このページではPowerDirector365で画像を挿入する方法や、
・回転
・拡大
・透過(背景透明化)
・追従
・自由自在に動かす
などの細かい編集方法も解説しているので参考にしてください。(詳しくは目次をチェック!)
ちなみに、自分は「しふぁの作業部屋」というチャンネルを運営しており、PowerDirector365の使い方を動画でも解説しているので、気になる人はこちらもチェックしてみてください。
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🔽PowerDirector365での編集方法や使い方をまとめたページはこちら!
>>PowerDirector365の使い方まとめページを確認する!
動画でも解説しています
【基礎】画像を挿入する方法
まずは、基本的な画像を挿入する方法を解説します。
位置調整やサイズ調整、不透明度の調整方法といった基礎的な編集方法も解説するので確認してみてください。
ちなみに、このページを確認している人は動画編集の初心者さんが多いと思いますが、これから解説を確認するにあたり、編集画面内の各名称を覚えておかないと解説内容を理解するのは難しいです。
各名称を理解していない人は、以下のリンクから編集画面の見方を確認するのがおすすめです。
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>>PowerDirector365の編集画面の見方や各機能を確認する!
それでは実際のやり方ですが、メディアルームに読み込ませた画像をドラッグしてタイムライン上にドロップして下さい。
すると、画像を挿入でき、プレビューウィンドウにも表示されます。
画像を重ねたい場合は、トラック2の同じ時間帯に画像を挿入すると、
このように画像を重ねた状態で表示させることが可能です。
画像の位置調整を行いたいなら、プレビューウィンドウ内の画像の選択ボックスをドラッグすれば位置調整が行えます。
また、サイズ変更したい場合は、選択ボックスの四隅にある白い○をドラッグするとサイズ変更が行えます。
縦横比を変更したいなら辺の中心にある□をドラッグすると変更可能です。
ちなみに、
・Shiftキー+辺の□をドラッグ:反対側の辺を固定した状態でサイズ変更可能
・Ctrlキー+四隅の○をドラッグ:中心を固定した状態でサイズ変更可能
・Ctrlキー+辺の□をドラッグ:中心を固定した状態で縦のみ、横のみサイズ変更可能
このような特徴もあるので覚えておきましょう。
もしも、画像を回転させたい場合は、○や□から少し外側にカーソルを持っていくと、カーブした矢印にカーソルが変化します。
この状態でドラッグすると画像を回転させることができるので、実際にやってみてください。
あと、画像の不透明度を調整したいのであれば、タイムライン上に挿入した画像を確認すると、不透明度を調整できる線があります。
これをドラッグして上下させると不透明度を調整できるのでやってみてください。
また、Ctrlキーを押しながら不透明度の線をクリックすると、キーフレームを挿入できます。
実際に2つのキーフレームを挿入し、片方のキーフレームを不透明度0に設定すると、フェードイン・フェードアウトの編集が行えるのでやってみてください。
より細かい編集のやり方
ここからは挿入した画像をより細かく編集するやり方を解説しますが、タイムライン上にある編集したい画像をダブルクリックすると、画面左上に様々な編集項目が表示されます。
それぞれ順番に解説するので、どのような編集が行えるのか確認してみてください。
位置/サイズ/反転
まずは「画像」→「ツール」→「位置/サイズ/反転」の項目ですが、ここでは数値で位置やサイズの変更が行えたり、回転や反転が行える編集項目となっています。
特に難しい編集項目ではないので、実際に触ってどのように変化するのか確認してみてください。
不透明度/フェード/ブレンド
次に「不透明度/フェード/ブレンド」の項目ですが、ここでは数値を入力して不透明度を調整できるので、タイムライン上で不透明度を細かく調整しにくい時に活用するのがおすすめです。
また、フェードインやフェードアウトの追加もボタン1つで行えるようになっています。
あと、ブレンドモードについてですが、この編集は画像の下にあるトラックに対して、どういった合成を行うのか設定できる編集機能です。
ただ、この項目を使いこなすのは非常に難易度が高いですし、使用頻度も低いです。
別に覚えなくても問題は無いので、「そういう機能があるんだな~」という感じで頭の片隅に入れておけばOKです。
キーフレームで動きや変化を加える方法
「位置/サイズ/反転」や「不透明度/フェード/ブレンド」の項目をクリックした時、画面右下にある「詳細」をクリックすると、
オーバーレイ詳細編集の画面が表示されますが、キーフレームを活用することで画像に動きや変化を加えられるようになっています。
例えば画像の位置を左から右に移動させたいなら、始点になる場所にタイムラインスライダーを動かし、「位置」の◇のマークをクリックしてキーフレームを追加してください。
そして、画像をスタートさせる位置に移動させましょう。
次に終点になる場所にタイムラインスライダーを動かし、「位置」の◇のマークをクリックしてキーフレームを追加してください。
そして、画像をゴールさせる位置に移動させましょう。
これで設定完了なので、実際に再生してみると以下のように動きます。
位置を移動させるだけでなく、拡大や縮小、不透明度、回転などの動きや変化を1度に加えられるので、動きを加えたい場合は上手く活用してみてください。
境界線/シャドウ
次に「境界線/シャドウ」の項目ですが、それぞれにチェックを入れると画像の周りに境界線やシャドウを追加可能です。
カラーやサイズ、ぼかし、不透明度などの細かい調整も行えるようになっています。
実際に追加すると、以下のように画像が目立つようになるので、状況に合わせて境界線やシャドウを追加してみてください。
切り抜き/回転
次に「切り抜き/回転」の項目ですが、こちらをクリックすると、
画像の一部を切り抜く編集が行えるようになっています。
選択された範囲を残して切り抜くようになっているので、画像の一部だけを使いたいと思った時は活用してみてください。
ちなみに、縦横比を「フリーフォーム」に設定すると、縦横比を無視して切り抜く範囲を自由に指定できるので覚えておきましょう。
クロマキー合成
次に「クロマキー合成」の項目ですが、こちらをクリックすると、
オーバーレイ詳細編集の画面が表示され、クロマキー合成の編集が行えるようになっています。
クロマキー合成とは、特定の色を選択すると映像や画像の一部を透明にし、そこに別の映像を合成できるようにする技術のことを言います。
主に緑色の背景で撮影した画像を使用した方が綺麗に透過できるので、実際にクロマキー合成を行いたい場合はグリーンバックで撮影した画像を準備してください。
グリーンバックで撮影した画像を準備できたら、スポイトマークをクリックして画像内の緑色の部分をクリックすると、
このように緑色の部分を透過することができます。
もしも、被写体の境界部分に緑色の部分が残っている場合は、「色の範囲」や「ノイズ除去」の数値を調整すると綺麗に透過できるので試してみてください。
AI背景除去
次に「AI背景除去」の項目ですが、これはAIを使用して人物だけを切り抜ける編集項目になっています。
実際に人物の画像に対して背景を透明にする編集を行うと、
編集前の画像はこのような感じでしたが、
このように人物だけを残して背景を透明にすることができます。
人物限定になりますが、グリーンバックで撮影しなくても背景を透過して合成が行えるので、非常に便利な編集機能です。
細かい調整も行えますし、背景にぼかしを入れることも可能なので実際にやってみてください。
ただ、顔が横向きになっていたり、被写体が小さすぎると、AIが上手く人物だと認識できず、背景除去やぼかし入れが正常に行えない場合があるので注意しましょう。
パン/ズーム
次に「パン/ズーム」の項目ですが、ここでは選択した画像に対してサイズの拡大/縮小や、左から右に移動させるようなモーションを追加できます。
似た編集方法で「キーフレームで動きや変化を加える方法」で解説したやり方がありますが、それと比べると、位置を複雑に移動させる時の動きを弧を描くように滑らかにできる特徴があります。
また、単純な動きのプリセットがある程度用意されているので、1からキーフレームを追加して編集するよりもわかりやすいのが特徴です。
様々なモーションがプリセットで用意されているので、実際にクリックして設定し、どのように動くのか確認してみてください。
今回は試しに「左に移動」を選択してみますが、
実際に選択すると馬鹿みたいに画像が拡大され、移動量も少なかったので、編集内容を修正していきます。
「モーションデザイナー」をクリックすると、
このような画面が表示され、画像の最初と最後の部分に◇のキーフレームが表示されています。
まずは最初のキーフレームを選択し、画像が切り抜かれる範囲や位置を変更してください。
次に最後のキーフレームを選択し、画像が切り抜かれる範囲や位置を変更してください。
そして、実際に再生してどのような動きになるのか確認してみましょう。
ちなみに、何のモーションも選択せず、いきなり「モーションデザイナー」をクリックすれば、自分で好きな場所にキーフレームを追加し、好きなようにモーションを加えることも可能です。
このように滑らかな動きで複雑な移動を行いたい時におすすめな編集方法でもあるので、実際に試してみてください。
レンズ補正
次に「レンズ補正」の項目ですが、魚眼レンズ歪みや色収差、周辺減光などのレンズを通して起こる乱れを即座に補正して、映像をより美しく見せることができる編集項目となっています。
レンズ補正に対応した機種のスマホやカメラを使用して撮影したのであれば、この編集を活用してみてください。
カラー
次に「カラー」の項目ですが、画像の色に関する編集を行えるようになっています。
個人的には「カラー調整」の項目にある彩度の項目を調整して色鮮やかにしたり、あえて白黒にするような編集を行うことが多いですね。
他にも様々な編集項目があるので、より一層綺麗な色の画像に加工したいのであれば、各項目の編集内容を確認して調整してみてください。
マスク
次に「マスク」の項目ですが、選択した画像を特定の形に切り抜ける編集機能となっています。
画像でマスクを使用する例としては、以下のように丸いアイコン画像を表示させたい時にマスクを使用する場合がありますね。
実際のやり方を解説しますが、切り抜きたい画像を選択している状態で円のマスクを選択してください。
次にプレビューウィンドウ内の選択ボックスをドラッグして表示領域を調整しましょう。
次に「画像」→「ツール」→「境界線/シャドウ」→境界線にチェックを入れてカラーやサイズの調整を行います。
あとはプレビューウィンドウ内で画像のサイズと位置を調整し、字幕も入れたら以下のような編集が可能です。
この編集を行うときの注意点としては、マスクの編集画面を開いているとき、
プレビューウィンドウの選択ボックスをドラッグすると、マスクの表示領域が調整できます。
画像全体のサイズや位置を調整したいのであれば、マスク以外の設定画面に切り替えてからプレビューウィンドウの選択ボックスを調整してください。
アニメーション
次に「アニメーション」の項目ですが、画像が再生される開始箇所や終了箇所にフェードなどのアニメーションを入れられる編集項目となっています。
アニメーションによってはリピート再生可能なものもあったりしますね。
実際に各アニメーションをクリックすると、どのような動き方をするのか確認できるので試してみて下さい。
画像を追従させる方法
状況によっては動画内の被写体に合わせて画像を追従させたい場合もあるかと思います。
その時はモーショントラックを使用して編集を行ってください。
実際のやり方ですが、タイムライン上にある画像を追従させたい動画をダブルクリックし、「動画」タブの中にある「モーショントラック」をクリックしてください。
次に画面内の再生スライダーに黄色マークが2つあります。
この始点と終点の範囲内でモーショントラックの編集が行えるので、画像を追従させたい範囲をドラッグして指定してください。
次に画面内にある選択ボックスを画像を追従させたい被写体が入るように調整します。
今回は顔に被さるように画像を挿入したいので、顔が納まるように選択ボックスを調整します。
調整できたら「トラック」をクリックして、モーショントラッキングを開始して下さい。
これを行うと選択ボックス内の被写体の動きを自動で読み取ってくれます。
昔と比べてこの機能の精度は高くなっていますが、状況によっては選択ボックスが顔から外れてしまったり、選択ボックスのサイズが変わってしまう場合があります。
その時は選択ボックスを手動で調整する必要があるので注意してください。
やり方としては、
②選択ボックスの位置調整やサイズ調整を行う。
③「1フレームのみをトラッキング」をクリックする。
④「トラック」をクリックして以降の動画のモーショントラッキングを行う。
※途中で「トラック」をクリックすると一時停止できます。
⑤おかしい部分を再び見つけたら②~④の手順をもう1度行う。
⑥黄色マークで指定した範囲までこの作業を行う。
このような手順になるので以下の動画を確認しつつチェックしてみてください。(編集動画が見にくかったので画面拡大しています)
モーショントラッキングが無事に行えたら画像を追加していきますが、「画像、オーバーレイ、ビデオクリップの追加」をクリックし、「メディアクリップの読み込み」をクリックしてください。
すると、3つの選択肢から画像を追加する方法を選べるので、好きな方法を選択してください。
今回は「メディアライブラリーから読み込み」をクリックして解説します。
次にメディアライブラリー内にある画像が表示されるので、追従させたい画像を選択して「OK」をクリックしてください。
すると、画像が追加されるので、画像の位置調整やサイズ調整を行ってください。
また、再生時間によって白いトラックオブジェクトの大きさが変化するのであれば、「トラックオブジェクトに合わせてエフェクトサイズを調整」にチェックを入れておくのがおすすめです。
これで編集は完了なので、実際に再生してみると以下のようになります。
このように映像に合わせて画像が追従する動画を作成可能なので参考にしてみてください。
無料体験版を使用している人へ
PowerDirector365の無料体験版を使用している人もいるかもしれませんが、
・利用できるテンプレートの数、エフェクトの数に制限がある。
・作った動画の冒頭5秒にロゴが入ってしまう。
などの機能制限がかけられています。
これから本格的に動画投稿をしていきたいなら、正直に言って無料体験版は使用しにくいのでおすすめしません。
あくまで、どんな感じで動画編集が行えるのか確認するために使用して下さい。
機能制限を解除して自由に編集を行いたいのであれば、料金を支払って製品版を購入する必要があります。
ですが、PowerDirectorには様々なエディションが発売されており、2024年6月時点では、
・PowerDirector 2024 Standard
・PowerDirector 2024 Ultra
・PowerDirector 2024 Ultimate
・PowerDirector 2024 Ultimate Suite
・PowerDirector 365
・Director Suite 365
この6つのエディションが発売されています。
それぞれの製品の特長について詳しく解説するとものすごく長くなってしまうので、製品版の購入を検討している人は以下のリンクから詳細情報をチェックしてみてください!
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>>PowerDirectorの各エディションの特徴や違いを確認する!
PowerDirectorの公式サイトをチェックして判断したい人は、以下のバナーから詳細情報をチェックしてください!
まとめ
今回はPowerDirector365で画像を挿入/切り抜き/回転/追従/動かす方法などを解説しました!
自分のブログではPowerDirector365の使い方をまとめたページを作成しており、
・購入後の初期設定方法
・初心者でもわかりやすい動画編集のやり方
・中級者以上におすすめな動画編集のやり方
・困った時の対処法
などを確認できるようにしています。
初心者でもわかりやすく解説しているので、わからない事がある場合はこちらのまとめページから知りたい情報を選択してやり方を確認して下さい!
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>>PowerDirector365の使い方まとめページを確認する!
あと、自分は「しふぁチャンネル」というゲーム実況チャンネルと「しふぁの作業部屋」というこれからYouTubeを始めたい人向けの情報を発信しているチャンネルを運営していますが、両方のチャンネルとも収益化の条件である、
・直近12ヶ月の総再生時間が4000時間以上
この条件をクリアしており、収益化もしています。
特に「しふぁの作業部屋」ではたった4ヶ月間・3日に1本動画を投稿するだけで収益化する事ができたので、その時のノウハウをまとめた記事をnoteにて販売しております。
少しでも早く登録者数や再生回数を増やして収益化まで行きたいと考えている人にとって役に立つ情報を解説していますし、今なら購入者限定で無料で貰えるお得な特典も用意しています!
今後も特典を増やしたり、内容のアップデートも行っていく予定なので、お得なうちにチェックしてみて下さいね♪
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