OBSにはシーントランジションという機能があり、以下のようにシーンを切り替えると特定の動きで画面を切り替えられるようになっています。
ちなみに、自分は「しふぁチャンネル」というゲーム実況チャンネルを運営していますが、このシーントランジションを設定する事で配信の動画にちょっとしたアクセントを付けることができるので、使用するシーンに応じてそれぞれ設定しています。
なので今回は、その実際の経験を元に、OBSのシーントランジションで画面の切り替え方を設定する方法を解説していきます!
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動画でも解説しています
シーントランジションの種類と設定方法
それでは早速、画面が切り替わる動きを設定できるシーントランジションの設定を行います。
ちなみに、OBSの画面の右下に「シーントランジション」という欄がありますが、ここでは、
・フェード
・スワイプ
・スライド
・スティンガー
・カラーにフェード
・輝度ワイプ
という、7つのトランジションを選択することができ、この中から画面が切り替わる動きを選べるようになっています。
これから各トランジションを解説していきますが、すでにシーンやソースを入れた状態で解説していくので、シーンやソースの作成方法がわからない人は、こちらのリンク先のページを確認しながら作成してみて下さい。
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>>OBSのシーン・ソースの設定方法を確認する!(記事準備中です)
カット
動画を見ればわかりますが、カットとは画面を切り替える時にパッ!パッ!と瞬時に切り替わるトランジションとなっています。
初期設定で追加されているトランジションとなっていますし、特に必要な設定も無く、簡単に使用できるので初心者向けとなっていますね。
フェード
これは先ほど出てきましたが、フェードとは画面を切り替える時に徐々に透明になりながら画面が切り替わるトランジションとなっています。
初期設定で追加されているトランジションなので設定も簡単です。
ちなみに、期間という欄がありますが、ここで画面を切り替える速度(時間)を設定することが可能です。
単位はms(ミリ秒・ミリセカンド)となっており、1msは1000分の1秒という意味になります。
上の画像は300msとなっていますが、0.3秒で画面を切り替える設定となっていますね。
数字を大きくすると、ゆっくりと画面が切り替わるようになるので、自分好みの切り替え速度に設定してみて下さい。
スワイプ
動画を見ればわかりますが、スワイプとは紙芝居のように今表示されている画面が右から左へ抜けていき、次の画面が下から出てきて切り替わるトランジションとなっています。
ただ、初期設定ではスワイプは選択できないので、自分で追加する必要がありますね。
やり方としては、シーントランジションの欄の「+」をクリックして、「スワイプ」をクリックします。
名前を入力してくださいと表示されますが、そのまま「OK」をクリックします。
プロパティが表示されますが、まずはスワイプする方向を決めましょう。
方向の欄をクリックすると、左・右・上・下の4方向から選べるので好きなのを選んでください。
ちなみに、「トランジションのプレビュー」をクリックすると、どのように動くのか確認する事ができるので、動きを確認してみて下さい。
あと、「スワイプイン」にチェックを入れると、別のシーンが今表示されているシーンの上にスワイプして表示されるようになります。
逆にチェックを外すと今表示されているシーンがスワイプして、その下に別のシーンが表示されるようになるので、好みの方を選んでみてください。
設定できたら「OK」をクリックしましょう。
ちなみに、スワイプにも期間という欄があり、画面を切り替える速度(時間)を設定することが可能です。
単位はms(ミリ秒・ミリセカンド)となっており、1msは1000分の1秒という意味になります。
下の画像は300msとなっていますが、0.3秒で画面を切り替える設定となっていますね。
数字を調整して、自分好みの切り替え速度を設定してみて下さい。
あと、歯車マークをクリックしてプロパティをクリックすると、先ほどのプロパティの画面を表示させることができるので、設定を変更したい時はチェックしてみて下さい。
スライド
動画を見ればわかりますが、スライドとは今表示されているシーンを押しのけながら(スライドしながら)画面が切り替わるトランジションとなっています。
ただ、初期設定ではスライドは選択できないので、自分で追加する必要がありますね。
やり方としては、シーントランジションの欄の「+」をクリックして、「スライド」をクリックします。
名前を入力してくださいと表示されますが、そのまま「OK」をクリックします。
プロパティが表示されますが、まずはスライドする方向を決めましょう。
方向の欄をクリックすると、左・右・上・下の4方向から選べるので好きなのを選んでください。
ちなみに、「トランジションのプレビュー」をクリックすると、どのように動くのか確認する事ができるので、動きを確認してみて下さい。
設定できたら「OK」をクリックしましょう。
ちなみに、スライドにも期間という欄があり、画面を切り替える速度(時間)を設定することが可能です。
単位はms(ミリ秒・ミリセカンド)となっており、1msは1000分の1秒という意味になります。
下の画像は300msとなっていますが、0.3秒で画面を切り替える設定となっていますね。
数字を調整して、自分好みの切り替え速度を設定してみて下さい。
あと、歯車マークをクリックしてプロパティをクリックすると、先ほどのプロパティの画面を表示させることができるので、設定を変更したい時はチェックしてみて下さい。
スティンガー
次にスティンガーについてですが、これは自分で作成した動画をトランジションとして使用できる設定となっています。
ちなみに、自分で作成するならアルファチャンネルというものを入れて動画を作る必要があるので、自作しようとすると難易度が高くなっているので注意が必要です。
ただ、ネット上を探せば商用利用できるロイヤリティフリーのトランジションを配布しているサイトがあります。
実際にそこでダウンロードしたトランジションをスティンガーに設定してみると、上の動画のような動きになりますね。
このトランジションのダウンロードページを記載しておくので気になる人はチェックしてみて下さい。
※上の動画内で使用しているトランジションはこちら
ちなみに、初期設定ではスティンガーは選択できないので、自分で追加する必要があります。
やり方としては、シーントランジションの欄の「+」をクリックして、「スティンガー」をクリックします。
名前を入力してくださいと表示されますが、そのまま「OK」をクリックします。
すると、このようにプロパティが表示されますが、まずは「参照」をクリックしてトランジションにしたい動画を選択し、「トランジションのプレビュー」で確認してみて下さい。
ちなみに、先ほどの上の動画で使っているトランジションはトランジションポイントを700msに設定しています。
これは、シーンを切り替えてから何秒間そのままの画面で維持するのかを決める設定となっており、以下の画像だと0.7秒待ってから画面が切り替わる設定になっています。
もしこれが0msの場合、扉が閉まる前に画面が切り替わってしまうので不自然になってしまうんですよね~
なので、使用するトランジション用の動画に合わせて、トランジションポイントは設定するようにしてください。
次に音声モニタリングについてですが、もしも使用したい動画に音声がある場合は、モニターオフを選択するのがおすすめです。
音声を確認したい場合は、モニターのみ(出力はミュート)に設定すると音を聞くことができますが、この設定で録画や配信をすると音声が2重に聞こえる事があったので、自分はモニターオフに設定しています。
モニターオフにすると音声が聞こえなくなりますが、配信や録画をする時はちゃんと音声は収録されるので安心してください。
ここまで設定できたら「OK」をクリックしましょう。
ちなみに、歯車マークをクリックしてプロパティをクリックすると、先ほどのプロパティの画面を表示させることができるので、設定を変更したい時はチェックしてみて下さい。
カラーにフェード
動画を見ればわかりますが、カラーにフェードとはフェードしながら設定した色に切り替わり、その後に選択したシーンに切り替わるトランジションとなっています。
ただ、初期設定ではカラーにフェードは選択できないので、自分で追加する必要がありますね。
やり方としては、シーントランジションの欄の「+」をクリックして、「カラーにフェード」をクリックします。
名前を入力してくださいと表示されますが、そのまま「OK」をクリックします。
プロパティが表示されますが、まずは「色を選択」をクリックして、1度切り替わる色を選びます。
このような色選択画面が表示されるので、好きな色を選択したら「OK」をクリックしましょう。
次にピークカラーポイントですが、カラーにフェードは
「シーン1→色→シーン2」
というように画面が切り替わりますが、シーン1~シーン2に切り替わるまでの時間の内の何%の地点で色のピークを持ってくるのかという設定になります。
例えば30%の地点に設定すれば、シーン1から色に切り替わるのが早いけど、色からシーン2に切り替わるのは遅くなります。
70%の位置に設定すればシーン1から色に切り替わるのが遅いけど、色からシーン2に切り替わるのは早くなります。
これは完全に好みになるので、自由に設定してみて下さい。
設定できたら「OK」をクリックしましょう。
ちなみに、カラーにフェードには期間という欄があり、画面を切り替える速度(時間)を設定することが可能です。
単位はms(ミリ秒・ミリセカンド)となっており、1msは1000分の1秒という意味になります。
下の画像は500msとなっていますが、0.5秒で画面を切り替える設定となっていますね。
数字を大きくすると、ゆっくりと画面が切り替わるようになるので、自分好みの切り替え速度に設定してみて下さい。
あと、歯車マークをクリックしてプロパティをクリックすると、先ほどのプロパティの画面を表示させることができるので、設定を変更したい時はチェックしてみて下さい。
輝度ワイプ
輝度ワイプについてですが、これは簡単に言うとちょっと特殊なトランジションが選べるその他の設定のようなものになっています。
ただ、初期設定では輝度ワイプは選択できないので、自分で追加する必要がありますね。
やり方としては、シーントランジションの欄の「+」をクリックして、「輝度ワイプ」をクリックします。
名前を入力してくださいと表示されますが、そのまま「OK」をクリックします。
プロパティが表示されるので、画像の欄をクリックして好きなトランジションを選びましょう。
このようにめちゃくちゃあるので、「トランジションのプレビュー」で確認しながら好きなのを選んでみて下さい。
ちなみに、柔らかさの数値を大きくすることで、画面が切り替わる時のぼかし具合が大きくなるので、これも実際に確認しながら調整してみて下さい。(最大1まで)
あと、例えば左から右に切り替わるトランジションに設定している時に反転にチェックを入れると、右から左に切り替わるようになるので、こちらも確認してみて下さい。
設定できたら「OK」をクリックしましょう。
ちなみに、輝度ワイプには期間という欄があり、画面を切り替える速度(時間)を設定することが可能です。
単位はms(ミリ秒・ミリセカンド)となっており、1msは1000分の1秒という意味になります。
下の画像は300msとなっていますが、0.3秒で画面を切り替える設定となっていますね。
数字を調整して、自分好みの切り替え速度を設定してみて下さい。
あと、歯車マークをクリックしてプロパティをクリックすると、先ほどのプロパティの画面を表示させることができるので、設定を変更したい時はチェックしてみて下さい。
個別にシーントランジションを設定する方法
ここまでシーントランジションの種類について解説してきましたが、
・シーン2に切り替えた時はフェード
・シーン3に切り替えた時はスティンガー
というように、個別にシーントランジションを設定できるようになっているので、その方法を解説していきます。
やり方としては、
・トランジションオーバーライドを選択
・最初は未設定になっているので、選択しているシーンに設定したいトランジションを選ぶ
この設定を行ってください。
個別にトランジションを設定すると、以下の動画のようになります。
シーンとソースの保存方法
ここまでシーンとソースを追加して、シーントランジションの設定も行ってきましたが、画面上にあるシーンコレクションのチェックマークがついたところに、今まで設定してきたシーンやソースの情報が保存されています。
新規をクリックして、新しいシーンコレクションを作成すれば、シーンやソースの設定を複数作成できますし、状況に応じて簡単に変更する事が可能となっています。
自分の場合は、今のようにブログで解説するためのシーン・ソース設定と、ゲーム実況で配信や録画をする時のためのシーン・ソース設定というように使い分けていますね。
あなたも状況に応じて設定を保存したり、変更したりして使い分けてみて下さい!
ちなみに、各ゲーム毎のOBS配信/録画設定方法や、BGM・画像の追加方法など、OBS関連の記事を多数投稿しています。
こちらでOBS関連の記事をまとめて紹介しているので、他の設定方法が気になる人はチェックしてみて下さい!
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>>OBS Studioの使い方まとめページを確認する!
まとめ
今回は、OBSのシーントランジションで画面の切り替え方を設定する方法について解説しました!
ちなみに、自分は「しふぁチャンネル」というゲーム実況チャンネルと「しふぁの作業部屋」というこれからYouTubeを始めたい人向けの情報を発信しているチャンネルを運営していますが、両方のチャンネルとも収益化の条件である、
・直近12ヶ月の総再生時間が4000時間以上
この条件をクリアしており、収益化もしています。
特に「しふぁの作業部屋」ではたった4ヶ月間・3日に1本動画を投稿するだけで収益化する事ができたので、その時のノウハウをまとめた記事をnoteにて販売しております。
少しでも早く登録者数や再生回数を増やして収益化まで行きたいと考えている人にとって役に立つ情報を解説していますし、今なら購入者限定で無料で貰えるお得な特典も用意しています!
今後も特典を増やしたり、内容のアップデートも行っていく予定なので、お得なうちにチェックしてみて下さいね♪
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