
このページではOBS Studioがクラッシュして起動しない・強制終了する時の対処法を解説しています。
クラッシュレポートから原因と対処法を知る方法を詳細に解説しているので確認してみてください。
ちなみに、過去にブログや動画のコメントで寄せられた視聴者からの情報、X(旧Twitter)やYahoo!知恵袋などにあった過去の改善事例も紹介しています。
ただ、クラッシュの原因は様々で、このページで紹介しているもの以外の原因や改善策がある可能性があります。
その場合はコメント欄などで共有してもらえると、他の人の役に立つ可能性があるのでご協力をお願いします。
ちなみに、自分は「しふぁの作業部屋」というYouTubeチャンネルを運営しており、OBSの使い方や各種設定方法を解説した動画をたくさん投稿しているので、気になる人はこちらも要チェックです!
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クラッシュレポートで原因を探ろう!

クラッシュの原因は複数あるので、効果的に対処するためにも今回のクラッシュは何が原因だったのか明確にする必要があります。
その助けになるのがクラッシュレポートです。
以前まではパソコンやソフト関連の知識が無いと、クラッシュレポートを確認しても原因が分からないケースが多くありました。
ただ、現在はChatGPTのようなAIを活用することで、初心者でも簡単に原因解明ができるようになっています。
これからクラッシュレポートを確認し、原因解明を行う手順を解説するのでチェックしてみてください。
Windows11のパソコンを使用して解説します。Macなどを使用している場合、一部の解説が違う可能性があります。対応する設定方法を自分で調べて対応してください。
クラッシュレポートを確認する方法
それではクラッシュレポートを確認する方法ですが、まずはOBSを起動してください。

そもそもOBSを起動できない場合は、起動できない時の対処法をこの先で解説しているので、ひとまずこのまま解説を確認してください。
次に「ヘルプ」→「クラッシュレポート」→「クラッシュレポートを表示」をクリックしてください。

すると、クラッシュログが保管されているファイルが表示されます。

そもそもOBSを起動できない人は、エクスプローラーの画面を開き、「PC」→「PCの検索」に「crashes」と入力してファイル検索してください。
この検索にはかなり時間がかかるので気長に待ちましょう。

検索の途中でも問題無いですが、「crashes」というファイル名で右側に表示されているアドレスの末尾に「obs-studio」の記載があるファイルをクリックすれば、クラッシュログが保管されているファイルを表示できます。

実際にクラッシュが発生した年月日と時間が表示されているので、確認したい日時のtxtファイルを開けばクラッシュレポートを確認可能です。

クラッシュレポートの見方
実際にtxtファイルを開くと以下のような画面が表示されます。

このクラッシュレポートは下から順番に書き込まれているので、クラッシュ直前の情報は1番上に書き込まれています。
この情報を分析すれば、クラッシュの原因を探ることが可能です。
知識がある人はこの画面を見れば理解できますが、ほとんどの場合でかなり難しいかと思うので、ChatGPTのようなAIを活用して原因を探っていきましょう。
まずは、クラッシュ直前の情報をコピーしましょう。

次にChatGPTを開き、コピーした情報を貼り付けたら、
OBSを使用しているとクラッシュしてしまいました。クラッシュレポートの内容は以下の通りです。原因と対処法を教えてください。
この文章をコピーして、先ほど貼り付けたクラッシュ直前の情報の上に貼り付けましょう。(Shift+Enterで改行できます)
あとはChatGPTに答えを聞いてください。

すると、情報を基に原因と対処法を教えてくれるので、こちらの内容を確認しつつ対処していきましょう。

ChatGPTは完璧なAIではありません。記載されている対処法を行えば必ず改善できるという保証は無いので、あくまで参考程度にしてください。
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クラッシュ時の対処法/改善事例を紹介
クラッシュレポートを活用して原因と対処法を探る方法を解説しましたが、その方法ではよくわからなかったという人もいると思います。
なので、過去にブログや動画のコメントで寄せられた視聴者からの情報や、X(旧Twitter)やYahoo!知恵袋などにあった過去の改善事例を紹介したいと思います。
ただ、クラッシュの原因は多岐にわたり、ここで紹介する改善事例を参考にしても解決しないケースもあります。
また、複数の原因が重なってクラッシュするケースもあります。
あくまで参考程度に考えてもらえたらと思います。
以下の内容を順にやっていくのも良いですが、クラッシュレポートから原因究明・対処した方が効率的ではあります。
セーフモードで起動する
OBSがクラッシュする原因の1つとして、PCに負荷が掛かり過ぎていることが考えられます。
クラッシュなどの通常とは違う終了方法が行われた場合、デスクトップアイコンからOBSを起動すると、以下のような画面が表示されます。
「セーフモードで実行」をクリックすれば、プラグインやスクリプトなどを無効化した状態で起動でき、PCへの負荷を軽減できるので、クラッシュを防げる可能性を上げられます。

管理者権限で起動する
OBSがクラッシュする原因の1つとして、PCに負荷が掛かり過ぎていることが考えられます。
管理者権限で起動すると、優先的にCPUを使ってOBSの処理速度を改善できるので、クラッシュする可能性を下げられます。
デスクトップ上にあるOBSのアイコンの上で右クリックし、「管理者として実行」をクリック。

このような画面が表示された場合は「はい」をクリックすればOBSが起動するはずです。

余計なソフトやブラウザを閉じてみる
OBSがクラッシュする原因の1つとして、PCに負荷が掛かり過ぎていることが考えられます。
少しでも負荷を減らすために余計なソフトやブラウザを閉じてください。
ただ、ソフトによってはバックグラウンドで起動しているソフトもあります。
デスクトップ画面右下にある「隠れているインジケーターを表示します」をクリックすると、バックグラウンドで起動しているソフトを確認可能です。
終了させても問題無いソフトのアイコンの上で右クリック→「終了」をクリックして完全に終了させましょう。

PCを再起動する
PCを再起動するとクラッシュしなくなるケースもあります。
ここまでの対処でOBSが起動すらできないのであれば、1度PCを再起動してみましょう。
ただ、ソフトによってはPCを起動したと同時にバックグラウンドで起動してしまうソフトがあります。
再起動後は再び無駄なソフトを閉じて、少しでも負荷を減らすようにしましょう。
処理に必要な電力を確保する
PCに負荷がかかると消費する電力も増えますが、処理に必要な電力が足りていないとクラッシュするケースがあります。
PCの電源ケーブルは2つ3つと延長ケーブルで伸ばした電源タップに接続しない。(たこ足配線を控える)
余計な周辺機器を取り外す。
不要なソフトやブラウザは閉じる。
必要なソフトだとしても設定を見直して軽い設定にする。
OBSの配信設定や録画設定の見直し、シーンやソースの整理を行って負荷を減らす。(タスクマネージャーでCPUやGPU使用率を確認)
タスクバーの検索に「電源プランの選択」と入力して選択→高パフォーマンス設定が選択されているのか確認するなどして必要な電力を確保しましょう。


また、状況によってはメモリを増設したり、CPUやGPUをより性能が良いものに交換したことによって、パソコンを購入した当初の電源ユニットよりも消費電力が上回ってしまうケースもあります。
その場合は消費電力に対応した電源ユニットに交換する必要もあるので注意しましょう。
メモリ不足を改善する
OBSを使用して録画や配信を行う場合、複数のソフトを起動したり、ブラウザを表示したりと、複数の作業を同時並行する必要があります。
この時、メモリが足りていないと動作が重くなり、クラッシュする原因となってしまいます。
余計なソフトやブラウザなどを閉じる。
OBSの配信設定や録画設定の見直し、シーンやソースの整理を行って負荷を減らす。(タスクマネージャーでCPUやGPU使用率を確認)
メモリを増設するなどして対処しましょう。
OBSを使用して配信や録画を行うなら、最低でもメモリは16GBは欲しいです。
ストレージ不足を改善する
SSDやHDDのストレージ容量が不足すると、書き込み速度が低下したり、フリーズや電源が落ちたりするなどのトラブルが発生する可能性があり、その影響でOBSがクラッシュするケースもあります。
不要なデータの削除やソフトのアンインストール、ストレージ増設などを行いましょう。
1つ前のバージョンをインストールする
すでに最新版のOBSをインストールしてもクラッシュするのであれば、OBS側の不具合の可能性もあります。
特に1.0単位の大きなアップデートが行われた直後は不具合が発生しやすいです。
1つ前のバージョンに戻して確認してみましょう。
実際のやり方を解説した記事を作成しているので、以下のリンクから確認してみてください。
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>>OBSのバージョンを下げるやり方を確認する!
プラグインをアンインストールや更新する
OBSのアップデートなどで今まで使用できていたプラグインが非対応になり、上手く動作しなくなってクラッシュしてしまうケースがあります。
プラグインの見直しを行い、不要なプラグインはアンインストールを行いましょう。
もしくは、OBSのアップデートに対応したプラグインのバージョンが配信されているケースもあります。
プラグインを最新版にアップデートすることでクラッシュしなくなる場合もあるので確認してみましょう。
OBS以外のキャプチャーソフトを開かない、もしくはアンインストール
OBS以外のキャプチャーソフトを開いていると、それぞれ競合して不具合が発生したり、単純に負荷が高まってクラッシュするケースがあります。
過去の事例としては、AVerMediaのキャプチャーボードを使用している場合、RECentralというキャプチャーソフトをインストールしていることがクラッシュの原因になった場合があります。
このようなキャプチャーソフトをインストールしていたのであれば、アンインストールすることで改善するかもしれません。
ハードウェアアクセラレータによるGPUスケジューリングをOFFにする
ハードウェアアクセラレータによるGPUスケジューリングがONになっている影響でクラッシュしていたケースがあります。
デスクトップ画面で右クリックし「個人用設定」をクリック。

「システム」→「ディスプレイ」をクリック。

「グラフィック」をクリック。

「グラフィックスの詳細設定」→「ハードウェアアクセラレータによるGPUスケジューリング」をOFFにするとクラッシュを防げる可能性があります。
この設定を行った後は再起動が必要になるので注意してください。

GPUのドライバーの更新を行う
NVIDIAなどのGPUを使用している場合、ドライバーを更新せずに使用している影響でクラッシュするケースがあります。
また、ドライバーをインストールしていても、インストール中にエラーが発生したり、適切にアンインストールされていない場合、古いドライバーのファイルが残ってしまって競合を引き起こし、クラッシュするケースがあります。
すでにドライバーをインストールしていたのであれば、アンインストールを行って最新版をインストールし直しましょう。
NVIDIA関連のフィルタ設定を削除/無効化してみる
OBSでマイク設定を行う場合、フィルタ設定内にあるNVIDIAオーディオエフェクト(ノイズ抑制)でNVIDIAノイズ除去を設定していたり、

映像関連ソースのフィルタ設定でNVIDIAぼかしフィルタ・NVIDIA背景ぼかしフィルタ・NVIDIA背景除去を設定している人もいると思います。

ただ、実際にこれらを設定するとGPU使用率が大きく上がってしまい、PCへの負荷が大きくなってしまうので、クラッシュの原因の1つになっている可能性があります。
実際にNVIDIA関連のフィルタ設定を削除したり、目のマークをクリックして無効化するとクラッシュしなくなったという報告を受けたので参考にしてください。
あと、NVIDIA関連のフィルタ設定を使用する場合、NVIDIAオーディオエフェクトやNVIDIAビデオエフェクトをインストールする必要があります。
これらのソフトウェアをインストールする際に何らかの不具合が発生したり、OBSのアップデートによりインストールしたソフトウェアのバージョンが非対応になったことでクラッシュの原因になっている可能性もあります。
NVIDIA関連のフィルタ設定を使用したいのであれば、1度ソフトウェアのアンインストールを行い、最新バージョンを再インストールしてみてください。
接続している周辺機器のドライバーを最新版にする
接続している周辺機器のドライバーを最新版にするとクラッシュしなくなるケースもあります。
もしくは、インストール時に何らかの不具合が発生している可能性もあるので、1度アンインストールして再インストールする。
可能であれば1つバージョンを下げることをやってみましょう。
ちなみに、OBSのアップデートにより、周辺機器のドライバーが不具合を起こしてクラッシュしていた場合もあります。
その場合はOBSのバージョンを下げることで改善したケースがあるので参考にしてください。
起動する順番を変えてみる
過去の事例としてPC版のモンハンワイルズをOBSに映して配信する際、OBSを起動してからワイルズを起動するとクラッシュするケースがありました。
ただ、モンハンワイルズを起動してからOBSを起動する流れでやると、クラッシュせずに上手くいったケースがあります。
起動する順番でクラッシュしない場合もあるので参考にしてください。
ブラウザソースを使用しない
ブラウザソースを使用するとクラッシュする事例が過去にありました。
これはOBSのアップデートにより発生したクラッシュ事例になりますが、ブラウザソースの削除を行ったり、他のソースを使用して表示させると改善したケースがあります。
どうしてもブラウザソースを使用したい場合は、OBSのバージョンを最新版にしたり、別のバージョンに変えて試してみることをおすすめします。
プロファイルを新規作成して最初から再設定する
知らない内にOBSの特定の設定を有効にしている影響でクラッシュしてしまうケースがあります。
例えば知らない内にマルチトラックの設定が有効になっていた(色々確認していたら気づかずにクリックして有効化してしまった)ことが原因でクラッシュしたという事例がありました。
OBSの設定に慣れていない場合、どの設定を間違って変更しているのか探すのにも時間がかかるので、プロファイルを新規作成してもう1度最初から再設定し直すのがおすすめです。
OBSの画面上にある「プロファイル」から「新規」をクリックして新しいプロファイルを作成しましょう。
すると、OBSの「設定」をクリックしたときに表示される設定内容を初期化した状態から再設定できるので、もう1度再設定を行ってクラッシュしないか確認してください。

容量が大きい画像や動画をメディアソースに設定しない
容量が大きい画像や動画をメディアソースで設定していることが原因で負荷が高まり、クラッシュするケースがあります。
タスクマネージャーを起動してCPU使用率を確認し、異常に高くなっているのであれば、画像や動画の解像度を変更して負荷を下げる。
より圧縮率の高い形式(画像はJPEG、動画はMP4)に変更するなど対処してみてください。
短時間で元に戻す操作を行わない
OBSでいくつかの変更を行った後、
「やっぱり元に戻したい」
と思ったら、Ctrl+Zのショートカットキーで元に戻す操作が行えるようになっています。
実際にXでの情報になりますが、元に戻す操作を短時間でポンポンポンッと連続で行ったらクラッシュしたという情報がありました。
おそらく、PCの処理が追い付かずにクラッシュした可能性があるので、元に戻す操作を行うときは1回の操作がしっかり反映されてから次の操作を行いましょう。
ストリームキーを使ってYouTube配信する
OBSにはYouTubeチャンネルと連携して配信設定が行える機能がありますが、これが原因で何らかの不具合が発生してクラッシュしている可能性があります。

OBSを再起動して再び同じように配信を行うと、何ごともなく配信できるケースが多いですが、あまりにもクラッシュするのであれば、ストリームキーを使ってYouTube配信してみるのをおすすめします。

YouTube Live Control Panelを閉じる
YouTubeで配信する設定を行うと、YouTube Live Control Panelというドックが表示されます。
実際にログインするとYouTubeの配信情報を確認できますが、配信開始の処理と並行して内部イベントを処理しており、初期化タイミングがズレるとクラッシュする可能性があります。
クラッシュする可能性を無くしたいのであれば、このYouTube Live Control Panelは閉じ、配信情報はブラウザでYouTube Studioの配信管理画面を開いて確認しましょう。

まとめ
今回はOBS Studioがクラッシュして起動しない・強制終了する時の対処法を解説しました!
他にもTwitchで生配信する時のOBS設定方法や録画設定方法、BGMや画像をOBSに追加する方法といったOBSの使い方を全てまとめたページを作成しています。
以下のリンクから様々な情報を確認できるので、他にもOBS関連で気になる設定がある場合はこちらからチェックしてみて下さい。
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>>OBS Studioの使い方まとめページを確認する!
ちなみに、自分は「しふぁチャンネル」というゲーム実況チャンネルと「しふぁの作業部屋」というこれからYouTubeを始めたい人向けの情報を発信しているチャンネルを運営していますが、両方のチャンネルとも収益化の条件である、
・登録者1000人
・直近12ヶ月の総再生時間が4000時間以上
この条件をクリアしており、収益化もしています。
特に「しふぁの作業部屋」ではたった4ヶ月間・3日に1本動画を投稿するだけで収益化する事ができたので、その時のノウハウをまとめた記事をnoteにて販売しております。

少しでも早く登録者数や再生回数を増やして収益化まで行きたいと考えている人にとって役に立つ情報を解説していますし、今なら購入者限定で無料で貰えるお得な特典も用意しています!
今後も特典を増やしたり、内容のアップデートも行っていく予定なので、お得なうちにチェックしてみて下さいね♪
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