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YouTubeとTwitchで同時配信するやり方!OBS設定方法や注意点も解説!

このページではOBS Studioを使用してYouTubeとTwitchで同時配信するやり方を解説しています。

同時配信時の規約もありますし、他にも様々な注意点もあるので、こちらもしっかりと確認してください。

ちなみに、自分は「しふぁの作業部屋」というこれからYouTubeを始めたい人向けの情報を発信しているチャンネルを運営しているので、気になる人はこちらもチェックしてみてください。

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🔽OBSの各種設定方法などの使い方を全てまとめたページはこちら!
check!
>>OBS Studioの使い方まとめページを確認する!

動画でも解説しています

 

YouTubeとTwitchで同時配信する場合の注意点

YouTubeとTwitchで同時配信するやり方を解説する前に、事前に確認してもらいたい注意点があります。

その概要を言っておくと、

①YouTubeとTwitchの両方で問題無く単独配信を行えた経験があるのか
②Twitchの「同時配信に関するガイドライン」を確認できているか
③ネット回線の上り速度に余裕があるのか

この3つの事について注意してください。

 

①YouTubeとTwitchの両方で問題無く単独配信を行えた経験があるのか

YouTubeとTwitchで同時配信するには、同時配信が行えるプラグインをOBS Studioにインストールして配信設定を行いますが、その設定方法が複雑になっています。

もしも、OBS Studioを使用してYouTubeとTwitchの両方で単独配信を行った経験が無い場合、各設定内容を理解するのは難しいので注意してください。

この後に解説する注意点もおそらく理解できないです。

 

単独配信したことが無い場合は、先に単独配信する方法や各設定の内容を理解してから同時配信を行いましょう。

YouTubeとTwitchの配信設定方法を解説したページを作成しているので、以下のリンクから確認してみてください。
check!
>>OBSでYouTube配信をする設定方法を確認する!

>>OBSでTwitch配信をする設定方法を確認する!

OBSに配信したい映像を映せていなかったり、マイク設定のやり方が分からない場合も上記リンクから確認してください!

 

ちなみに、上記リンク先のページを確認してYouTubeやTwitchの単独配信を行ったけど、推奨設定では映像や音声に異常が出てしまい、ビットレートやプリセット、出力スケーリング解像度、FPS共通値といった設定を下げて配信を行った人もいると思います。

同時配信を行うと単独配信よりもPCに負荷がかかるので、単独配信で設定を下げて配信した人は同時配信がまともに行えない可能性が高いです。

この事も頭に入れてこの先の解説を確認してください。

 

②Twitchの「同時配信に関するガイドライン」を確認できているか

Twitchで同時配信を行う場合、「同時配信に関するガイドライン」の内容を確認し、いくつかのポイントに注意して同時配信を行う必要があります。

ちなみに、YouTubeに関しては利用規約を確認しても同時配信に関する記述は無かったので、YouTube側で気を付けることは特にありません。

Twitch側の「同時配信に関するガイドライン」で記載されている内容だけ注意しましょう。

 

それでは「同時配信に関するガイドライン」で記載されていた情報をまとめると、

(1)他サイトより悪い品質にしないこと
(2)別の配信サイトへの誘導は禁止
(3)複数の配信サイトのチャットを統合できるサービスの利用禁止

この3つの事について言及されています。

それぞれの項目について詳しく解説するので、同時配信を行う前にしっかりと確認してください。

同時配信のガイドラインを遵守しなかった場合、最初に警告が送信され、その後にペナルティ措置が行われてしまうので必ず確認して守りましょう。

 

(1)他サイトより悪い品質にしないこと

まず最初に他サイトより悪い品質にしないことですが、「悪い品質」というのは解像度や画質、チャットでの交流方法に差をつける行為となっています。

例を出すと、

YouTubeは1080p、Twitchは720pみたいに解像度に差を付けてTwitch側を下げるのはNG
同じ解像度でもビットレートなどの画質に関連する設定を調整し、Twitch側の画質を低下させるのはNG
配信中にYouTube側のチャットは読むけど、Twitch側のチャットは読まない行為はNG

といった感じですね。

この後にOBSで配信設定を行いますが、画質に関連するエンコーダやビットレート、プリセット、解像度、フレームレートの設定はYouTubeとTwitchで同じ、もしくはTwitch側だけ下げないようにする必要があるので注意してください。

あと、同時配信時のチャットでの交流方法も注意しましょう。

 

(2)別の配信サイトへの誘導は禁止

次に別の配信サイトへの誘導は禁止ということですが、Twitchで配信中にYouTubeなどの同時配信を行っているページのリンクをチャットに記載する行為、口で誘導する行為はNGとなっています。

YouTube→Twitchに誘導するのは問題ありませんが、Twitchにいるユーザーを他の同時配信を行っているページに誘導する行為がダメなので注意してください。

 

ちなみに、Twitchのチャンネルページを確認した時、「クリエイターについて」で表示される他のサービスへのリンクは記載していても問題無いので覚えておきましょう。

 

(3)複数の配信サイトのチャットを統合できるサービスの利用禁止

次に複数の配信サイトのチャットを統合できるサービスの利用禁止ということですが、少し調べるとTwitchとYouTubeのチャット欄を1つにまとめて表示できるツールやサービスが存在しています。

このようなツールやサービスを使用し、Twitchの配信画面に他の配信サイトのチャットを表示させる行為は禁止されているので注意してください。

ちなみに、配信画面に表示させるのではなく、裏で自分だけがチャット欄を管理するために使用するなら問題ありません。

 

③ネット回線の上り速度に余裕があるのか

配信を行うにはネット回線の上り速度(アップロード速度)が非常に重要です。

関係してくる設定としてはビットレートの設定になりますが、ビットレートは画質に影響する設定となっています。

Twitchの同時配信をする場合、他サイトより悪い品質にするのはNGなので、YouTubeとTwitchで同時配信を行うならビットレートを同じ数値に設定する必要があるんですよね。

 

実際にTwitchヘルプの「配信ガイドライン」を確認すると、Twitchで1080p/60fps・900p/60fpsで配信する場合のビットレートは6000Kbpsが推奨されています。

なので、YouTubeで配信する場合のビットレートも6000Kbpsに設定する必要があります。

実際にこの後に設定方法を解説しますが、サイト別の配信設定を行うときに、ビットレートは6000Kbpsに設定するので覚えておいてください。

ただ、同時配信を行うということは、

YouTube側の6000Kbps+Twitch側の6000Kbps=12000Kbps

となるので、12000Kbps分のビットレート設定に対応できるだけの上り速度が必要です。

 

単独配信を行うときに解説しましたが、配信のビットレートを決める条件としては、

①自分のネット回線の上り速度(アップロード速度)を超えないこと
②配信サイトの推奨ビットレートを超えないこと
③実測の上り速度より約25%ほど下げて設定すること

この3つの条件を満たしている必要があります。

この条件を基に12000Kbpsで設定するために必要な上り速度を逆算すると、

12000Kbps÷0.75=16000Kbps(16Mbps)

このように上り速度が16Mbpsは必要となっているので、実際にネット回線速度を計測してこれ以上の余裕があるのか確認しましょう。

 

計測ツールに特にこだわりのない人は、「ぴかまろ」というサイトにある計測ツールが初心者にも分かりやすくておすすめです。

以下のリンクから確認して実際に計測してみてください。

>>ネット回線速度を調べられる「ぴかまろ」のページはこちら
※必要であればおすすめの光回線と失敗しない選び方【ぴかまろ】も確認してみてください。

自分の場合は上り速度(アップロード速度)は87.0Mbpsとなっていたので、同時配信に必要な16Mbpsの基準は余裕でクリアできていました。

 

一応、16Mbpsの基準がクリアできていなかった場合の例を出しておきますが、上り速度が14Mbpsだった場合のビットレート設定方法としては、

14Mbps×0.75=10.5Mbps
10.5Mbps÷2=5.25Mbps(5250Kbps)

このようになるので、YouTubeとTwitchの同時配信設定を行うときのビットレートは、両方とも5250Kbpsから設定して下さい。

 

OBS Studioを使用した同時配信の設定方法

YouTubeとTwitchで同時配信する時の注意点を確認できたら、同時配信を行うための設定を行っていきましょう。

今回はOBS Studioというキャプチャーソフトを使用して同時配信を行いますが、

・OBS Studioのバージョン30.1.2
・Windows11のPC
・YouTubeは720p/60fps、Twitchは1080p/60fpsや900p/60fpsで同時配信する設定方法
・先ほど解説した3つの注意点を理解している

という条件で設定方法を解説していきます。

一部の設定はすでに理解している前提で話を進めており、詳しい解説を省いている場合もあります。

また、確認する時期によっては仕様が変化し、やり方が変わっている可能性もあるので注意しましょう。

 

ちなみに、3番目の条件についてですが、Twitchの「同時配信に関するガイドライン」の内容的に、Twitchのビデオ品質を下げるのはNGなので、YouTube側の配信設定はTwitch側に合わせる必要があります。

先ほどビットレートは6000Kbpsに設定する必要があると言いましたが、YouTubeヘルプの「ライブ エンコーダの設定、ビットレート、解像度を選択する」で推奨ビットレートを確認すると720p/60fpsで配信する場合の推奨ビットレートとなっています。

ビットレートが低いのに無理やり1080p/60fpsに設定すると720p/60fpsで配信するより画質が悪くなってしまうので、YouTubeは720p/60fps、Twitchは1080p/60fpsや900p/60fpsで同時配信していきましょう。

 

同時配信が行えるプラグインを導入しよう

まず、OBSで同時配信が行えるプラグインを導入していきましょう。

実際にプラグインを導入しなくても同時配信は行えますが、設定方法や画面の管理方法が複雑になってしまうのでプラグインを活用した方が簡単です。

プラグインは「obs-multi-rtmp」を使用するので、リンクをクリックして配布ページを開いてください。

 

次にどのバージョンをインストールするべきかですが、記事執筆時点では最新バージョン0.6.0.1が「Pre-release」となっています。

興味があるならこちらのバージョンをインストールしても良いですが、正式公開前のバージョンとなっており、何らかの不具合が発生する可能性もあるのでおすすめできません。

 

下にスクロールして1つ前のバージョン0.5.0.4を確認すると「Latest(最新)」となっていたので、インストールするならこちらがおすすめです。

確認する時期によっては最新のバージョンも変化するので、この情報を基にどのバージョンをインストールするべきか参考にしてください。

 

実際にバージョン0.5.0.4の項目を下までスクロールするとAssetsという項目があり、各OSごとにプラグインのインストーラーがダウンロードできるようになっています。

お使いのPCのOSに合わせてインストーラーをダウンロードしてください。

自分はWindows11を使用しているので「obs-multi-rtmp-0.5.0.4-windows-x64-Installer.exe
」をクリックして解説します。

 

ブラウザでChromeを使用している場合は、画面右上にダウンロードされたインストーラーが表示されるので、こちらをクリックしてください。

 

状況によっては英語で「obs-multi-rtmpをアンインストールしますか?」という画面が表示されますが、この画面が表示された場合は「いいえ」をクリックしてください。

 

次にインストール場所を変更できる画面が表示されますが、特に変更することなく「Install」をクリックしてください。

この時にOBSの画面を開いているとエラー画面が表示されるので、必ずOBSの画面は閉じた状態で「Install」ボタンをクリックしましょう!

 

インストールが完了するとこのような画面が表示されるので、「Close」をクリックして画面を閉じましょう。

 

配信枠の設定をしよう!

次にYouTubeとTwitchで配信枠の設定を行いましょう。

それぞれ単独配信を行っているなら理解できているかと思いますが、YouTubeの場合はYouTube Studioから配信枠を作成して遅延設定なども終わらせてください。

やり方が分からない場合は以下のリンクから詳細情報を確認しましょう。
check!
>>OBSでYouTube配信をする設定方法を確認する!

 

Twitchの場合はクリエイターダッシュボードの画面を開き、「配信マネージャー」→ペンマークの「配信情報の編集」をクリックして配信枠の設定を行いましょう。

やり方が分からない場合は以下のリンクから詳細情報を確認しましょう。
check!
>>OBSでTwitch配信をする設定方法を確認する!

 

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OBSでの同時配信の設定方法

プラグインをインストールして配信枠を作成できたら、OBSを起動して同時配信の設定を行いましょう。

まずは、OBSの画面右下にある「設定」をクリックしてください、

 

すると、様々な設定を行える画面が表示されますが、

通常の単独配信を行う場合は、

・配信
・出力
・音声
・映像
・詳細設定

この5つの項目の設定を調整して配信設定を行いました。

 

ただ、同時配信を行う場合、

・音声
・映像
・詳細設定

この3つの項目の設定だけを行い、他の項目はプラグインで追加された項目で設定するので覚えておいてください。

これから解説する3つの項目内にある細かい設定解説が知りたい人は、以下のYouTube・Twitchの配信設定方法を解説したページを確認してください。
check!
>>OBSでYouTube配信をする設定方法を確認する!

>>OBSでTwitch配信をする設定方法を確認する!

 

それでは細かい内容は省いて解説していきますが、画面左の「音声」の項目をクリックし、サンプルレートを「44.1kHz」に変更してください。

サンプルレートを変更するとOBSの再起動も必要になるので、一旦「OK」をクリックして再起動もさせましょう。

 

次に「映像」の項目をクリックし、

縮小フィルタ:ランチョス (先鋭化スケーリング、36サンプル)
・FPS共通値:60

この設定に変更してください。

 

次に「詳細設定」の項目をクリックし、

・プロセスの優先度:高
・色範囲:フル

この設定に変更してください。

ここまで設定できたら「OK」をクリックして設定画面を閉じましょう。

 

次にプラグインで追加された項目の設定を行います。

画面上にある「ドック」をクリックすると、「同時配信」という項目が追加されているのでクリックしてください。

 

すると、同時配信という項目が表示されますが、OBSの画面から飛び出ている状態なので、画面上の白い部分をドラッグし、

 

OBSの画面横にドロップして埋め込みましょう。

 

次に「新規ターゲットを追加」をクリックしてください。

 

すると、配信の設定が行える画面が表示されます。

まずはTwitch用の配信設定から行いたいので、名前の項目に「Twitch」と入力してください。

 

次にURLの項目ですが、

 

ここにはTwitchヘルプの「Recommended Ingest Endpoints For You」ページ内にあるエンドポイントを入力します。

 

日本で活動するのであれば、推奨されるエンドポイントは以下の3つになるので、

○Asia: Japan, Osaka (1)
rtmp://osa01.contribute.live-video.net/app/

○Asia: Japan, Tokyo (5)
rtmp://tyo05.contribute.live-video.net/app/

○Asia: Japan, Tokyo (3)
rtmp://tyo03.contribute.live-video.net/app/

その横に記載されているエンドポイントをどれか1つ{stream_key}が無い状態でコピーしてください。

どれを選んでも配信はできるので、なんとなくで決めてOKです!

 

コピーできたらOBS側の画面に戻り、URLの欄に貼り付けましょう。

 

次にストリームキーの入力を行いますが、

 

Twitchでクリエイターダッシュボードの画面を開き、「設定」→「配信」とクリックするとストリームキーを確認できるので「コピー」をクリックしてください。

 

コピーできたらOBS側の画面に戻り、ストリームキーの欄に貼り付けましょう。

 

次にエンコーダの項目を設定しますが、

・NVIDIA NVENC H.264 [jim_nvenc]
・x264 [obs_x264]

Twitchはこの2つのエンコーダを推奨しているので、どちらかを選択してください。

似たエンコーダでNVIDIA NVENC H.264 (FFmpeg) [ffmpeg_nvenc]がありますが、これ選択すると単独配信で行っていた一部の設定ができなかったため除外しています。

ちなみに、この設定はすでにTwitchの単独配信を行っていたのであれば、どちらを選ぶべきかわかるはずです。

分からないならTwitchの単独配信を先に行って設定内容を理解した方が良いので、以下のリンクから各設定の細かい解説を確認して単独配信から行ってみましょう。
check!
>>OBSでTwitch配信をする設定方法を確認する!

 

次に解像度の設定ですが、Twitchヘルプの「配信ガイドライン」にも記載されているように、動きが少ないコンテンツを配信するなら1080p。

FPSゲームのような動きが激しいコンテンツを配信するなら900pに設定することを推奨されています。

なので、

・1080pで配信したいなら:1920×1080
・900pで配信したいなら:1600×900

この解像度を入力してください。

1920×1080や1600×900の「x」は「×」(バツ・かける)ではなく、小文字の「x」(エックス)なので入力時に注意!

 

次にどのエンコーダを選択したのかで設定内容が変化しますが、NVIDIA NVENC H.264 [jim_nvenc]を選択した場合は以下のような設定にしてください。

フレームレート:1x(60FPS)
・レート制御:CBR
・ビットレート:6000
・キーフレーム間隔:2
・プリセット:P5: Slow (高品質)
・マルチパスモード:1パス
・プロファイル:high
・Look-ahead:チェックなし
・心理視覚チューニング:チェックあり
・GPU:0
・最大Bフレーム:2

 

x264 [obs_x264]を選択した場合は以下のような設定にしましょう。

フレームレート:1x(60FPS)
・レート制御:CBR
・ビットレート:6000
・カスタムバッファサイズを使用:チェックなし

・キーフレーム間隔:2
・CPU使用のプリセット:medium
プロファイル:high
・チューン:(なし)
・x264オプション:空欄
・最大Bフレーム:2

基本的にTwitchで単独配信するときのエンコーダ設定と同じですが、ビットレートに関しては冒頭の注意点で解説したようにネット回線の上り速度次第で変更してください。

 

次にオーディオの設定を行いますが、以下のような設定にしましょう。

・エンコーダー:FFmpeg AAC [ffmpeg_aac]
・音声ミキサー:1
・ビットレート:128

 

ここまで設定できたら「OK」をクリックしてください。

 

すると、Twitchという名前の配信設定が作成されます。

次にYouTube用の配信設定を行いたいので、「新規ターゲットを追加」をクリックしてください。

 

次に名前の項目に「YouTube」と入力してください。

 

次にURLの項目ですが、

 

YouTube側で配信枠を作成した後、

 

「ライブ配信の設定」タブを開いて画面左を確認すると、ストリームURLという項目があります。

この横にある「コピー」をクリックし、

 

OBS側の画面に戻ってURLの項目に貼り付けてください。

 

次にストリームキーの項目ですが、

 

「ライブ配信の設定」タブを開いて画面左を確認すると、ストリームキーという項目があります。

この横にある「コピー」をクリックし、

 

OBS側の画面に戻ってストリームキーの項目に貼り付けてください。

 

次にエンコーダの項目を設定しますが、YouTubeヘルプ「ライブ エンコーダの設定、ビットレート、解像度を選択する」を確認すると、様々なエンコーダが設定可能になっています。

ただ、設定するエンコーダが変化すると画質にも影響が出てくるので、Twitch側のビデオ品質が下にならないためにもTwitchと同じエンコーダを設定してください。

 

次に解像度の項目ですが、Twitch側のビットレート設定で6000Kbpsに設定しました。

ビットレートの設定は画質にも影響を与えるので、YouTube側も6000Kbpsで設定する必要があります。

ただ、選択したエンコーダごとに以下のYouTubeヘルプを確認した時、

【NVIDIA NVENC H.264 [jim_nvenc]の場合】
YouTubeヘルプ「ライブ エンコーダの設定、ビットレート、解像度を選択する

6000Kbpsは720p/60fpsで設定するべきビットレートの数値になっています。

なので、解像度の項目には1280×720と入力してください。

Twitch側だけ解像度を下げるのはNGですが、YouTube側だけ解像度を下げるのは問題ありません。

 

次に映像の設定とオーディオの設定の項目ですが、Twitch側だけビデオ品質を下げるのはNGなので、Twitchで設定した内容と全く同じにしてください。

↓↓NVIDIA NVENC H.264 [jim_nvenc]の場合↓↓

【映像の設定】
・フレームレート:1x(60FPS)
・レート制御:CBR
・ビットレート:6000
・キーフレーム間隔:2
・プリセット:P5: Slow (高品質)
・マルチパスモード:1パス
・プロファイル:high
・Look-ahead:チェックなし
・心理視覚チューニング:チェックあり
・GPU:0
・最大Bフレーム:2
【オーディオの設定】
・エンコーダー:FFmpeg AAC [ffmpeg_aac]
・音声ミキサー:1
・ビットレート:128

 

↓↓x264 [obs_x264]の場合↓↓

【映像の設定】
・フレームレート:1x(60FPS)
・レート制御:CBR
・ビットレート:6000
・カスタムバッファサイズを使用:チェックなし

・キーフレーム間隔:2
・CPU使用のプリセット:medium
プロファイル:high
・チューン:(なし)
・x264オプション:空欄
・最大Bフレーム:2
【オーディオの設定】
・エンコーダー:FFmpeg AAC [ffmpeg_aac]
・音声ミキサー:1
・ビットレート:128

 

ここまで設定できたら「OK」をクリックしましょう。

 

すると、YouTubeという名前の配信設定が作成されます。

ひとまず同時配信の設定はこれでOKなので、実際にテスト配信を行っていきましょう!

 

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同時配信のやり方

実際に同時配信の設定が行えたら、同時配信を行って映像や音声の確認を行っていきましょう。

TwitchとYouTubeの下にある「開始」をクリックしてください。

 

Twitchの場合は「開始」をクリックすると配信がスタートしますが、YouTubeの場合は「ライブ配信を開始」もクリックする必要があるので、実際にクリックして配信をスタートさせましょう。

同時配信が始まったら、実際に映像を動かしてみてください。

基本的に映像が何も動かないとPCにかかる負荷は低くなり、映像が動くと負荷が高くなる傾向があります。

配信時の負荷がPCで処理できる範囲を超えてしまうと配信の映像がカクついたり、音声がおかしくなるので、しっかりと映像を動かし、負荷を高めた状態でテスト配信を行ってください。

 

ちなみに、同時配信はPCにかかる負荷が非常に高いので、余計な負荷をかけないためにもテスト配信はスマホやタブレットから確認するのがおすすめです。

また、OBSの設定状況によっては、配信の音声を拾ってしまってループする場合もあります。

余計な混乱を避けるためにもスマホやタブレットから配信を確認してください。

 

あと、マイクを使用している人もいると思いますが、マイクをオンにした状態で配信を確認すると、スマホやタブレットから聞こえる配信の音をマイクが拾ってしまい、ループしてしまいます。

配信の音声を確認する時はマイクをミュートにして確認してください。

マイク音声を確認したい場合は、マイクに向かって喋ったらミュートにし、数秒の遅延の後に聞こえるマイク音声を確認しましょう。

 

同時配信の終わり方

無事にテスト配信を行えて映像や音声に問題が無いのであれば、同時配信の終わり方を確認していきましょう。

映像や音声に異常が出た場合は一旦配信終了せず、この後に解説している「配信した映像や音声に異常が出たときの対処法」を確認してください。

 

実際のやり方ですが、TwitchとYouTubeの下にある「停止」をクリックすると配信を停止できます。

 

ただ、YouTubeの場合は「ライブ配信を終了」もクリックしないと完全に終了できないので注意してください。

ちなみに、OBSを使用した録画設定方法や、BGMや画像をOBSに追加する方法といったOBSの使い方を全てまとめたページを作成しています。

以下のリンクから様々な情報を確認できるので、他にもOBS関連で気になる設定がある場合はこちらからチェックしてみて下さい。
check!
>>OBS Studioの使い方まとめページを確認する!

 

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配信した映像や音声に異常が出たときの対処法

テスト配信を確認したとき、映像がカクカクしたり、途中で止まったり、音声に異常が出てしまう不具合が発生する可能性があります。

原因としてはネット回線に何らかの異常があるか、配信時の負荷が高すぎてPC側で上手く処理できていない場合が多いです。

対処法としては、

①上り速度(アップロード速度)を再確認する
②PCゲームのグラフィック関連の設定を下げる
③遅延設定を変更する
④プリセットを変更する
⑤ビットレートを下げながら状況に応じて解像度も下げる

という5つの方法があるのでそれぞれ解説していきます。

 

ちなみに、上記の対処法を行う前にOBS側の「停止」ボタンをクリックしてください。

配信終了状態になっていないと正確な計測結果が得られなかったり、設定が上手く反映されません。

 

再設定が行えたら、「開始」をクリックすると配信に復帰できるので覚えておいてください。

Twitchに関しては新しい配信枠で配信が再開されるので注意!

 

あと、設定を調整するのであれば、YouTube側の「ライブ配信を終了」ボタンは押す必要はありません。

YouTube側を配信終了してしまうと配信枠が閉じてしまうので、設定が完全に終わるまでは「ライブ配信を終了」ボタンは押さないでください。

 

①上り速度(アップロード速度)を再確認する

何らかの影響で上り速度が急に低下した可能性があるので、念のためにもう1度上り速度を再確認していきましょう。

計測ツールに特にこだわりのない人は、「ぴかまろ」というサイトにある計測ツールが初心者にも分かりやすくておすすめなので、以下のリンクから確認して実際に計測してみてください。
ネット回線速度を調べられる「ぴかまろ」のページはこちら

 

実際に計測すると、最初に計測した時とは多少数値が異なりますが、正常ならばそこまで大きな変化はないはずです。

この場合は配信時の負荷が高すぎてPC側で上手く処理できず、異常が出ている可能性が高いので、この先で解説している対処法を確認してください。

 

最初に計測した時と比べて大きく上り速度が低下していた場合は、モデムやルーターの一時的な不具合の可能性があります。

モデムやルーターの電源を切り、再起動させてもう1度計測してみましょう。

上り速度が改善したらもう1度テスト配信を行い、映像や音声に異常が無いか確認してください。

ちなみに、時間を空けて再確認したとき、上り速度が低下する症状を何回も確認した場合は、モデムやルーター自体に異常があるか、建物内の設備に異常がある可能性があります。

これに関してはネット回線業者に相談して調査してもらわないと原因が分からないので、契約しているネット回線業者のお問い合わせから相談してもらえたらと思います。

 

②PCゲームのグラフィック関連の設定を下げる

PCゲームの映像を映している人限定の対処法になりますが、PCゲーム内の設定を確認するとグラフィック関連の設定があるはずです。

それらの設定内容を確認し、設定を下げられる項目があるならば設定を下げて負荷を減らしましょう。

もしも、どの設定を下げれば良いのかわからない場合は、「ゲーム名 軽くする設定」と検索して調べてください。

実際に設定を下げられたら、もう1度テスト配信を行って確認してみましょう。

これでも映像や音声に異常が出る場合は、この次の対処法を試してみてください。

 

③遅延設定を変更する

この対処法は配信を確認している途中で読み込みが入り、配信が止まってしまう場合の対処法になります。

映像がカクついたり、音声がおかしい場合の対処法では無いので注意してください。

 

それではTwitchでの対処法から解説しますが、ブラウザでTwitchの画面を開いて「クリエイターダッシュボード」をクリックしてください。

 

次に画面左にある「設定」の項目をクリックし、「配信」をクリックすると遅延モードの設定ができるようになっています。

初期設定では低遅延に設定されていますが、配信の途中で読み込みが入って配信が止まる場合は「通常の遅延」に変更してください。

設定できたらテスト配信をもう1度行って確認してみましょう。

 

YouTubeの場合、遅延の設定を「超低遅延」に設定していると、配信途中で読み込みが入って止まってしまう場合があります。

その場合は完全に配信を終了させ、新しい配信枠で再設定を行う必要があるので「ライブ配信を終了」をクリックしてください。

 

そして、もう1度新しい配信枠を作成し、遅延設定を「通常の遅延」もしくは「低遅延」に設定しましょう。

設定が変更できたら、もう1度テスト配信を行って確認してください。

 

④プリセットを変更する

まだ映像がカクついたり、音声がおかしい場合はプリセットの項目を変更していきましょう。

実際のやり方ですが、YouTubeの「編集」をクリックし、

 

NVIDIA NVENC H.264 [jim_nvenc]を選択していた場合は、プリセットの項目を「P4: Medium (中品質)」に変更してください。

設定を下げると多少画質が悪くなりますが、配信時の負荷を減らすことができます。

「OK」をクリックして設定を確定させたら、もう1度テスト配信を行って映像や音声に異常が無いか確認してみましょう。

 

x264 [obs_x264]を選択していた場合は、CPU使用のプリセットを「fast」に変更してください。

設定を下げると多少画質が悪くなりますが、配信時の負荷を減らすことができます。

「OK」をクリックして設定を確定させたら、もう1度テスト配信を行って映像や音声に異常が無いか確認してみましょう。

 

これでも映像や音声に異常が出る場合はTwitchの「編集」をクリックし、同じようにプリセットの項目を変更して再確認してみましょう。

 

これでもダメなら再びYouTubeの「編集」をクリックし、NVIDIA NVENC H.264 [jim_nvenc]を選択していた場合は「P3: Fast (低品質)」に変更して確認。

x264 [obs_x264]を選択していた場合は、「faster」に変更して確認しましょう。

これでもダメならTwitchの「編集」をクリックし、同じようにプリセットの項目を変更して再確認してください。

 

Twitch側だけビデオ品質を下げるのが規約的にNGなので、このようにYouTube側のプリセットから変更し、それでもダメならTwitch側の設定を変更するという流れでプリセットの設定を変更してください。

この設定を行っても映像や音声に異常が出る場合は、この次の対処法を試してみましょう。

 

⑤ビットレートを下げながら状況に応じて解像度も下げる

最後の対処法としては、ビットレートを下げながら状況に応じて解像度も下げていきましょう。

これから解説する目安のビットレートや解像度に関しては、以下のTwitchヘルプ・YouTubeヘルプ内にある解像度ごとの推奨ビットレートを基に解説するのでチェックしてみてください。

 

実際のやり方を解説しますが、YouTubeの「編集」をクリックしたら、

 

エンコーダに関係無く、ビットレートを5000Kbpsに変更してください。

あとは「OK」をクリックし、もう1度テスト配信を行って映像や音声に異常が無いか確認しましょう。

 

これでもダメならTwitchの「編集」をクリックし、

 

エンコーダに関係無く、ビットレートを5000Kbpsに変更してください。

あとは「OK」をクリックし、もう1度テスト配信を行って映像や音声に異常が無いか確認しましょう。

 

これでもダメな場合、YouTubeの設定でx264 [obs_x264]を選択している人限定になりますが、YouTubeの「編集」をクリックしたら、

 

フレームレートを½x (30 FPS)に変更してください。

あとは「OK」をクリックし、もう1度テスト配信を行って映像や音声に異常が無いか確認しましょう。

 

これでもダメならYouTubeの「編集」をクリックし、

 

エンコーダに関係無く、ビットレートを4500Kbpsに変更して「OK」をクリックしましょう。

 

次にYouTube側の設定変更だけでは効果が少ないので、Twitchの「編集」をクリックし、

 

こちらのビットレートもエンコーダに関係無く4500Kbpsに変更してください。

あとは「OK」をクリックし、もう1度テスト配信を行って映像や音声に異常が無いか確認しましょう。

 

これでもダメならTwitchの「編集」をクリックし、

 

エンコーダに関係無く、解像度の項目を1280×720に変更してください。

あとは「OK」をクリックし、もう1度テスト配信を行って映像や音声に異常が無いか確認しましょう。

 

このような感じで、ビットレートを下げながら状況に応じて解像度も下げていき、その都度テスト配信を行って確認してください。

これでもダメなら、同時配信は諦めて単独配信を行うか、同時配信の負荷に耐えられる高性能なPCに買い替えるのをおすすめします。

一応、ゲーム実況の録画や配信に必須な3つのPCスペック情報を解説した記事や、ゲーム実況用パソコンの選び方を解説した記事を投稿しています。

以下のリンクから詳細情報をチェックし、パソコンを準備してもらえたらと思います。
check!
>>ゲーム実況の録画/配信に必須な3つのPCスペック情報を確認する!

>>ゲーム実況用パソコンの選び方を確認する!

同時配信を行う場合は単独配信よりも負荷が高いので、上記ページで解説しているスペックよりもかなり余裕を持ったスペックのPCを準備してください。

 

まとめ

今回は、YouTubeとTwitchで同時配信するやり方について解説しました!

ちなみに、OBSでの録画設定方法や、BGM・画像をOBSに追加する方法といったOBSの使い方を全てまとめたページを作成しています。

以下のリンクから様々な情報を確認できるので、他にもOBS関連で気になる設定がある場合はこちらからチェックしてみて下さい。
check!
>>OBS Studioの使い方まとめページを確認する!

 

あと、自分は「しふぁチャンネル」というゲーム実況チャンネルと「しふぁの作業部屋」というこれからYouTubeを始めたい人向けの情報を発信しているチャンネルを運営していますが、両方のチャンネルとも収益化の条件である、

・登録者1000人
・直近12ヶ月の総再生時間が4000時間以上

この条件をクリアしており、収益化もしています。

特に「しふぁの作業部屋」ではたった4ヶ月間・3日に1本動画を投稿するだけで収益化する事ができたので、その時のノウハウをまとめた記事をnoteにて販売しております。

少しでも早く登録者数や再生回数を増やして収益化まで行きたいと考えている人にとって役に立つ情報を解説していますし、今なら購入者限定で無料で貰えるお得な特典も用意しています!

今後も特典を増やしたり、内容のアップデートも行っていく予定なので、お得なうちにチェックしてみて下さいね♪

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この記事を書いた人
しふぁ

「1人でゲームをプレイするのは面白くない!」というのがキッカケでYouTubeで「しふぁチャンネル」というゲーム実況チャンネルを運営開始。約1年4ヶ月で収益化達成。その経験を元に自分と同じようにゲーム実況を始めたい人向けに本ブログを運営開始。さらにブログで解説している内容を動画化するために第2のYouTubeチャンネル「しふぁの作業部屋」も運営開始。こちらは3日に1本・たった4ヶ月の動画投稿で収益化を達成。2024年7月時点で登録者7.3万人を突破。ゲーム実況は非常に楽しいし、たくさんのゲーム仲間と繋がれる最高のコンテンツと考えているので、その魅力を1人でも多くの人に体験してもらえるよう、今からゲーム実況を始めたい人をサポートしています。

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