ゲーム実況などを行うためにキャプチャーボード(ビデオキャプチャカード)が欲しくてAmazonや楽天などで調べていると、AVerMediaのLive Gamer Portable 2 PLUS – AVT-C878 PLUSという商品が気になった人もいるのではないでしょうか?
他のキャプチャーボードと比べると少し値段が高いですが、どんな性能があるのか分からなかったり、実際に購入したけど使い方がよくわからないという人もいると思います。
今回はAVT-C878 PLUSの性能レビュー(評価)はもちろん、OBSでの使い方も解説していくので、このキャプチャーボードを購入したい人や使い方がわからない人は最後まで確認していって下さい!
ちなみに、自分は「しふぁの作業部屋」というチャンネルを運営しているので、気になる人はこちらも要チェックです!
🔽実際に購入した約20種類のキャプチャーボードの情報をまとめています。
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>>キャプチャーボードの性能/使い方/おすすめ製品まとめページを確認する!
動画でも解説しています
AVT-C878 PLUSの性能
AVT-C878 PLUSをまだ購入していない人向けにこの製品の性能について解説していこうと思います。
すでにAVT-C878 PLUSを購入していて設定方法を早く知りたいという人は、目次から使い方を解説している項目に飛んでみて下さい。
それではAVT-C878 PLUSの特徴を簡単にレビューすると、
・1080p/60fpsの映像をOBSなどに映せる
・4K/60fpsの遅延が無い映像を見ながらゲームをプレイ可能
・PC無しで録画もできるので低スペックPCや外出先で録画したい人におすすめ
・動画編集ソフト付きでお得
・OBSの画面を見ると遅延が大きいのでパススルーが必須
・キャプボ以外の機材を使用する時の確認ポイントが多い
・長時間使用すると少し熱い
・設定や使い方を覚えるのが大変
・値段が高い
といった感じですかね。
実際に使ってみた感想としては、普通のキャプチャーボードと同じようにOBSなどに映像を映せますし、PC無しで録画することもできるので、非常に性能が高いキャプチャーボードだと思いました。
低スペックなPCを使用していても録画が行えますし、外出先で録画したい人にもおすすめな製品と言えますね!
ただ、キャプチャーボード以外の機材を使用する時の確認ポイントが多いので注意が必要ですし、機能が豊富で設定や使い方を覚えるのが大変という面もあるので注意して下さい。
基本スペック&動作環境
次に基本スペックと動作環境について解説しますが、公式サイトや製品販売ページなどに記載されている基本スペックとしては以下のような感じです。
AVT-C878 PLUSの性能 | |
---|---|
ゲーム機との接続 | HDMI 2.0 |
PCとの接続 | USB 2.0(Type-A to Micro-B)端子※ケーブル付属 |
モニターとの接続 | HDMI 2.0 ※ケーブル付属 4K/60fpsの映像を遅延無く映せるパススルーに対応 |
最大入出力解像度 | 4K/60fps |
最大録画解像度 | 1080p/60fps |
エンコード方式 | ハードウェアエンコード |
搭載モード | PCモード、単体録画モード、カードリーダーモード |
対応OS | Windows10/11(64bit版)、macOS 10.13 以上 |
備考 | 動画編集ソフト「PowerDirector 15 for AVerMedia 」が付属 |
動作環境としては以下のようになっていますが、これが関係するのはPCモードで使用する場合のみとなっています。
単体録画モードで撮影するのならPCスペックは関係無いので覚えておいてください。
動作環境 | |
---|---|
CPU | 【Windows】 デスクトップ:Intel Core i5-3330 以上(Intel Core i7-3770 以上推奨) ノートパソコン:Intel Core i7-4710HQ 以上(Intel Core i7-4810MQ 以上推奨) 【Mac】 デスクトップ:2.9 GHz クアッドコア Intel Core i5 以上 ノートパソコン:2.8 GHz クアッドコア Intel Core i7 以上 |
GPU | 【Windows】 デスクトップ:NVIDIA GeForce GTX 650 以上 ノートパソコン:NVIDIA GeForce GTX 870M 以上 【Mac】 デスクトップ:NVIDIA GeForce GT 750M(1GB GDDR5メモリ) 以上 ノートパソコン:AMD Radeon Pro 555(2GB GDDR5 メモリ) 以上 |
メモリ | 【Windows】 デスクトップ:4GB RAM(8GB RAM もしくはそれ以上推奨) ノートパソコン:8GB RAM(16GB RAM もしくはそれ以上推奨) 【Mac】 デスクトップ:16GB 1600 MHz DDR3 以上 ノートパソコン:16GB 2133 MHz LPDDR3 以上 |
動作環境の意味がよくわからない場合は、この後に診断ツールというPCでこの製品を使用できるのか調べられるツールの使い方を解説します。
PC関連の知識に疎い人はそちらの情報を参考にしてみて下さい。
搭載モードについて
まずAVT-C878 PLUSには3つのモードが搭載されており、
・単体録画モード
・カードリーダーモード
というのがあります。
PCモードから解説すると、他の一般的なキャプチャーボードと同じようにPCにインストールしているOBSなどのキャプチャーソフトに映像を映せるモードとなっています。
キャプチャーボード本体のモード切り替えスイッチを一番左に切り替えるとPCモードにできます。
図を使ってこのPCモードを詳しく解説すると、PS5やPS4、Switch、スマホ、カメラなどの映像を出力できる外部機器から4K/60fpsまでの映像を入力できるようになっています。
次にゲーム用モニターにHDMI接続すると、遅延が無い状態で映せるパススルー出力で4K/60fpsの映像を映すことが可能です!
ただ、使用しているモニターが4K/60Hzに対応していないと、この画質でプレイできないので注意して欲しいですが、特にPS5をプレイする場合は画質重視で遊べるので非常におすすめです。
あとはキャプチャーボードとパソコンをUSB接続すれば、OBS Studioなどのキャプチャーソフトを使用して1080p/60fpsの映像を映すことが可能となっています!
ちなみに、AVT-C878 PLUSの公式サイトを調べてみると、AndroidのスマホやPS3を使用している場合、HDCPというコピーガードを解除できなくなっているみたいです。
このキャプボにHDMI接続したとしても、映像を表示させて録画や配信ができなくなっています。
そのような用途で使用したいと考えていた人は、キャプボ本体でHDCPを解除できる他の製品を使用して下さい。
次に単体録画モードですが、これはPC無しで録画ができる機能となっています。
キャプチャーボード本体のモード切り替えスイッチを真ん中に切り替えると単体録画モードにできます。
図を使って単体録画モードを解説すると、先ほどのPCモードと同じように4K/60fpsまでの映像を入力できて、4K/60fpsの映像をパススルー出力できる部分は同じになっています。
ここからが違う部分になりますが、PCやモバイルバッテリーにUSB接続して給電してあげると、キャプチャーボード単体でも録画できるようになっています。
ただ、モバイルバッテリーを使用する場合は5V/1A以上の出力ができる物を使用しないと、電力不足で上手く録画できないので注意して下さい。
あとはmicroSDカードをキャプチャーボードに挿入して録画を開始すれば、1080p/60fpsで録画が可能です。
映像の処理は全てキャプチャーボードで行うので、低スペックのPCを使用していたり、出かけた先でゲーム実況動画などを撮影したい人に非常におすすめな機能となっています!
さらに、このキャプチャーボードにはCTIA仕様の3.5mm4極ミニジャックが搭載されているので、それに対応したヘッドセット(マイク付きヘッドホン)を使用しているならゲーム音を聞きながらマイク音声も入れられます。
PS4などのゲームを録画する時にフレンドのボイスチャットも動画に入れたい人もいると思いますが、付属の3.5mmステレオオーディオケーブルをコントローラーとキャプチャーボードに接続するとボイスチャット音声も動画に入れる事が可能です!
ただ注意点として、4極プラグにはCTIAの他にOMTPという種類もあるのですが、それぞれ互換性が無いためOMTP仕様の4極プラグが搭載されたヘッドセットを接続してもゲーム音が聞こえなかったり、マイク音声が入らないという事が発生します。
色々調べてみると日本で有名なメーカーのほとんどはCTIAになっているみたいですが、一部の海外メーカーではOMTPが採用されていることがあるので注意して下さい。
あと、単体録画モードを使用して録画する場合は保存用にmicroSDカードが必要になりますが、
このmicroSDカードを準備する時にはいくつかの注意点があり、
・対応最大容量:128GBまで
・対応フォーマット:FAT32 / exFAT形式
この条件に当てはまっていないとmicroSDカードに録画できません。
さらに注意点として、対応フォーマットがFAT32形式だと録画した動画が約4GB、動画時間として約25分程度ごとに分割して保存されてしまうのでかなり不便なことになってしまいます。
ただ、exFAT形式ならば動画が途中で途切れることなく録画ができるので、exFAT形式に対応しているmicroSDカードを準備しましょう!
これらの情報はAmazonや楽天の製品販売ページなどに記載されているので、新しく購入する場合はよく確認して下さい。
最後にカードリーダーモードですが、これは単体録画モードでmicroSDカードに保存された動画ファイルをPCに移動できる機能となっています。
キャプチャーボード本体のモード切り替えスイッチを一番右に切り替えるとカードリーダーモードにできます。
通常ならばmicroSDカードをPCに読み込ませるために、SDカード変換アダプターを使用する必要があります。
ただ、このカードリーダーモードを使用すると、SDカード変換アダプターを使用する必要が無く、簡単にPCに動画を移動できるので非常に便利です!
詳しい使い方については後ほど解説したいと思います。
画質や色味などの映像について
次に画質が気になる人も多いと思うので、実際にこのキャプチャーボードを使用して録画した映像を確認していきましょう。
まずはPCモードで実際にPS4のゲーム内ムービーをOBSで録画してみた映像を確認してみるとこのようになります。
OBSの録画設定は1080p/60fpsにして撮影していますが、録画設定をちゃんとやっているおかげもあって、動きが激しい所も乱れることなく綺麗な映像になっています。
音声や色味に関しても問題ありません。
ちなみに、映像の確認のために1時間以上は実際に録画していたのですが、キャプチャーボード本体を触ってみると熱がこもりやすい底面に関してはちょっと熱い感じはありましたが、それ以外の部分の温度は低い印象を受けました。(室温約26度で使用時)
基本的に機材関連は熱が原因で性能が低下してしまったり、消耗が激しくなって故障の原因にも繋がってしまうのですが、このキャプチャーボードの場合は風通しの良い場所に置いておけば熱による性能低下や耐久性に関しては安心だと思います。
あと、単体録画モードで撮影した映像とPCモードで撮影した映像を比較してみたので確認してみて下さい。
こうやって比べてみると画質や色味に関してほとんど差が無いと言ってもいいくらいになっていたので、非常に良い性能をしているなといった感じです。
ちなみに、Amazonなどの口コミ情報を確認していると、音声にノイズが入ったり、映像がカクついたりして使えないというマイナスなレビューが多かったのですが、自分の場合はそのような事はありませんでした。
今までの経験から話すと、ほとんどの場合はPCスペックや使用している他の機材の問題、OBSなどのキャプチャーソフト側の設定が悪いせいで発生している事がほとんどなので、詳しい設定方法に関してはこの後解説する使い方の部分でチェックしてもらえればと思います。
ちなみに、PS5を使用して画質を検証してみたのですが、PCモードで撮影した場合は少し画質が白っぽくて粗い感じに見えてしまいました。
ただ、めちゃくちゃ悪い画質になっているわけではないので、十分使用することができるレベルになっています。
単体録画モードに関してはPS4と同様に安定した画質になっていたので確認してみて下さい。
恐らくPS4よりもPS5の方が画質が遥かに向上しているので、PS4では差がわかりにくかった所がPS5で明らかになったのかな?と予想しています。
参考にしてみて下さい。
次にキャプチャーボードによっては、製品販売ページで60fpsで映像を映せると記載されていても、実際は30fpsの映像を60fpsにした疑似フレームで映像を出力する粗悪な製品もあったりします。
なので、AVT-C878 PLUSは本当に60fpsの映像を出力できるのか検証してみました。
実際に以下の検証動画を確認してみてください。
結果としては単体録画モードで録画する場合は60fps出ていますが、PCモードで録画する場合は若干コマ落ちしています。
ただ、めちゃくちゃコマ落ちするわけではなく、目に見えての映像の変化は分かりにくいと思うのでそこまで気にする必要は無いかなと思います。
エンコード方式について
次にエンコード方式について解説しますが、各外部機器からの映像をキャプチャーソフトに映すには「エンコード」というデータの変換作業を行ってあげる必要があります。
このエンコードを行うやり方(エンコード方式)は、
・ソフトウェアエンコード
この2種類存在していますが、AVT-C878 PLUSはハードウェアエンコードでエンコードを行うようになっています。
ハードウェアエンコードだとOBSなどのキャプチャーソフトに映る映像に遅延が発生しやすいので、パススルー出力した画面を見ながらゲームをプレイする必要があります。
ただ、PCにエンコードの負荷がかかりにくいので、似た性能をしたソフトウェアエンコードのキャプボと比べると、動作に必要なPCの推奨スペックが低くなる特徴がありますね。
ちなみに、ハードウェアエンコードの性能は製品によって優劣があり、OBSに映像を映した時の遅延の差が製品によって違います。
なので、実際にAVT-C878 PLUSを使用し、HDMI分配器を使用した遅延の無い映像とOBSに映った映像を比べてみたので、以下の動画を確認してみてください。
動画を見てもらうとわかりますが、AVT-C878 PLUSは約0.13秒という遅延時間になっていました。
今までたくさんのキャプチャーボードを使用してきた経験から言わせてもらうと、OBSに映った映像の遅延が約0.1秒以内ならば、その映像を見ながらゲームをプレイできるギリギリの遅延となっています。
今回はその基準よりも大きい遅延時間になっているので、OBSに映った画面を見ながらプレイすることは非常に難しいです。
また、PCにマイクを接続して同時に撮影している場合はリアクションの音ズレが気になってくるレベルなので、OBSで設定する場合はマイクの遅延設定も行うようにしましょう。
付属の動画編集ソフトについて
次に付属で付いて来る動画編集ソフトについてですが、PowerDirector 15 for AVerMedia という動画編集ソフトが無料で使用できるようになっています。
PowerDirectorとは国内販売シェアNo.1の動画編集ソフトとなっていて、自分もPowerDirector365という動画編集ソフトを使用して動画作成をしています。
今回はPowerDirector 15という事なので過去バージョンのPowerDirectorとなっていますが、本来であれば有料の動画編集ソフトを無料で利用できるようになっています。
カット編集や字幕入れといった編集ができるので、ゲーム実況動画も簡単に作成することが可能です!
ただ、PowerDirector15はWindowsのみ対応している動画編集ソフトとなっています。
自分が使用しているPowerDirector365ならMac対応ですが、付属のPowerDirector 15はMacで使用できないので注意して下さい。
ちなみに、過去バージョンなので画面の仕様などが違っていると思いますが、PowerDirectorでの編集方法を解説したブログ記事も投稿しているので、もしもPowerDirectorを使用する場合は以下の使い方まとめページからやり方をチェックしてみて下さい!
check!
>>PowerDirectorの使い方まとめページを確認する!
AVT-C878 PLUSの性能まとめ
ここまでAVT-C878 PLUSの性能について解説してきましたがどうだったでしょうか?
この製品についてまとめると、
・1080p/60fpsの映像をOBSなどに映せる
・4K/60fpsの遅延が無い映像を見ながらゲームをプレイ可能
・PC無しで録画もできるので低スペックPCや外出先で録画したい人におすすめ
・動画編集ソフト付きでお得
・OBSの画面を見ると遅延が大きいのでパススルーが必須
・キャプボ以外の機材を使用する時の確認ポイントが多い
・長時間使用すると少し熱い
・設定や使い方を覚えるのが大変
・値段が高い
といった感じですかね。
確認するべきポイントが多かったり、この後解説する設定方法や使い方が少し大変な所がありますが、単体録画モードでPC無しで録画できるのは非常に良いですし、普通のキャプチャーボードと同じような使い方もできます。
画質や音質、色味に関しても良いので非常におすすめです!
ちなみに、お出かけした先で録画を行いたいのであればモバイルバッテリーを使用するのがおすすめですが、5V/1A以上の出力を出せるものでないと正常に動作しない場合があるので注意して下さい。
また、microSDカードに関しては、
・対応最大容量:128GBまで
・対応フォーマット:FAT32 / exFAT形式
この条件に当てはまっていないとmicroSDカードに録画ができないので注意して下さい。
ちなみに、他にも様々なキャプチャーボードを実際に使用してみて、その性能や使い方を詳しくまとめたページを作成しています。
以下のリンクからまとめページを確認できるので、自分にぴったりのキャプチャーボードを探してみて下さい!
check!
>>キャプチャーボードの性能/使い方/おすすめ製品まとめページを確認する!
診断ツールを使ってみよう!
AVT-C878 PLUSを実際に購入してみたいと思ったのであれば、自分のPCで使用できるのか動作環境を確認する必要があります。
もしも、動作環境を見てもよくわからないのであれば、AVerMediaの公式サイトから無料でインストールできる診断ツールというものがあるので、こちらを活用して調べてみましょう!
ただ、この診断ツールはWindowsしか対応しておらず、Macの場合は使うことができないので注意して下さい。
以下にやり方を記載しておくので確認してやってみて下さい。
②画面上の「ダウンロード」をクリック
③ダウンロードの欄に移動するので「診断ツール」をクリック
④一番上にある最新版の診断ツールをダウンロードする
⑤ブラウザでChromeを使用しているなら左下の圧縮ファイルをドラッグしてデスクトップ上にドロップする(他のブラウザを使用しているなら「PC」→「ダウンロード」→圧縮ファイルをドラッグしてデスクトップ上にドロップ)
⑥圧縮ファイルを右クリックし、プロパティを開く
⑦「全般」タブの一番下の「セキュリティ」の右側にある「許可する」にチェックを入れて「OK」をクリック
⑧圧縮ファイルを右クリックして「すべて展開」をクリック
⑨展開場所を決めて「展開」をクリック
⑩表示された画面内のフォルダをクリックしていくと「DeviceDiagnosisTool.exe」というのがあるのでクリック
⑪GC513にチェックを入れて画面左上の「START」をクリック※
⑫英文で「より正確な検出を行うために、他のソフトウェアをすべて閉じてネットワークに接続してください。」と表示されるので、不必要なソフトを閉じて「OK」をクリックして診断する
※GC513という名前になっていますがこれはAVT-C878 PLUSの海外型番となっており、両方とも同じ製品なので問題ありません。
診断して大丈夫なのであれば、こちらから購入してくれると非常に嬉しいです!↓↓↓
AVT-C878 PLUSの使い方
それではここからはAVT-C878 PLUSの使い方について解説していきますが、
②単体録画モード
この2パターンがあるのでそれぞれのやり方を解説していきます。(カードリーダーモードは②単体録画モードと一緒に解説しています)
必要な設定やソフトウェアのインストールが多いですし、機能が豊富な分使い方が複雑になっているので1つ1つ確認して下さい。
①PCモード
まずはPCモードのやり方を解説しますが、今回はPS4の映像をOBS Studioというキャプチャーソフトに映すまでの手順を解説していきます。
PS5やSwitch、カメラ映像の場合でも手順はほぼ同じですし、スマホの画面を映したい場合は必要機材や設定方法についても後ほど解説するので、PS4以外を映したい人も安心して確認してください。
ちなみに、使い方の手順を大まかに解説しておくと、
・AVT-C878 PLUSを各機器に接続する
・必要なソフトウェアのインストールをする
・OBS Studioにゲーム画面を映す
・マイクの遅延設定を行う
・OBSの録画/配信設定を行う
という手順で解説していきます。
かなりやることが多いのでちょっと大変ですが、順番に丁寧に解説しているので1つ1つ作業を進めていきましょう!
HDCPを解除する
まずはHDCPというコピーガードを解除していきます。
この作業はPS4やPS5を使用する場合のみに必要な作業となっており、これを行わないとOBSにゲーム画面を映すことができないので注意して下さい。
ちなみに、Switchやカメラの映像を映したい場合は必要無いので飛ばしてもらって構いません。
PS4やPS5のHDCPを解除していないという人は、以下のリンクから設定方法を確認してみて下さい。
check!
>>PS4のHDCPを解除する方法を確認する!
あと、スマホの画面を映したい人もいると思いますが、iPhoneのようなiOSデバイスの場合はこの後インストール方法を解説するRECentralという専用のキャプチャーソフトを使用してHDCPの解除を行います。
RECentralをインストールした時にHDCPの設定を行うので今は何もやらなくて大丈夫です。
Androidのスマホやタブレットの場合は、性能レビューの部分でも言いましたがHDCPというコピーガードを解除できなくなっており、映像を表示させて録画や配信ができないので注意して下さい。
AVT-C878 PLUSを各機器に接続する
次にAVT-C878 PLUSを各機器に接続していきます。
特に決まった順番はありませんが、まずはキャプチャーボード本体のモード切り替えスイッチの一番左がPCモードになるので切り替えておいてください。
次にPS4(PS5/Switch/カメラ)からのHDMIをIN側に接続します。
ちなみに、スマホのiPhoneを接続したい人もいると思いますが、その場合はHDMI変換ケーブルをiPhoneに接続してからHDMI接続する必要があります。
以下のApple純正品「Lightning Digital AVアダプタ」を使用して接続して下さい。
こちらはApple純正品のHDMI変換ケーブルとなっていますが、Amazonなどで調べてみると、似たような製品で同じ機能を持った製品もたくさん販売されています。
純正ではない製品は値段が安いのでそっちを購入したくなりますが、接続不良が発生しやすかったり、表示される映像の遅延時間が純正品よりも大きかったりするので、個人的にはおすすめしていません。
純正品は値段が高いですが、品質が保証されていてサポートも充実しているので、基本的に純正品を購入しましょう。
話を戻しますが、IN側にHDMIを接続できたら、次はOUT側に付属のHDMIケーブルを接続し、もう片方はゲーム画面を映したいモニターに接続します。
次に付属でUSBケーブルがあるので、Micro-Bの方をAVT-C878 PLUSに接続し、
反対側のType-Aの方はPCに接続して下さい。
すると、PCから電源が供給されて本体のランプが青く光るので確認して下さい。
ちなみに、本体のランプの状態によって今どのような動作をしているのか確認できるようになっています。
付属されていた説明書を確認すると「状態ランプの動作と色の状態」について確認できるので青色になっていない場合はチェックしてみて下さい。
ここまでの全体の接続図のイメージとしてはこのようになっています。
ちなみに、AVT-C878 PLUSはハードウェアエンコードなのでUSB接続したPC(OBS)の画面に遅延があり、約0.13秒遅れているのでその画面を見ながらゲーム実況するのは非常に困難となっています。
なので、ゲーム実況を行いたいのであれば、必ずゲーム専用モニターを準備してパススルー出力した画面を見ながらプレイするようにして下さい。
ちなみに、ゲーム用のモニターの選び方を解説した記事を投稿していますし、
check!
>>ゲーム用モニターの選び方を確認する!
自分が使用しているPCやモニターなどの機材情報はこちらから確認する事ができるので気になる人は要チェックです!
check!
>>Geartics (ギアティクス)でしふぁの機材情報を確認する!
必要なソフトウェアのインストールをする
AVT-C878 PLUSを各機器に接続できたら必要なソフトウェアのインストール行いますが、
・AVerMedia Engine
・OBS Studio
これら3つのソフトウェアをインストールしていきます。
作業難易度はそこまで高くないのでPC初心者の人でも簡単に作業できますが、少し根気が必要なので頑張ってインストールしていきましょう。
ちなみに、自分はWindows10を使用しているので、Windows10でのやり方を解説していきます。
また、時期によっては画面の仕様が変化して実際の画面とは異なる場合もありますので予めご了承ください。
RECentralのインストール方法
まず最初にRECentral(レックセントラル)という専用のキャプチャーソフトをダウンロードしていきます。
こちらの「Live Gamer Portable 2 PLUS – AVT-C878 PLUS」というページにアクセスしてください。
アクセスできたらダウンロードのタブをクリックしましょう。
するとダウンロードのページまで一気に移動するので、Windowsを使用している場合は「ソフトウェア(PC)」をクリックします。
次に1番上に表示されている物が最新版となっているので、「ダウンロード」をクリックしてRECentralのインストーラーをダウンロードしましょう。
ブラウザでChromeを使っている場合、画面左下にインストーラーがダウンロードされるので、こちらをクリックして下さい。
もしも他のブラウザを使用していて、どこにダウンロードされたのかわからない場合は、「PC」をクリックして「ダウンロード」をクリックすると、1番上に「RECentral~~~.exe」というのがあるのでこちらをクリックします。
すると、お使いのPCによってはこのような画面が表示されるので「はい」をクリックしてください。
次にこのような画面が表示されるので「次へ」をクリックします。
次にソフトウェア利用許諾契約書が表示されますが「次へ」をクリックしてください。
次にインストール先のフォルダを指定しますが、特に変更することなく「次へ」をクリックします。
するとインストールが始まるので、終わるまで待ちましょう。
インストールが終わるとこのような画面が表示されるので「終了」をクリックします。
すると、RECentralが起動してこのような画面が表示されるので、このままRECentralを使用したい人は表示されている説明に応じて設定して下さい。
ちなみに、キャプチャーソフトはこの後インストールを行うOBS Studioを使用するのが自由度が高くて扱いやすいので、個人的にはOBSを推奨しています。
なので、自分と同じようにOBSを使用したい人は「キャンセル」をクリックしてください。
ちなみに、キャプチャーソフトとしてOBSを使用する場合はRECentralは使用しない事になりますが、RECentralのアンインストールは行わないでください。
RECentralのアンインストールを行うとOBSにゲーム画面が映らなくなってしまうので、そのまま残しておきましょう。
ちなみに、ちゃんと映像が映るのか確認するためにPS4(PS5/Switch)の電源を入れてみて下さい。
このようにRECentralにゲーム画面が表示されれば、OBSで設定を行った場合でもちゃんと表示されます。
ちなみに、iPhoneのようなiOSデバイスの場合はRECentralでHDCPの解除を行わないと映像が映らなくなっているので注意が必要です。
iPhoneのHDCPを解除する方法はこちらのページから確認する事ができるので、やり方を確認してRECentralにスマホゲームの画面が映るか試してみて下さい。
check!
>>iPhoneのHDCPを解除する方法を確認する!
AVerMedia Engineのインストール方法
次にAVerMedia Engineというプラグインをインストールしていきます。
再びダウンロードのページに戻ったら今度は「プラグイン(PC)」のタブをクリックし、
1番上にある最新版のプラグインの「ダウンロード」をクリックします。
ブラウザでクロームを使っている場合は画面左下にダウンロードされるので、ダウンロードされたらこちらをクリックしてください。
もしも他のブラウザを使用していて、どこにダウンロードされたのかわからない場合は、「PC」をクリックして「ダウンロード」をクリックすると、1番上に「AVerMedia Engine Installer~~.exe」というのがあるのでこちらをクリックしましょう。
お使いのPCによってはこのような画面が表示されるので「はい」をクリックします。
すると、このような画面が表示されるので「次へ」をクリックします。
次にソフトウェア利用許諾契約書が表示されますが「次へ」をクリックします。
次にインストール先のフォルダを指定しますが、特に変更することなく「次へ」をクリックします。
するとインストールが始まるので、終わるまで待ちましょう。
インストールが終わるとこのような画面が表示されるので「終了」をクリックしてください。
これでAVerMedia EngineのインストールはOKです!
OBS Studioのインストール方法
次にOBS Studioをインストールする方法を解説していきます。
ちなみに、OBS Studioとは何なのかわからない人もいると思いますが、キャプチャーボードからの映像を映し出して録画や配信が行える無料のキャプチャーソフトとなっています。
先ほどRECentralというAVerMedia製品専用のキャプチャーソフトをインストールしましたが、個人的にはこのOBSを使用した方が自分好みに画面を調整したり、ゲーム音やマイク音声なども細かく調整できるので、こちらをインストールして使用するのがおすすめです!
自分もこのOBSを使用しているので、まだインストールしていない人は以下のリンクのページで詳しいインストール方法を解説しているのでチェックしてみて下さい!
check!
>>OBSのダウンロード&インストール方法を確認する!
OBS Studioにゲーム画面を映す
必要なソフトウェアのインストールが終わったら、OBSにゲーム画面を映す方法を解説していきます。
ちなみに、RECentralの画面を開いたままにしている人もいるかもしれませんが、RECentralとOBSの両方を開いた状態だとゲーム画面が映らない場合があるので、RECentralの方は閉じておいてください。
また、自分はWindowsを使用しているので、Windows版のOBSの画面で解説していきます。
まずは、ゲーム画面を表示させたいシーンを選択し、ソースの欄の「+」をクリックして「映像キャプチャデバイス」をクリックしてください。
すると、ソースを作成/選択という画面が表示されますが、わかりやすい名前を付けたら「OK」をクリックしてください。
今回は初期設定のまま解説していきます。
するとプロパティが表示されるので、デバイスの項目を「Live Gamer Portable 2 Plus」に設定してください。
次に解像度/FPSタイプを「カスタム」、解像度は「1920×1080」、FPSは「出力FPSに合わせる」に設定します。
次に音声出力モードが「音声のみキャプチャ」であることを確認し、「カスタム音声デバイスを使用する」にチェックを入れて下さい。
すると、音声デバイスの項目が表示されるので「Live Gamer Portable 2 PLUS Stream_Engine-1」に設定したら「OK」をクリックしましょう!
すると、OBSにPS4の画面が映ります!
ちなみに、ゲーム音についてですがキャプチャーボード本体にCTIA仕様の3.5mm4極ミニジャックが搭載されているので、それに対応したヘッドセットならばこちらに接続すると遅延の無いゲーム音を聞きながらゲームをプレイし、マイク音声も入れることが可能です。
ただ、個別でマイクを設定したかったり、OBSで設定したBGMを聞きながらプレイしたかったり、Discordなどの他のソフトでの音声も聞きたい場合もあると思いますが、その場合はPCにヘッドホンやマイクを接続する必要があります。
マイク設定に関してはこの後解説しますが、今の設定では録画や配信を行った時にはゲーム音が入っているけどPCにヘッドホン(イヤホン/ヘッドセット)を接続してもゲーム音が聞こえない設定になっているので、これからその設定を変更していこうと思います。
まずはどれでも良いので音声ミキサーの項目にある歯車マークをクリックし、「オーディオの詳細プロパティ」をクリックしてください。
すると、このような画面が表示されますが、
デスクトップ音声を入れている場合は映像キャプチャデバイスの音声モニタリングを「モニターのみ(出力はミュート)」にして下さい。
デスクトップ音声を入れていないのであれば、「モニターと出力」を選択しましょう。
すると、ゲーム音が聞こえるようになるので、「閉じる」をクリックして画面を閉じましょう。
もしも、これでゲーム音が聞こえない場合はPC側のサウンド設定がおかしい可能性があります。
Windows10でのやり方になりますが、デスクトップ画面右下にあるスピーカーマークの上で右クリックして「サウンド」をクリックします。
すると、このような画面が表示されますが「再生」タブをクリックしてください。
次に実際に使用しているヘッドホンをクリックして選択し、「既定値に設定」をクリックしてください。
実際に使用しているヘッドホンにチェックマークが付いた事を確認できたら「OK」をクリックしましょう。
あとはOBSを1度閉じ、もう1度再起動してみるとゲーム音がヘッドホンから聞こえてくるので確認してみて下さい。
マイクの遅延設定を行う
次にPCにマイクを接続して使用したい人もいると思いますが、その場合はマイクの遅延設定を行います。
性能レビューの所でも言ったように約0.13秒という遅延が発生しているので、OBSでゲーム映像とマイク音声を同時に撮影するとズレが生じて違和感が出てきます。
それを無くすためにマイクの遅延設定を行っていきたい所ですが、まだマイクの基本的な設定ができていないという人は、こちらのページを確認して基本的なマイク設定をまずは行って下さい。
check!
>>OBSでのマイク設定方法を確認する!
ちなみに、ヘッドセットを使用していてキャプボ本体の3.5mm4極ミニジャックに接続している場合はマイクの遅延設定は必要無いので設定を飛ばしてください。
基本的なマイク設定が終わった事を前提に遅延設定のやり方を解説しますが、まずは音声ミキサーの中にある歯車マークをどれでも良いのでクリックして「オーディオの詳細プロパティ」をクリックします。
すると、このような画面が表示されますが、
マイクの同期オフセットを「130ms」に設定してください。
ちなみに「ms」という単位は「ミリ秒・ミリセカンド」と言うのですが、「1ms」だと1000分の1秒という意味になっています。
今回はゲーム画面が約0.13秒ほど遅延があるので、それに合わせるために「130ms」と入力しています。
設定する事ができたら「閉じる」をクリックしてください。
OBSの録画/配信設定を行う
ここまで来たらあとはOBSで録画や配信の設定を行えばOKです。
ただ、今からそれを解説するとめちゃくちゃ長くなってしまうので、PS4やSwitch、スマホ、PS5、カメラ映像を録画・配信する時のOBS設定方法を解説した記事を別に作成しております。
それぞれの記事は今まで解説した内容と被っている部分もあるので、目次を参考にしながらOBSを設定し、実際に録画や配信を行って確認していって下さい。
check!
>>PS4やSwitchで録画する時のOBS設定方法を確認する!
>>PS4やSwitchをYouTube生配信する時のOBS設定方法を確認する!
>>スマホゲームをYouTube生配信する時のOBS設定方法を確認する!
>>PS5をYouTube生配信する時のOBS設定方法を確認する!
>>カメラを使って実写映像を録画する時のOBS設定方法を確認する
>>カメラを使って実写映像をYouTube生配信する時のOBS設定方法を確認する!
ちなみに、OBSに映したゲーム画面の画質をさらに上げる方法を解説したページも作成しています。
低スペックのPCでも簡単に行える方法となっているので、気になる人はこちらもチェックしてみて下さい!
check!
>>OBSでゲーム画面の画質を上げる方法を確認する!
②単体録画モード
次に単体録画モードのやり方を解説しますが、PS4の映像を録画してPCで動画を確認するまでの手順を解説していきます。
PS5やSwitch、カメラ映像の場合でも手順はほぼ同じですし、スマホの画面を映したい場合は必要機材や設定方法についても後ほど解説するので、PS4以外を映したい人も安心して確認していって下さい。
ちなみに、使い方の手順を大まかに解説しておくと、
・microSDカードをフォーマットして単体録画モード用に機器の接続をする
・実際に録画する
・録画した動画を再生/PCに移動/削除する
という手順で解説していきます。
先ほど解説したPCモードを行う時のやり方と一部被っている事があるので、その点に関してはサクッと解説していきますが、順番に丁寧に解説していくので1つ1つ作業を進めていきましょう!
HDCPを解除する
まずはHDCPというコピーガードを解除していきます。
この作業はPCモードを行う時に設定したので大丈夫だと思いますが、まだやっていないというの人はこちらからやり方を確認してみて下さい。
あと、スマホの画面を映したい人もいると思いますが、iPhoneのようなiOSデバイスの場合はRECentralという専用のキャプチャーソフトをインストールしてHDCPの解除を行う必要があります。
こちらもまだやっていないという人はRECentralのインストール方法をこちらから確認してHDCPの解除を行ってきてください。
Androidのスマホやタブレットの場合は、性能レビューの所でも言いましたがHDCPというコピーガードを解除する事ができなくなっており、このキャプチャーボードでは映像を表示させて録画や配信ができなくなっているので注意して下さい。
microSDカードをフォーマットして単体録画モード用に機器の接続をする
次にmicroSDカードをフォーマットして単体録画モード用に機器の接続を行います。
ちなみに、フォーマットとは簡単に言えば初期化する事で、これを行うとそれぞれの記録方式に合わせて使用可能な状態にできます。
このキャプチャーボードの場合はmicroSDカードの対応フォーマットがFAT32形式とexFAT形式に対応していますが、FAT32形式になっていると録画した動画が約4GB、動画時間として約25分程度ごとに分割して保存されてしまうのでかなり不便な状況となってしまいます。
ただ、exFAT形式ならば動画が途中で途切れることなく録画できるので、性能レビューの所でもexFAT形式に対応しているmicroSDカードを準備するのがおすすめと言っていました。
しかし、exFAT形式以外の複数の形式にも対応したmicroSDカードもありますし、購入した初期の状態ではFAT32形式や別の形式になっている物もあったりするので、フォーマットを行ってexFAT形式に変えていきます。
まずはmicroSDカードを挿入できる所がキャプチャーボードの裏側にあるので挿入してください。
次にPCモードの時と同じようにHDMIケーブルとUSBケーブルをAVT-C878 PLUSやPCに接続します。
次にモード切り替えスイッチを一番右に切り替えてカードリーダーモードにして下さい。
すると、しばらく待った後にPCにこのような画面が表示されるので「PC」をクリックします。
次に「USBドライブ(G:)」の上で右クリックして「フォーマット」をクリックしてください。
すると、このような画面が表示されるのでファイルシステム(F)を「exFAT」に選択したら「開始」をクリックしてください。
すると、フォーマットするとmicroSDカード内のデータが消去されるという警告画面が表示されます。
購入したばかりの新品をフォーマットするのであれば問題無いのでそのまま「OK」をクリックして下さい。
何かしらのデータがあるmicroSDカードを使用している場合は、一旦「キャンセル」をクリックしてmicroSDカード内を確認し、データ移動などを行った後にフォーマットを行うようにしましょう。
フォーマットが完了するとこのような画面が表示されるので、「OK」をクリックしてください。
すると、再びこの画面に戻ってくるので「閉じる」をクリックしましょう。
これでmicroSDカードの容量が許す限り、途切れることなく動画を録画できるようになります!
ちなみに、このフォーマットはmicroSDカードを最初に使用する時だけ必要となっており、使用する度に毎回フォーマットを行う必要は無いので覚えておいてください。
次にモード切り替えスイッチを真ん中に移動させて単体録画モードに切り替えます。
ちなみに、単体録画モードはPCを使用せずに録画できる機能となっていますが、この機能を使用するにはPCとUSB接続して給電してあげる必要があります。
ただ、microSDカードのフォーマットさえ終わってしまえば、PCを使用せずにモバイルバッテリーを使用する事でキャプチャーボードに給電可能です!
例えば外出先でゲーム実況動画を撮影したいという時はモバイルバッテリーを使用すると荷物が少なくなるので、状況に応じて使い分けるようにしましょう。
ちなみに、モバイルバッテリーを使用する場合は5V/1Aの出力ができる物でないと、電力不足で映像や音声に異常が出てしまうので要注意です。
あと、このキャプチャーボードにはCTIA仕様の3.5mm4極プラグが搭載されているので、それに対応したヘッドセット(マイク付きヘッドホン)を使用しているならゲーム音を聞きながらマイク音声も入れる事ができるようになっています。
ただ注意点として、4極プラグにはCTIAの他にOMTPという種類もあるのですが、それぞれ互換性が無いためOMTP仕様の4極プラグが搭載されたヘッドセットを接続してもゲーム音が聞こえなかったり、マイク音声が入らないという事が発生します。
色々調べてみると日本で有名なメーカーのほとんどはCTIAになっているみたいですが、一部の海外メーカーではOMTPが採用されていることがあるので注意して下さい。
また、PS4などのゲームを録画する時にフレンドのボイスチャットの音声も動画に入れたい人もいると思いますが、付属の3.5mmステレオオーディオケーブルをコントローラーとキャプチャーボードに接続をボイスチャットの音声も動画に入れる事が可能です!
ちなみに、PS4のコントローラーに接続する場合はホーム画面の「設定」→「周辺機器」→「オーディオ機器」の順に選択し、「ヘッドホンへの出力」を「すべての音声」に選択する必要があるので注意して下さい。
ここまでの全体の接続図をまとめるとこのようになります。
ちょっと複雑になっているので要注意です。
実際に録画する
それでは実際の録画方法を解説しますが、その前にPCやモバイルバッテリーに接続すると給電されて本体のランプが光るようになっていますが、映像ソースが入力されていない状況だと赤く光ります。
赤いままだと録画できないので、実際にPS4などの電源を付けて映像ソースを入力し、青色の状態にして下さい。
ちなみに、この本体のランプによって今どのような動作をしているのか確認できます。
付属されていた説明書を確認すると「状態ランプの動作と色の状態」について確認できるのでチェックしてみて下さい。
ランプが青色の状態である事を確認したら、本体真ん中にあるスタートボタンをカチッと1回押すと青く点灯する状態から赤くゆっくり点滅する状態に変化します。
この状態になると録画中となっているので、実際にパススルー出力している画面を見ながらゲームをプレイしてみて下さい。
ちなみに、「+」と「-」が付いた音量調整ボタンと音量状態ランプがありますが、これを調整する事でヘッドセットからのマイク音声の音量を調整できます。
マイク音声のレベルは5段階まで調整でき、ボタン真ん中にある音量状態ランプが赤く点灯するとミュートの状態、青く2回点滅するとマイク音量最大となるので覚えておきましょう。
また、「+」または「-」ボタンを長押しすると音量状態ランプが青点滅になって「モニターモード」に切り替わります。
モニターモードになるとゲーム音やコントローラーからのチャット音声を聴きながら、ヘッドセットのマイク音声も聴けるので、マイク音声をチェックしたいならモニターモードに切り替えて調整して下さい。
録画をやめたい場合は、録画開始した時と同じように本体真ん中にあるスタートボタンをカチッと1回押すと赤くゆっくり点滅する状態から青く点灯する状態に変化して録画をやめる事ができるので覚えておきましょう!
録画した動画を再生・PCに移動・削除する
実際に録画した動画を再生したり、PCに移動したり、削除する方法を解説しますが、まずはモード切り替えスイッチを一番右に切り替えてカードリーダーモードにして下さい。
すると、しばらく待った後にPCにこのような画面が表示されるので「VIDEO」をクリックします。
すると、実際に録画したPS4の動画が表示されます。
この動画をクリックする事で再生できるので確認してみて下さい。
あと、動画をPCに移動させたいのならデスクトップ画面などにドラッグ&ドロップしてコピーしたり、いらないと思ったら動画の上で右クリックして「削除」を選択して削除するようにして下さい。
ちなみに、PCに動画を移動させた後は動画編集を行うと思いますが、自分はPowerDirector365という動画編集ソフトを使用して動画作成しています。
このブログ内でPowerDirectorの実際の購入方法やインストール方法、初心者向けの使い方を解説したページをいくつも投稿しており、それらをまとめたページも作成しているので、自分と同じPowerDirectorを実際に使用して動画編集を行ってみたい人はチェックしてみて下さい!
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>>PowerDirectorの使い方まとめページを確認する!
まとめ
今回は、AVerMedia AVT-C878の性能(レビュー/評価)はもちろん、使い方についても解説しました!
ちなみに、自分は約20種類のキャプチャーボードを実際に購入して使用した経験がありますが、キャプチャーボードや各製品の性能や使い方、おすすめ製品をまとめたページを作成しているので気になる人はチェックしてみて下さい!
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>>キャプチャーボードの性能/使い方/おすすめ製品まとめページを確認する!
また、自分は「しふぁチャンネル」というゲーム実況チャンネルと「しふぁの作業部屋」というこれからYouTubeを始めたい人向けの情報を発信しているチャンネルを運営していますが、両方のチャンネルとも収益化の条件である、
・直近12ヶ月の総再生時間が4000時間以上
この条件をクリアしており、収益化もしています。
特に「しふぁの作業部屋」ではたった4ヶ月間・3日に1本動画を投稿するだけで収益化する事ができたので、その時のノウハウをまとめた記事をnoteにて販売しております。
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