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OBSの録画設定でPCゲームを1080p/60fpsの高画質で撮影する方法


「OBS Studioを使ってPCゲームを録画したいけど設定方法がわからない…」

と悩んでいる人もいるのではないでしょうか。

ちなみに、自分は「しふぁチャンネル」というゲーム実況チャンネルや、「しふぁの作業部屋」というこれからYouTubeを始めたい人向けの情報を発信しているチャンネルを運営していますが、このOBSを使用して動画を録画する事が多いので設定方法に関しては熟知しております。

なので今回は実際の経験を元に、OBSの録画設定でPCゲームを1080p/60fpsの高画質で撮影する方法を解説していくので最後まで確認していって下さい!

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🔽OBSの各種設定方法などの使い方を全てまとめたページはこちら!
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>>OBS Studioの使い方まとめページを確認する!

 

動画でも解説しています

 

必要な準備や確認事項

まず最初にOBSで録画設定を行う前に必要な準備や様々な確認をしていきますが、

①OBS Studioのインストール
②使用しているPCのスペック確認
③モニターについて

これら3つについて確認してもらう必要があります。

①OBS Studioのインストール

まず最初にOBS Studioのインストールについてですが、PCゲームの録画を行うためのキャプチャーソフトとなっており、まだPCにOBS Studioをインストールしていないのであればインストールを行ってください。

OBS Studio以外にもたくさんのキャプチャーソフトが存在していますが、無料で利用できてクオリティの高い録画設定が行える特徴があるので、個人的にはOBS Studioを使用するのを推奨しています。

もしも、OBS StudioをPCにインストールしていないのであれば、こちらのリンクのページからやり方を確認できるので、インストール方法がわからない人はチェックしてみて下さい!
check!
>>OBS Studioのインストール方法を確認する!

 

ちなみに、この記事ではバージョン29.0.2のOBSを使用して解説を行います。

時期によっては設定画面が変化している場合がありますし、Windows11の画面で解説することもあってMacだと一部の仕様が違う可能性もあります。

その点は予めご了承ください。

 

②使用しているPCのスペック確認

次に使用しているPCのスペック確認という事ですが、OBSで高画質で録画するには一定のPCスペックが必要になっています。

ゲーム実況を行うのであれば1080p/60fpsの解像度が一般的ですが、このページで解説している設定を行ったとしても、使用しているPCのスペックによっては1080p/60fpsの解像度で録画できない場合もあるんですよね。

特に重要なスペックとしてはCPU・GPU・メモリの3つになってくるのですが、OBSで1080p/60fpsで録画するために必要なPCスペックの目安としては以下の通りです。

なぜ、このようなスペックが必要なのかはこちらのページで詳しく解説しているので、詳細情報が気になる人は確認してほしいのですが、このスペックはあくまで目安となっています。

プレイするPCゲームによっては1080p/60fpsで録画できない場合もあるので、ワンランク・ツーランク上のスペックになっているPCを準備してください。

 

ちなみに、自分は以下のようなスペックのPCを使用して今回の録画設定方法を解説していきます。

・CPU:Intel Core i7-13700F
・GPU:NVIDIA GeForce RTX4080
・メモリ:32GB

PCゲームをプレイするのであれば高性能なGPUが搭載されたPCを使用する人が多いので、GPUを活用した録画設定方法で解説しますが、自分はNVIDIAのGPUが搭載されたPCを使用しています。

もしも、AMDのRadeonやIntelのArcといったNVIDIA以外のGPUが搭載されたPCを使用している場合、一部の設定方法が違う可能性がありますので予めご了承ください。

 

あと、自分が使用しているPCのスペックがわからないという人は、Windowsでのスペック確認方法を解説したページを作成しているのでチェックしてみて下さい!(違うOSを使用している場合は自分で調べるようにして下さい。)
check!
>>【Windows】自分のPCのCPU/GPU/メモリの確認方法を確認する!

 

③モニターについて

次にモニターについて解説しますが、PCゲームをプレイしながらOBSで録画したいのであれば、

・PCゲームを表示させるゲーム専用モニター
・OBSを表示させる裏方用モニター

というようにモニターを2台使用する事を推奨しています。

モニター1台だけでも録画できないことは無いですが、OBSで設定を行ったり、実際に録画を行うときの作業が非常にやりにくいのでモニター1台はおすすめしていません…。

モニターを2台使用する場合、設置する場所や予算の問題も出てきますが、2台あった方が作業がやりやすいので参考にしてみて下さい。

 

ちなみに、

「テレビでも2台目のモニターの代わりにできますか?」

という質問をもらうことが多いのですが、テレビ側にHDMIやDisplayPortで入力できる端子があるのであればモニターの代わりに使用することは可能です。

使っていないテレビがあるのであれば、モニターの購入費用を抑えられるので参考にしてみて下さい。

 

OBSにPCゲームの画面を映す方法

OBSでの録画設定を行っていきたいところですが、OBSにPCゲームの映像を表示できていない人もいるかもしれないので、OBSにPCゲームの画面を映す方法を解説します。

すでにPCゲームの画面を映せているのであれば、ここは飛ばして次の項目から録画設定を行ってください。

 

まず、PCゲームの映像をOBSに映す方法としては、

・ゲームキャプチャ
・ウィンドウキャプチャ
・画面キャプチャ

この3つの内のどれかのソースを使用すれば映像を映せるようになっています。

ただ、人によって何のPCゲームを映したいのか違いますし、すべての方法をここで解説すると長くなり、本記事での本題と大きくズレてしまいます。

なので、PCゲームの映像をまだ映せていないという人は以下のリンクから実際のやり方を確認し、映像を映せたらこのページに戻って録画設定を行うようにしてください。
check!
>>OBSにPCゲームの映像を映す3つの方法を確認する!

 

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OBSでの録画設定方法

PCゲームの映像を映せたらOBSでの録画設定をやっていきましょう。

実際にOBSで録画設定を行う場合は、

・出力の設定
・音声の設定
・映像の設定
・詳細設定

という4つの項目を調整していく必要があります。

ちなみに、今回は1080p/60fpsの解像度で録画する前提で設定していきますし、一部の設定項目に関してはYouTubeに動画投稿する時に推奨されている設定方法で解説するので予めご了承ください。

また、初心者の人からすると専門用語もたくさん出てくるので理解するのが大変だと思います。

実際に自分が調べても意味が分からない設定が部分的にあるのでそのような設定の解説は簡単に済ませる場合がありますが、解説可能な設定に関してはわかりやすく解説するので、1つ1つ確認していってください。

 

出力の設定

それではまず最初に出力の設定を行います。

OBSの画面右下のにある「設定」をクリックしてください。

 

次に画面左の欄にある「出力」の項目をクリックし、出力モードを「詳細」に変更します。

 

すると、このような画面に切り替わるので、「録画」タブをクリックしてください。

 

次に上から順番に設定していきますが、まずは種別が「標準」であることを確認して下さい。

 

次に「録画ファイルのパス」ですが、この部分で録画した動画の保存先を決めることが可能となっています。

実際に「参照」をクリックすると、

 

PC内のどこのフォルダに録画した動画を保存するのか決められるので、管理がしやすい場所を選択できたら「フォルダーの選択」をクリックしてください。

 

実際に選択できると「録画ファイルのパス」に選択したフォルダの場所が表示されます。

ちなみに、その下にある「スペースなしのファイル名を生成」のチェックは外したままにしておいてください。

 

次に録画フォーマットですが、「mp4」に設定してください。

 

次に音声トラックの「1」にチェックマークが付いているのを確認したら、上にある「音声」タブをクリックしてください。

 

次にこのような画面が表示されますが、トラック1の音声ビットレートを「128」に設定しましょう。

設定できたら「録画」タブをクリックして元の画面に戻ってください。

 

次にエンコーダですが、ここは使用しているPCのGPUの性能によって「x264」「NVIDIA NVENC H.264」のどちらかに設定します。

それぞれのエンコーダについて簡単に説明すると、「x264」はCPUを使用して録画の処理を行うようになっており、どのPCでも必ず設定できるエンコーダとなっています。

それと違って「NVIDIA NVENC H.264」はNVIDIAのGPUを搭載している場合にのみ使用できるエンコーダとなっており、GPUを使用して録画の処理を行うようになっています。

 

どちらを選択するべきかについてですが、NVIDIA GeForce RTX2000番台以上のGPUが搭載されたPCを使用しているのであれば「NVIDIA NVENC H.264」の方が画質を高くできるのでこちらを選択してください。

もしも、NVIDIA GeForce GTX1000番台以下のGPUが搭載されたPCを使用していたり、「NVIDIA NVENC H.264」というエンコーダ自体が無いのであれば「x264」を選択してください。

今回の場合、自分はRTX4080が搭載されたPCを使用していますし、PCゲームをプレイするのであればゲーミングPCを購入している人が多く、RTX2000番台以上のGPUが搭載されたPCを使用している人が多いので、今回は「NVIDIA NVENC H.264」に設定して解説していきます。

「x264」を選択するしかないのであれば、PS4やSwitchの映像を録画したい人向けに解説したページで「x264」での録画設定方法を解説しています。

以下のリンクをクリックし、目次の「出力の設定」から設定方法を確認してみて下さい。(設定できたらこのページに戻ってきてね)
check!
>>「x264」での録画設定方法を確認する!

 

次の設定ですが、

・出力をリスケールする:チェックなし
・カスタムマルチプレクサーの設定:空欄
・自動ファイル分割:チェックなし

この設定でOKです。

 

次にレート制御ですが、「CBR」に設定して下さい。

「CBR」に設定すると固定ビットレートという設定になるのですが、この後のビットレートで設定した数値に合わせて録画を行うので、録画した動画の映像が安定しやすくなり、映像と音声がズレるといった症状も出にくくなります。

他にも「VBR」といった設定があり、こちらは可変ビットレートの設定になるのですが、動きが激しいところはビットレートを高くし、動きが無い部分はビットレートを低くするなど、映像の状況によってビットレートが変化するようになっています。

ただ、状況によっては映像に異常が出る場合があったり、動画編集ソフトに動画を入れると音ズレが起きたりする場合があるんですよね。

動画撮影した後にこのような問題が起きてしまうと、撮影し直さないといけない手間がかかるので、ここは基本的に「CBR」に設定してください。

 

次にビットレートですが、これは録画する動画の画質を大きく左右する設定となっており、基本的に撮影した動画を投稿するプラットフォームに合わせて設定するのがおすすめです。

 

今回の場合はYouTubeに動画投稿する前提で解説していますが、YouTubeヘルプの「アップロードする動画におすすめのエンコード設定」のページを確認すると、各解像度・フレームレートごとの推奨ビットレートは以下のようになっています。

ゲーム実況するのであれば1080p/60fpsの解像度が一般的ですし、最低でも720p/30fpsの解像度があれば何とか見れる動画にはなるので、基本的に赤枠の範囲内でビットレートを決めていきましょう。

今回の場合は1080p/60fpsの解像度で録画を行う前提で解説していますが、その場合のビットレートを確認すると12Mbps(メガbps)。

Kbps(キロbps)にすると12000Kbpsになるというのは理解できますか?

 

なので、今回の場合は「12000Kbps」と設定して下さい。

ただ、設定が終わった後のテスト録画の結果によっては、このビットレートの項目を後から変更する可能性があるので覚えておきましょう。

 

次にキーフレーム間隔ですが、YouTubeでは2秒が推奨されているで「2s」に設定してください。

 

次にプリセットですが、ここはひとまず「P5:Slow(高品質)」に設定してください。

数字が上がるにつれて画質を優先して処理してくれますが、録画中のGPU使用率が高くなるので状況によっては録画した動画の映像が乱れたり、PCゲームの動作が重くなるなどの影響が出てしまいます。

この後にテスト録画を行いますが、その結果によってはプリセットの項目を後から調整する可能性があるので覚えておいてください。

 

次にチューニングですが、これは「高品質」に設定してもらえればOKです。

これ以外にも「低遅延」や「超低遅延」が選択できますが、実際に検証してもあまり変化を感じなかったので「高品質」のままで問題ありません。

 

次にマルチパスモードですが、「1パス」に設定してください。

この設定を「2パス」にすると、動きが激しいところはビットレートを高くして画質や音質を高めたり、そうでない部分はビットレートを低くするといったことがより確実にできるようになります。

ゲーム映像を録画するなら動きの激しいシーンが多いので、「2パス」が向いているのですが…。

レート制御の項目で「CBR」というビットレートで設定した数値に合わせて録画を行う固定ビットレートの設定にしているので、「2パス」に設定したところで意味がありません。

「VBR」といった映像の状況によってビットレートが変化する設定(可変ビットレート)にしているのであれば、「2パス」に設定する意味はありますが、「VBR」に設定するのはおすすめしていないので、マルチパスモードは「1パス」に設定してください。

 

次にここは一気に行きますが、

・プロファイル:high
・Look-ahead:チェック無し
・心理視覚チューニング:チェック入れっぱなし
・GPU:0
・最大Bフレーム:2

この設定でOKです。

全て設定できたら「適用」をクリックしましょう。

 

音声の設定

次に音声の設定を行います。

設定画面の左側にある「音声」の項目をクリックし、一般の欄にあるサンプルレートを「44.1kHz」に設定し、チャンネルを「ステレオ」に設定してください。

サンプルレートを「48kHz」にしておくと、音ズレが発生してしまう可能性があるので注意しましょう。

 

次にPCゲームの音声を録画する動画内に入れる設定を行いますが、

・デスクトップ音声を「既定」にする方法
・ソースで「アプリケーション音声キャプチャ(ベータ版)」を使用する方法

この2つの方法があります。

まずはデスクトップ音声を「既定」にする方法ですが、グローバル音声デバイスの欄にあるデスクトップ音声を「既定」にしてください。

デスクトップ音声2に関しては「無効」のままで大丈夫です。

この設定は非常に簡単というメリットがありますが、PCから出力される音声のすべてがデスクトップ音声として認識されるので、複数の音声を録画に含めたいときに音量調整が難しいというデメリットがあります。

例えばDiscordなどの通話ソフトを使ってボイスチャットを行いながらPCゲームをプレイする場合、Discordの通話音声とPCゲームの音がデスクトップ音声として1つにまとまってしまうので、それぞれの音声を調整するのが難しいんですよね。

PCから出力される複数の音声を録画に含めたいのであれば、ソースで「アプリケーション音声キャプチャ(ベータ版)」を使用すると個別に音声を分けて設定できるのでその方法を解説します。

 

まずは、デスクトップ音声の項目は「無効」の状態で「OK」を選択し、設定画面を閉じて下さい。

 

すると、サンプルレートを変更したことで「今すぐ再起動しますか?」と表示されるので、「はい」を選択してOBSを再起動しましょう。

 

OBSを再起動できたらソースの欄にある「+」をクリックして「アプリケーション音声キャプチャ(ベータ版)」をクリックしてください。

 

次にソースを作成/選択という画面が表示されますが、わかりやすい名前を付けたら「OK」をクリックしてください。

今回は初期設定のまま解説していきます。

 

次にプロパティの画面が表示されますが、ウィンドウの項目に録画したいPCゲームを選択して「OK」をクリックしてください。

 

すると、音声ミキサーの項目にアプリケーション音声キャプチャが表示され、PCゲームの音が入るようになります。

あとはDiscordの通話音声を入れたいのであれば、同じようにソースの「+」から「アプリケーション音声キャプチャ(ベータ版)」を選択し、Discordを選択してあげればPCゲームとDiscordの通話音声を分けて音量調整することが可能です。

・デスクトップ音声を「既定」にする方法
・ソースで「アプリケーション音声キャプチャ(ベータ版)」を使用する方法

状況に応じてこの2つの方法を使い分けてみてください。

 

映像の設定

次に映像の設定を行います。

まずは、OBSの画面右下にある「設定」をクリックし、

 

画面左にある「映像」の項目をクリックして、出力(スケーリング)解像度を「1920×1080」に設定して下さい。

ちなみに、この出力(スケーリング)解像度の設定は録画する動画の解像度となる設定になります。

今回は1080pの解像度で録画を行いたいので1920×1080と設定します。

 

次に縮小フィルタですが、基本(キャンバス)解像度と出力(スケーリング)解像度が同じならば設定する必要はありません。

 

もしも、違っているのであれば設定する必要がありますが、その場合は「ランチョス(先鋭化スケーリング、36のサンプル)」に設定して下さい。

 

次にFPSの設定ですが「FPS共通値」を選択して「60」と設定します。

ここまで設定できたら「適用」をクリックしてください。

 

詳細設定

次に詳細設定を行います。

画面左にある「詳細設定」の項目をクリックして色範囲を「フル」に設定してください。

初期設定ではリミテッドになっていましたが、フルと比べると表示できる色の幅が少ないので、少しでも画質を向上させるために「フル」に設定します。

設定できたら「OK」をクリックしましょう。

 

ここまで来たら、ひとまず録画設定は完了です。

ちなみに、これまで設定画面で設定してきた内容は、プロファイルを変更すると設定内容も変化します。

プロファイルは複数作成でき、今回のPCゲーム用の録画設定だけでなく用途に応じて録画設定を使い分けられたり、生配信時の設定というように使い分けられるので、状況に合わせて新しいプロファイルを作成してみてください。

あと、実際に録画する時はマイクを使用して自分の声を入れたい人もいるのではないでしょうか?

ここでマイク設定方法を解説するとものすごく長くなってしまうので、以下のリンクのページでマイク設定方法について解説しています。

マイク設定方法がわからない人はチェックしてみて下さい!
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>>OBSのマイク設定方法を確認する!

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テスト録画前の準備

録画設定が終わったら実際にテスト録画を行って映像や音声を確認していきますが、その前に2つ準備してもらうものがあります。

まず1つ目はテスト録画中のCPU使用率・GPU使用率を確認するためにタスクマネージャーを表示させてください。

Windows11でのやり方になりますが、画面下のタスクバーの上で右クリックして「タスクマネージャー」をクリックします。

 

次に「プロセス」の項目をクリックすることでCPU使用率とGPU使用率を確認可能です。

もしも、GPUの項目が表示されていないのであれば、CPUの上で右クリックしてGPUにチェックを入れれば表示されるようになります。

使用しているPCのスペックにもよりますが、1つの目安としてCPU使用率とGPU使用率が録画中に約70%を超えてしまうと、録画した映像がカクついてしまったり、音声がおかしくなってしまう場合があります。

なので、テスト録画を行うときは、CPU使用率とGPU使用率が70%以上にならないようにタスクマネージャーを確認しながら録画を行ってください。

 

次に2つ目に準備するものとしては、録画した動画の保存先を開いておいてください。

テスト録画を行った後は録画した動画を確認してカクつきが無いか、音声の異常は無いか、ゲーム音量やマイク音量は大丈夫なのか確認していくので、先に保存先を開いておくのがおすすめです。

やり方としては、OBSの画面の左上にある「ファイル」をクリックして「録画を表示」をクリックすると、保存先を開くことができるので準備しておいてください。

テスト録画のやり方

それではテスト録画のやり方を解説していきます。

まずはOBSの画面の右下にある「録画開始」をクリックしてください。

 

録画が始まったらPCゲームの画面に切り替えてゲームを操作し、タスクマネージャーのCPU使用率とGPU使用率を確認しましょう。

基本的に何も動かさないと各数値は低くなり、画面を動かすと各数値が高まるので、CPU使用率とGPU使用率が70%を超えないかチェックしていきます。

使用しているPCのスペックにもよりますが、70%を超えてしまうと録画した動画がカクついたり、音声がおかしくなる場合があるので注意しましょう。

ちなみに、よくある質問として、

「画面を動かした時に一瞬だけ70%を超える時があるけどそれは大丈夫なのか?」

という質問がくるのですが、使用しているPCのスペックによっては問題ありません。

70%という数値はあくまで目安となっており、使用しているPCのスペックによっては70%以上になっても問題なかったり、反対に60%台でも異常が出たりする場合もあります。

最終的には録画した動画を確認して問題が無いのかチェックしますが、実際に検証を重ねた結果として、正常に録画を行うには70%前後の使用率になっていれば良いというのが大まかに分かっているので、

「70%を超えたから・70%に近い数値だから設定を変更しないといけないかもな」

と考えるようにしてください。

 

ひとまずCPU使用率とGPU使用率が70%を超えていないのであれば問題無いと判断し、このままテスト録画を続行してゲーム映像の録画を行いましょう。

あと、マイクを使用しているのであれば、実際に声を出してマイク音声も収録してみてください。

そして、良い感じに撮影できたら「録画終了」をクリックしましょう。

 

次に録画した動画を確認して映像や音声に問題が無いのかチェックしますが、動画を再生するアプリによっては正常な動画だったとしても処理が重くて映像がカクついたり、音声に異常が出る場合があります。

なので、録画した動画をチェックする前に、おすすめの動画再生アプリが選択されているのか確認していきましょう。

まずは、録画した動画の上で右クリックして「プロパティ」をクリックしてください。

 

次に「全般」タブの中にあるプログラムの「変更」をクリックしてください。

 

次にMP4形式の動画を再生するアプリを選択できる画面が表示されますが、この中でも「映画&テレビ」が1番おすすめなので、実際にクリックして選択できたら「既定値を設定する」をクリックしてください。

 

すると、プログラムの項目が変化するので、「OK」をクリックして設定を確定させましょう。

後は実際に録画した動画を再生して映像や音声に異常が無いのか確認ください。

また、ゲーム音量やマイク音量に関しても問題が無いのか確認しましょう。

 

実際に確認して問題ないのであれば、録画設定はこれでOKです!

ちなみに、YouTube生配信する時のOBS設定方法や、BGMや画像をOBSに追加する方法といったOBSの使い方を全てまとめたページを作成しています。

以下のリンクから様々な情報を確認できるので、他にもOBS関連で気になる設定がある場合はこちらからチェックしてみて下さい。
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>>OBS Studioの使い方まとめページを確認する!

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CPU使用率やGPU使用率が70%を超えたり、録画した動画に異常が出たときの対処法

CPU使用率やGPU使用率が70%を超えてしまうと、正常に録画の処理を行うことができず、映像や音声に異常が出やすくなっています。

使用しているPCのスペックによっては、70%以上になっても録画した動画には何も問題がない場合もありますが、異常が出てしまったのであればCPU使用率やGPU使用率を下げる必要がありますね。

実際にCPU使用率やGPU使用率を下げる方法としては、

①PCゲームのグラフィック関連の設定を下げる
②プリセットを小さい数字の方へ変更する
③ビットレートを下げながら出力(スケーリング)解像度を段階的に下げる

という3つの方法があるのでそれぞれ解説していきます。

 

まず最初に変更して欲しい部分としては、PCゲーム内のグラフィック関連の設定です。

プレイするゲームによって設定内容が違うので、実際に調べながらグラフィック関連の設定を下げてほしいのですが、解像度やフレームレート、細かいグラフィックの設定などを低くすると、CPU使用率やGPU使用率を大きく下げることができます。

実際に各設定を下げることができたら、もう1度テスト録画を行って確認してみて下さい。

ちなみに、グラフィック関連の設定を下げたとしても、録画中のCPU使用率が70%以下にならず、動画を確認しても異常が出ている場合は完全にCPUの性能不足です。

エンコーダを「x264」に設定しているのであればいくつか対処法はありますが、「NVIDIA NVENC H.264」に設定しているのであれば設定でどうにかできる問題ではないです。

自分でCPUを交換できるなら高性能な物に変更したり、良くわからないならPCごとより高性能な物に買い換えましょう。

もしも、エンコーダで「x264」に設定していたのであれば、PS4やSwitchでの録画設定方法を解説した記事内で対処法を解説しているので、以下のリンクから対処法を確認してみてください。
check!
>>「x264」での録画設定方法を確認する!

 

録画中のGPU使用率だけが70%を超えており、動画を確認してもまだ異常が出ている状態なのであれば、2つ目の対処法であるプリセットを小さい数字の方へ変更することで対処可能です。

実際のやり方ですが、OBSの画面右下にある「設定」をクリックしてください。

ちなみに、録画中に設定を変更しても上手く反映されないので、必ず録画は終了した状態で設定画面を開くようにしてください。

 

次に画面左の「出力」の項目から「録画」タブをクリックし、プリセットを「P4:Medium(中品質)」に変更してください。

これで「OK」をクリックして設定を確定させたら、もう1度録画を行ってGPU使用率を確認してみましょう。

もしも、この設定でもGPU使用率が70%を超えており、動画を確認しても異常が出ている状態なのであれば、P3→P2→P1と数字を下げていき、その都度テスト録画を行って確認してみてください。

 

もしも、P1まで下げたとしてもGPU使用率が70%を超えてしまい、動画を確認しても異常が出ている状態なのであれば、次はビットレートを下げながら出力(スケーリング)解像度を段階的に下げていきます。

現在は12000Kbpsに設定していますが、ビットレートを500Kbpsや1000Kbpsずつ徐々に下げていき、その都度テスト録画を行ってGPU使用率と異常の有無を確認して下さい。

 

もしもビットレートが8000Kbpsより下がってしまう場合は、1080p/60fpsで録画するのは諦めて1080p/30fpsに変更します。

 

設定画面の左にある「映像」の項目をクリックし、FPS共通値を「30」に変更してください。

あとは同じようにテスト録画を行いつつ、GPU使用率が70%以下になったり、録画した動画に異常が出なくなるまでビットレートの調整を行いましょう。

 

もしもビットレートが7500Kbpsより下がってしまう場合は、1080p/30fpsで録画するのは諦めて720p/60fpsに変更します。

 

設定画面の左にある「映像」の項目をクリックして、出力(スケーリング)解像度を「1280×720」、縮小フィルタを「ランチョス(先鋭化スケーリング、36サンプル)」、FPS共通値を「60」に変更してください。

あとは同じようにテスト録画を行いつつ、GPU使用率が70%以下になったり、録画した動画に異常が出なくなるまでビットレートの調整を行いましょう。

 

もしもビットレートが5000Kbpsより下がってしまう場合は、720p/60fpsで録画するのは諦めて720p/30fpsに変更します。

 

設定画面の左にある「映像」の項目をクリックして、FPS共通値を「30」に変更しましょう。

あとは同じようにテスト録画を行いつつ、GPU使用率が70%以下になるまでビットレートの調整を行ってください。

 

もしもビットレートが4000Kbpsより下がってしまう場合は、720p/30fpsで録画するのは諦めて480p/60fpsで録画することになりますが、流石にこれだけ解像度が落ちてくると画質が悪くなってしまうのであまりおすすめできません…。

これ以上の対処法は無いので、より高性能なPCに買い替えるのをおすすめします。

 

まとめ

今回は、OBSの録画設定でPCゲームを1080p/60fpsの高画質で撮影する方法を解説しました!

ちなみに、自分は「しふぁチャンネル」というゲーム実況チャンネルと「しふぁの作業部屋」というこれからYouTubeを始めたい人向けの情報を発信しているチャンネルを運営していますが、両方のチャンネルとも収益化の条件である、

・登録者1000人
・直近12ヶ月の総再生時間が4000時間以上

この条件をクリアしており、収益化もしています。

特に「しふぁの作業部屋」ではたった4ヶ月間・3日に1本動画を投稿するだけで収益化する事ができたので、その時のノウハウをまとめた記事をnoteにて販売しております。

少しでも早く登録者数や再生回数を増やして収益化まで行きたいと考えている人にとって役に立つ情報を解説していますし、今なら購入者限定で無料で貰えるお得な特典も用意しています!

今後も特典を増やしたり、内容のアップデートも行っていく予定なので、お得なうちにチェックしてみて下さいね♪

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この記事を書いた人
しふぁ

「1人でゲームをプレイするのは面白くない!」というのがキッカケでYouTubeで「しふぁチャンネル」というゲーム実況チャンネルを運営開始。約1年4ヶ月で収益化達成。その経験を元に自分と同じようにゲーム実況を始めたい人向けに本ブログを運営開始。さらにブログで解説している内容を動画化するために第2のYouTubeチャンネル「しふぁの作業部屋」も運営開始。こちらは3日に1本・たった4ヶ月の動画投稿で収益化を達成。2023年4月時点で登録者5.5万人を突破。ゲーム実況は非常に楽しいし、たくさんのゲーム仲間と繋がれる最高のコンテンツと考えているので、その魅力を1人でも多くの人に体験してもらえるよう、今からゲーム実況を始めたい人をサポートしています。

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