このページではPowerDirector365で動画を分割したり、不要な部分をカット(削除)する方法を解説しています。
初歩的な編集になりますが、重要度がかなり高くて時間もかかりやすい編集なのでしっかり確認していきましょう。
編集のコツやショートカットキーや便利機材を活用し、効率良く編集する方法も解説しているので要チェックです!
ちなみに、自分は「しふぁの作業部屋」というチャンネルを運営しており、PowerDirector365の使い方を動画でも解説しているので、気になる人はこちらもチェックしてみてください。
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🔽PowerDirector365での編集方法や使い方をまとめたページはこちら!
>>PowerDirector365の使い方まとめページを確認する!
動画でも解説しています
PowerDirector365で動画や音声を分割する方法
まずはPowerDirector365で動画や音声を分割する方法を解説します。
まずは、「メディア」→「マイメディア」と選択して編集したい動画を読み込ませたら、タイムライン上にドラッグ&ドロップしてください。
もしかすると、
「メディア?タイムライン?何それ?」
という人もいるかもしれないですが、PowerDirector365を使用するにあたって編集画面内の各名称を覚えておかないと解説内容を理解するのは難しいです。
これら基礎知識を理解できていない人は、まずはこちらのページから編集画面の見方を確認してください。
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>>PowerDirector365の編集画面の見方や絶対覚えるべき基本操作・知識を確認する!
ちなみに、状況によってはタイムライン上に動画をドラッグ&ドロップしても音声波形が表示されない場合があります。
ただ、しばらく待っていると読み込みが終わって音声波形が表示されるので、表示されるまで待つようにしてください。(読み込み速度はPCの性能によって変化します)
次に分割したい場所に赤いタイムラインスライダーを合わせたら、
・動画上で右クリックして「分割」を選択する
・「Ctrl+T」のショートカットキーを押す
この3つの内のどれかを行うと分割できるのでやってみて下さい。
実際に分割を行うとこのようになります!
ちなみに、2つ以上の動画や音声をまとめて同じ位置で分割したい場合は、Ctrlキーを押しながら一緒に分割したい動画をクリックすると複数の動画を選択できます。
もしくは、タイムライン上の何もない場所からドラッグすると、四角い枠が表示されて複数の動画を選択できるので、好きな方法で複数の動画を選択してください。
あとは、先ほどと同じように分割を行うと、複数の動画を同じ位置で分割できます。
1つ前の状態に戻したい場合
分割する場所を間違えてしまい、1つ前の状態に戻したい場合も出てきます。
その時は画面左上に「元に戻す」という矢印アイコンがあるので、それをクリックすれば1つ前の状態に戻すことが可能です。
もしくは「Ctrl+Z」のショートカットキーでも1つ前に戻せるので覚えておきましょう。
ちなみに、その隣に「やり直し」という矢印アイコンがありますが、それをクリックすると1つ先の状態に進めることができます。
「Ctrl+Y」のショートカットキーでも1つ先に進められるので覚えておきましょう。
映像だけ・音声だけ分割したい場合
映像だけ・音声だけを分割したい場合もあるのでやり方を解説しておきます。
動画の上で右クリックして「動画と音声をリンク/リンク解除」をクリックすると、
このように、映像と音声を別々に分けることができます。
あとは映像だけ・音声だけを選択し、タイムラインスライダーを調整して分割する場所を決めてください。
PowerDirector365で動画や音声をカット(削除)する方法
次にPowerDirector365で動画や音声をカット(削除)する方法を解説します。
カット編集は簡単な作業でもありますが、動画としての下地が決まる重要度が高い編集なので、撮影した動画をしっかり確認しながら、不要な部分を削除してください。
PowerDirector365でのカット方法ですが、
②動画端をドラッグしてカットする方法
③範囲選択してカットする方法
④トリミング機能を使用する方法
という4つのカット方法があります。
よく使う方法としては①と②の方法なので、最低限この2つのやり方は覚えておくのがおすすめです。
③と④については興味があればチェックしてみてください。
①不要な範囲を分割してカットする方法
最初に不要な範囲を分割してカットする方法を解説します。
まずは動画内で不要だと思う部分の最初と最後を分割してください。
音声波形を見て不要な部分を判断するのも良いですが、実際に再生しつつ映像と音声を確認しながら不要な部分を判断するのもOKです。
スペースキーを押すと再生と一時停止ができるので、それを駆使しながら不要な部分を探して分割していきましょう。
次にカットしたい動画の上で右クリックし、「削除」の項目にある3つの選択肢からカット方法を選択します。
・削除して間隔を詰める(Ctrl+Delete)
・削除、間隔を詰めて、すべてのクリップを移動する(Alt+Delete)
まず、「削除して間隔はそのままにする」ですが、以下のように間隔が空いたままになる削除方法です。
間隔をあえて空けてカットしたい時に選択しましょう。
次に「削除して間隔を詰める」ですが、選択したトラックのみ間隔を詰めて動画を削除できる方法となっています。
他のトラック2やトラック3に画像や効果音などを入れている場合、この削除方法だと他のトラックの間隔は詰められず、位置がズレてしまうので注意してください。
次に「削除、間隔を詰めて、すべてのクリップを移動する」ですが、全てのトラックの間隔を詰めて動画を削除できる方法となっています。
ただ、他のトラックに分割した部分を始まりとしない素材がある時に「削除、間隔を詰めて、すべてのクリップを移動する」と選択すると、
このように中途半端に間隔が空いてしまうので注意してください。
対処法としては以下の3つの方法があるので参考にしてもらえたらと思います。
②分割した部分を始まりとしない素材を選択して「Ctrl+X」から「切り取って間隔はそのまま」を選択して切り取り、「削除、間隔を詰めて、すべてのクリップを移動する」を選択してから「Ctrl+V」で切り取った素材を貼り付ける
③先に動画のカット編集を行ってから画像のような素材を追加する(このような状況を作らない編集手順を行う)
②動画端をドラッグしてカットする方法
次に動画端をドラッグしてカットする方法を解説します。
カーソルを動画の端に合わせると、以下のようにカーソルが特殊な矢印に変化します。
その状態でドラッグし、カットしたい場所でドロップすると、トリミングの方法を3つの選択肢から選択可能です。
・トリミングしてクリップを移動する
・トリミングしてすべてのクリップを移動する
まず、「トリミングのみ」ですが、以下のように間隔が空いたままになるトリミング方法です。
間隔をあえて空けてカットしたい時に選択しましょう。
次に「トリミングしてクリップを移動する」ですが、選択したトラックのみ間隔を詰めて動画をトリミングできる方法となっています。
他のトラック2やトラック3に画像や効果音などを入れている場合、この方法だと他のトラックの間隔は詰められず、位置がズレてしまうので注意してください。
次に「トリミングしてすべてのクリップを移動する」ですが、全てのトラックの間隔を詰めて動画をトリミングできる方法となっています。
状況に応じて3つのトリミング方法を選択し、カット編集を行ってみてください。
・トリミングしてクリップを移動する
・トリミングしてすべてのクリップを移動する
③範囲選択してカットする方法
次に範囲選択してカットする方法を解説します。
ちなみに、この方法はあまり使用しないので、
「こういうやり方もあるんだな~」
という感じに頭の片隅に入れておく程度でOKです。
実際のやり方ですが、タイムラインスライダーをカットしたい動画の上に移動させます。
次にタイムライン上の何もない部分で右クリックし、「クリップ範囲を選択する」をクリックしてください。
すると、黄色の範囲で選択できるので、タイムライン上部にある黄色のマークをドラッグしてカットしたい範囲を選択しましょう。
このように選択できたらDeleteキーを押すと、
このように選択した範囲を削除できます。
ただ、「クリップ範囲を選択する」をクリックした時、クリップがとてつもない長さのクリップだった場合、選択される範囲も長くなってしまいます。
範囲調整を行う手間がかなり負担になり、効率が良くないので、
「こういう方法があるんだな」
という認識程度でOKです。
④トリミング機能を使用する方法
次にトリミング機能を使用する方法ですが、こちらもあまり使用しないので、
「こういうやり方もあるんだな~」
という感じに頭の片隅に入れておく程度でOKです。
やり方としては、動画をクリックして選択したら「選択したクリップから不要部分をトリミング」というハサミマークをクリックしてください。
次にトリミング画面が表示されますが、「シングルトリミング」の場合は動画の最初と最後の2ヶ所に黄色のスライダーがあり、それを動かす事で残したい部分を選択できます。
「マルチトリミング」を選択している場合はもっと細かく指定可能です。
ただ、この方法は音声波形を見れないので、どの部分が不要なのか・必要なのか非常にわかりにくいです。
他の方法でカット編集を行った方が効率が良いので、こういうやり方もあるんだなぁ~という程度で覚えておいてください。
カット編集のコツ
カット編集のやり方はわかったけど、どんな部分をカットすれば良いのかわからない人もいると思うので、カット編集のコツを解説しておきます。
まず、カット編集は動画の下地を作る作業でもあるので、基本的に1番最初にカット編集を行います。
その後に細かい映像の編集を行ったり、字幕を入れたり、BGMや効果音などの編集を行っていくのがおすすめです。
次にカット編集するべき不要な部分を詳しく言っておくと、
・「あー」とか「えー」などの不要な言葉
・何もしゃべっていない無言の部分
このような部分は不要なのでカット編集していきましょう。
ただ、適度な間は必要です。
わざとそのような編集を行う場合は例外ですが、解説動画のような通常の動画を作成するなら言葉と言葉の間をカットしすぎると早口に聞こえてしまいます。
早口になると解説している内容を理解しにくくなるので注意してください。
次にカット編集以外の編集を行う場合でも関連しますが、できるだけ関連する編集だけを行った方が作業効率が良くなります。
例えばカット編集を行うならカット編集だけを先にやる。
その後に字幕だけを入れ、それが終わったらBGMや効果音を入れていくという感じです。
複数の編集を一気にやろうと思うと、画面を切り替える読み込み時間が増えたり、編集素材を選択する時間が無駄に発生するので作業時間が余計に長くなってしまいます。
カット編集を行うならカット編集だけを先にやったほうが、画面の切り替えを最小限に減らすことができますし、頭の中の思考を単純化できるので作業効率が高まります。
編集を行う順番にも気を付けながら作業を行ってみてください。
ショートカットキーや便利機材を使って効率良く作業しよう!
カット編集は最も初歩的な編集作業になりますが、動画時間が長かったり、言い間違えなどのミスや無言の部分が多くなると、カット編集を行う数が多くなって作業時間がかかりやすいです。
カット編集をどれだけ効率良く行えるかでトータルの編集時間も変わってくるので、作業に慣れてきたらショートカットキーや便利機材を使って効率を高めていきましょう。
まずはショートカットキーについてですが、解説している途中で紹介したショートカットキーをまとめると以下のようなものがありました。
・「Ctrl+Z」:1つ前に戻す
・「Ctrl+Y」:1つ先に進める
・「スペースキー」:再生/一時停止
・「Deleteキー」:削除
・「Shift+Delete」:削除して間隔はそのままにする
・「Ctrl+Delete」:削除して間隔を詰める
・「Alt+Delete」:削除、間隔を詰めて、すべてのクリップを移動する
また、動画編集をするにあたって、切り取りやコピー、貼り付けも行う場面が多いので、
・「Ctrl+C」:コピー
・「Ctrl+V」:貼り付け
というショートカットキーも覚えておくと非常に便利です!
これらのショートカットキーに必要なボタンのほとんどは左手で簡単に押せる位置にあります。
自分が実際に動画編集する時は、常にこのポジションに左手を置いた状態で作業しているので参考にしてください。
ただ、これから編集を始める初心者からすると、こんなにたくさんのショートカットキーを覚えるのは大変ですよね。
そんな人におすすめな便利機材を紹介しますが、ボタンがたくさん付いていて登録が行えるマウスを使用するのがおすすめです。
自分は以下のLogicoolのG300S(G300Sr)という発売からかなり経過した古いマウスを未だに使用していますが、
現在では20個以上のボタンが搭載されたLogicoolのG600tというマウスもあるので、こういったマウスのボタンにショートカットキーを割り当てると非常に便利です。
自分の場合は各ボタンに「Ctrl+T」や「Ctrl+Z」、「Spaceキー」、「Deleteキー」といったカット編集時によく使用するショートカットキーを登録して使用しています。
こうすることで、カーソルを動かして編集項目をクリックし、さらに動かしてクリックという動作の無駄が無くなります。
また、左手でShiftやCtrl、Altキーを押しつつ、右手のマウスで登録した「Deleteキー」を押せば削除方法の選択も思いのままなので、かなり効率良くカット編集作業が行えます。
また、マウスに各ショートカットキーを登録しておけば、マウスに何のボタンを登録したのかさえ覚えれば良いので、難しいキーの組み合わせを覚える必要が無く、動画編集初心者でも作業の効率化が行えるはずです。
ちなみに、自分が実際に使用しているLogicoolのG300S(G300Sr)のレビュー記事も作成しているので、気になる人はこちらからマウスの情報を確認してみて下さい!
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>>LogicoolのG300S(G300Sr)の使用レビューを確認する!
ちなみに、他のショートカットキーを知りたい場合は、PowerDirectorの画面上にある「編集」→「キーボードホットキー」→「カスタマイズ」をクリックすると確認できます。
自分好みのキーに設定変更できるので上手く活用してみて下さい!
無料体験版を使用している人へ
PowerDirector365の無料体験版を使用している人もいるかもしれませんが、
・利用できるテンプレートの数、エフェクトの数に制限がある。
・作った動画の冒頭5秒にロゴが入ってしまう。
などの機能制限がかけられています。
これから本格的に動画投稿をしていきたいなら、正直に言って無料体験版は使用しにくいのでおすすめしません。
あくまで、どんな感じで動画編集が行えるのか確認するために使用して下さい。
機能制限を解除して自由に編集を行いたいのであれば、料金を支払って製品版を購入する必要があります。
ですが、PowerDirectorには様々なエディションが発売されており、2024年6月時点では、
・PowerDirector 2024 Standard
・PowerDirector 2024 Ultra
・PowerDirector 2024 Ultimate
・PowerDirector 2024 Ultimate Suite
・PowerDirector 365
・Director Suite 365
この6つのエディションが発売されています。
それぞれの製品の特長について詳しく解説するとものすごく長くなってしまうので、製品版の購入を検討している人は以下のリンクから詳細情報をチェックしてみてください!
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>>PowerDirectorの各エディションの特徴や違いを確認する!
PowerDirectorの公式サイトをチェックして判断したい人は、以下のバナーから詳細情報をチェックしてください!
まとめ
今回はPowerDirector365で動画を分割カットする方法や編集のコツ、ショートカットキーや便利機材についても解説しました!
自分のブログではPowerDirector365の使い方をまとめたページを作成しており、
・購入後の初期設定方法
・初心者でもわかりやすい動画編集のやり方
・中級者以上におすすめな動画編集のやり方
・困った時の対処法
などを確認できるようにしています。
初心者でもわかりやすく解説しているので、わからない事がある場合はこちらのまとめページから知りたい情報を選択してやり方を確認して下さい!
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>>PowerDirector365の使い方まとめページを確認する!
あと、自分は「しふぁチャンネル」というゲーム実況チャンネルと「しふぁの作業部屋」というこれからYouTubeを始めたい人向けの情報を発信しているチャンネルを運営していますが、両方のチャンネルとも収益化の条件である、
・直近12ヶ月の総再生時間が4000時間以上
この条件をクリアしており、収益化もしています。
特に「しふぁの作業部屋」ではたった4ヶ月間・3日に1本動画を投稿するだけで収益化する事ができたので、その時のノウハウをまとめた記事をnoteにて販売しております。
少しでも早く登録者数や再生回数を増やして収益化まで行きたいと考えている人にとって役に立つ情報を解説していますし、今なら購入者限定で無料で貰えるお得な特典も用意しています!
今後も特典を増やしたり、内容のアップデートも行っていく予定なので、お得なうちにチェックしてみて下さいね♪
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