>カメラを使って実写映像をYouTube生配信する時のOBS設定方法を確認する!

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こんな時はどうする?

GC553を使用中に自分が実際に経験したわからない事や、YouTubeに投稿した動画のコメント欄で寄せられた悩みについてこちらに記載しておきたいと思います。

もしもの時に参考になる場合もあると思うのでチェックしてみて下さい。

ゲームの映像は映るのに録画や配信するとゲーム音が聞こえない

ゲームの映像は映るのに録画や配信するとゲーム音が聞こえないというコメントが来る時があります。

よくあるパターンとしてヘッドホン(イヤホン/ヘッドセット)をコントローラーやゲーム機本体に接続しているパターンがありますね。

コントローラーやゲーム機本体に接続してしまうと、ヘッドホンのみにゲーム音が出力されるようになってしまうので、OBS側に音声が届きません。

なので、ヘッドホンはPCに接続するようにして下さい。

 

もしも、PCにヘッドホンを接続したけどゲーム音が聞こえない場合は、PC側のサウンド設定がおかしい可能性があります。

Windows10でのやり方になりますが、デスクトップ画面右下にあるスピーカーマークの上で右クリックして「サウンド」をクリックします。

すると、サウンドの画面が表示されるので「再生」タブをクリックします。

次に使用しているヘッドホンをクリックして選択し、「既定値に設定」をクリックするとチェックマークが付き、ゲーム音が聞こえるようになるので「OK」をクリックして画面を閉じましょう。

 

あと、考えられる原因としては、OBSの設定でデスクトップ音声が既定になっていない可能性があります。

OBSの「設定」→「音声」→グローバル音声デバイスのデスクトップ音声が「既定」、デスクトップ音声2が「無効」になっている事を確認して下さい。

ここまでの設定を行えば録画や配信にゲーム音が入り、ヘッドホンからもゲーム音が聞こえるはずです。

 

録画や配信を確認するとゲーム音がおかしい

今まで普通に録画や配信ができていたのに、今回録画した動画や配信を確認するとゲーム音が反響しているような?2重になっているような?感じでおかしくなってしまう場合があります。

その場合はOBSの単純なバグの可能性が高いので、OBSを1度閉じて再起動してみて下さい。

この現象はたま~になったりするので、テスト録画を行ってから撮影したり、配信を始めたらスマホなどで自分の配信を確認して音声をチェックしてから配信するようにして対策しておきましょう。

あとはCPUやGPU使用率が70%を超えてしまうとゲーム音がおかしくなってしまう場合があります。

OBSの録画や配信の設定方法を解説したページでも言っていますが、CPUやGPU使用率が70%以下になるように調整して下さい。

 

OBSにゲーム画面が表示されない

説明通りにやったのにOBSにゲーム画面が表示されないというコメントが来る場合があります。

多くの場合はUSB3.0の青色の端子ではなく、USB2.0の白色の端子に間違えて差し込んでいたという事や、PS4やPS5の場合はHDCPの解除をしないと映らないので、それをし忘れていたというのがほとんどです。

ただ、1件だけ例外があって、Switch側の問題でアダプタを差していたのに供給するW数が足りてなかったのが原因で映せなかったという事例がありました。

その方はどのように対処したのかわかりませんが、タコ足配線にしていると必要な電力が足りなくなる場合もあると言われているので、コンセントに直接差し込むというような対策を取った可能性があります。

もしもの時はチェックしてみて下さい。

 

まとめ

今回は、AVerMedia GC553の性能(レビュー/評価)はもちろん、使い方についても解説しました!

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この記事を書いた人
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