Filmora(フィモーラ)で高解像度の動画を編集したり、早送りの編集やテキストやエフェクトを大量に入れたりした後にプレビューを確認してみると、以下の動画のように動作が重くてカクカクしていたり、音ズレしていて動画の出来を確認しにくいと悩んでいませんか?
※以下の動画は1440p/60fps(2K)の動画を3倍速に編集してます。
ちなみに自分は「しふぁの作業部屋」という動画投稿者・配信者向けのチャンネルや「しふぁチャンネル」というゲーム実況チャンネルを運営していますが、Filmoraを使用して動画編集を行った経験があるので使い方に関しても理解しております。
その経験から今回の症状を改善できる方法も熟知しておりますので、このページでその対処法を確認していきましょう!
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動画でも解説しています
Filmoraでプレビューがカクカク/重い/音ズレする原因
まず最初にFilmoraのプレビューがカクカクしたり、動作が重かったり、音ズレする原因から解説していきますが、結論から言ってしまうと”PCのスペック不足”が原因です。
例えば、
・動画にエフェクトやテキストなどを重ねすぎている
・早送りする時に再生速度を上げすぎている
といったようなPCに負荷がかかりやすい編集を行っていると、PCが重い処理を捌ききれずにプレビューの映像や音声に異常が出てきます。
また、使用しているPCのスペックが低すぎると、これらの編集をやっていなくてもプレビューがカクカクしたり、音ズレしてしまう場合もありますね。
ただ、これから解説する対処法を行えば、処理が重い編集を行う時の負荷を軽減する事ができるので問題無くプレビューを確認する事ができるようになります。
さらに、プレビューだけでなく編集中の動作や動画として出力する時のスピードも向上するので、やり方をしっかりと確認していきましょう!
プレビューを軽くする4つの対処法
それではプレビューを軽くする4つの対処法を解説していきますが、
②プロキシファイルを作成する
③プレビューレンダリングを行う
④プレビュー画質を変更する
これら4つの対処法がありますので、それぞれ解説していきます。
ちなみに、自分はFilmora X(フィモーラ10)を使用しているので、Filmora Xでのやり方を解説します。
①ハードウェア アクセラレーションを有効にする
それではまず最初にハードウェア アクセラレーションを有効にする設定を行っていきます。
Filmoraの編集画面を開いたら、画面左上にある「ファイル」をクリックして「設定」をクリックします。
すると、設定画面が表示されますが「パフォーマンス」タブをクリックし、「GPU」の項目にある「ビデオをレンダリング及び再生する際、ハードウェア・アクセラレーションを有効にする」と「ビデオをデコードする際、ハードウェアアクセラレーションを有効にする」にチェックを入れて下さい。
ちなみに、この設定は使用しているPCにGPUが無い場合は設定できないので注意が必要です。
この設定をやっておくと、動画として出力する時や動画編集中の映像をプレビューで再生する時、撮影した動画をFilmoraに読み込ませる時の処理をGPUでも行ってくれるようになるので、処理速度が向上してサクサクと動くようになります。
②プロキシファイルを作成する
次にプロキシファイルを作成するという事ですが、プロキシファイルとはFilmora内で作成される元動画よりも軽いファイルの動画となっており、この設定を有効にすると指定した解像度以上の動画がFilmoraに読み込まれた時に自動でプロキシファイルを生成して置き換えらます。
このプロキシファイルが作成された状態で編集を行う事で、軽い動作でサクサクと編集作業を行うことができますし、出力する時はちゃんと元の動画で出力されるので、高解像度の動画を編集する時に非常におすすめです!
設定方法としては、先ほどの「パフォーマンス」タブを下にスクロールすると、「プロキシ」という項目があります。
その中に「メディアの解像度が次の値よりも高い場合は自動的にプロキシを作成する」というのがあるのでチェックを入れて下さい。
次にその下の項目で自動的にプロキシを作成する解像度を決める事ができますが、「1920×1080」に設定して下さい。
これで1920×1080以上の解像度の動画を読み込ませる場合に、プロキシファイルが自動的に作成されるようになります。
次に「プロキシの場所」という項目でプロキシファイルの保存場所を指定する事ができます。
何本も動画を編集する場合、プロキシファイルだけでかなりの容量を圧迫してしまう場合もあるので、容量に余裕のある場所を指定するようにして下さい。
次に「プロジェクトが閉じられたら、プロキシを自動的に削除する」というチェック項目がありますが、これに関してはあなたの好み次第になりますね。
例えば動画編集を翌日に持ち越すためにプロジェクトを保存してFilmoraを閉じたい場合、この項目にチェックが入っているとFilmoraを閉じた瞬間にプロキシファイルが削除されてしまいます。
なので、翌日にFilmoraを起動してプロジェクトを立ち上げた場合、プロキシファイルを作成し直す所から始まってしまうので注意して下さい。
ちなみに、チェックを入れない場合はずっとプロキシファイルが残った状況になってしまうので、PCの容量を圧迫してしまう事になるのですが、「クリア」のボタンをクリックすると、
このようにすべてのプロキシファイルを削除するのかという画面が表示されます。
「はい」をクリックすれば削除できるので手動で定期的に削除するようにして下さい。
ここまで設定できたら「OK」をクリックしましょう。
ちなみに、先ほどGPUの項目を設定した後にそのままプロキシファイルの設定を行いましたが、GPUの各設定を有効にするにはFilmoraの再起動をしなければならないという注意画面が表示されます。
確認できたら「OK」をクリックしてください。
すると、設定画面が閉じるので、先ほどの注意画面にもあったようにFilmoraを一旦再起動させるようにして下さい。
次に実際にプロキシファイルを作成したり、確認する方法を解説しておきますが、先ほど設定した解像度以上の動画をFilmoraに読み込ませると、画面左下に丸いアイコンが表示されます。
時間が経つにつれてゲージが進んで行きますが、この状態の時はプロキシファイルを作成している途中という意味になっていますね。
ただ注意点として、プロキシファイルを作成する時はPCに負荷がかかりやすいので、使用しているPCによっては処理中の動作が重くなってしまいます。
高スペックなPCを使用している場合は、プロキシファイルを作成しながら動画編集を行うことができますが、低スペックなPCを使用している場合は、プロキシファイルが作成されるのを待ってから動画編集に取り掛かった方が良い場合もあるので注意しましょう。
プロキシファイルの作成が完了すると、プロキシのPが付いた再生マークに変化するので、作成できたかどうかはこのように見分けるようにして下さい。
③プレビューレンダリングを行う
次にプレビューレンダリングを行うという事ですが、カット編集だけでなくテキストやエフェクトを入れたり、映像を早送りするなどの様々な編集を行っているとPCの負荷が増えてしまいます。
そのため、低スペックなPCを使用しているとプレビューを確認する時に処理が遅れて重くなったり、カクついたり、音ズレしたりするのですが、プレビューレンダリングを行う事で改善する事ができるのでそのやり方を解説します。
今回は例として3倍速の早送りの編集をした動画で解説していきますが、タイムラインの目盛りの部分を見てみると赤ラインが表示されていると思います。
これは、赤ラインの範囲内にある素材がまだレンダリングされていないことを意味しています。
この状態でプレビューを確認してみるとこんな感じでカクカクしてしまい、プレビューが確認しにくい状況となっています。
それではプレビューレンダリングを行いますが、プレビュー画面の下にある再生マークのようなアイコンの「プレビューレンダリング」をクリックしてください。
すると、このようにレンダリングが始まります。
ただ、レンダリング中は他の作業ができなくなっているので、終わるまでしばらく待つようにして下さい。
プレビューレンダリングが終わると、タイムラインの目盛りの部分が赤ラインから緑ラインに変化します。
この状態でプレビューを確認してみると、先ほどは映像がカクカクでしたが、早送りの滑らかな映像を確認できるようになりました!
ただ、プレビューレンダリングを行った後に字幕を入れるなどの編集作業を行ってしまうと、その部分が再び赤ラインになってしまいます。
もう1度プレビューレンダリングを行わないと滑らかな映像で確認する事ができなくなってしまうので注意しましょう。
ちなみに、今回は手動でプレビューレンダリングを行いましたが、自動でプレビューレンダリングを行える設定ができるようになっています。
ただ、この設定は高スペックなPCを使用している人のみにおすすめできる方法となっているので注意して下さい。
やり方としては、画面左上にある「ファイル」をクリックして「設定」をクリックします。
次に「パフォーマンス」タブをクリックして、レンダリングプレビューの項目にある「バックグラウンドレンダリング」にチェックを入れて下さい。
そして自動レンダリング開始時を「5秒後」に設定しましょう。
これでタイムライン上に動画やテキストなどを追加して赤ラインの状態になった時に、何も編集作業を行わない時間が5秒続いた場合にレンダリングが自動的に実行されるようになります。
ただ注意点として、このバックグラウンドレンダリングを有効にすると、PCに負荷がかかってしまうので、Filmoraで動画編集を行う時の作業スピードが低下してしまう可能性があります。
特に低スペックのPCを使用している場合は影響を受けやすいので、その場合はバックグランドレンダリングにチェックは入れず、先ほど解説した手動でプレビューレンダリングを行う方法をやるようにして下さい。
次に「レンダリングプレビューのフォルダ」という項目で生成されたプレビューレンダリングのファイルの保存先を設定することができるようになっています。
何本も動画編集しているとPCの容量を圧迫してしまう可能性があるので、容量に余裕のある場所を指定するようにして下さい。
次に「プロジェクトファイルを閉じる時に、レンダリングファイルを自動的に削除する」というチェック項目がありますが、これに関してはあなたの好み次第になりますね。
例えば動画編集を翌日に持ち越すためにプロジェクトを保存してFilmoraを閉じたい場合、この項目にチェックが入っているとFilmoraを閉じた瞬間にレンダリングファイルが削除されてしまいます。
なので、翌日にFilmoraを起動してプロジェクトを立ち上げた場合、レンダリングファイルが作成されていない赤ラインの状態から始まってしまうので注意して下さい。
ちなみに、チェックを入れない場合はずっとレンダリングファイルが残った状況になってしまうので、PCの容量を圧迫してしまう事になるのですが、「クリア」のボタンをクリックすると、
このようにすべてのレンダリングファイルを削除するのかという画面が表示されます。
「はい」をクリックすれば削除できるので手動で定期的に削除するようにして下さい。
ここまで設定できたら「OK」をクリックして画面を閉じましょう。
④プレビュー画質を変更する
最後にプレビュー画質を変更するという事ですが、プレビュー画質が高すぎるとPCに負荷がかかってしまうので、低スペックのPCを使っていると動作が重くなってカクついたり、音ズレしたりします。
プレビューを確認する時にこのような症状が出ている場合は、プレビュー画質を下げると改善する場合があるのでやり方を解説していきますが、プレビュー画面の右下にあるプルダウン(ドロップダウン)できる項目をクリックするとプレビュー画質を選べるようになっています。
「フル」を選択しているとそのままの画質でプレビューが表示されてしまうので、「1/2」や「1/4」というように徐々に下げていってプレビューを確認してみて下さい。
ちなみに、勘違いする人もいるので念のために解説しておきますが、この設定はあくまでプレビューの解像度を変更できる設定となっており、出力後の動画の解像度には影響しないので安心してください。
今回はFilmoraのプレビューがカクカクしていたり、動作が重かったり、音ズレしてしまう時の4つの対処法について解説しましたがどうだったでしょうか?
ちなみに、Filmoraでの編集方法を解説したページも作成しており、以下のリンクのページでから編集方法一覧を確認することが可能となっているので、気になる情報をチェックしてみて下さい!
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まとめ
今回は、Filmoraのプレビューがカクカク/重い/音ズレする時の4つの対処法について解説しました!
ちなみに、自分は「しふぁチャンネル」というゲーム実況チャンネルと「しふぁの作業部屋」というこれからYouTubeを始めたい人向けの情報を発信しているチャンネルを運営していますが、両方のチャンネルとも収益化の条件である、
・直近12ヶ月の総再生時間が4000時間以上
この条件をクリアしており、収益化もしています。
特に「しふぁの作業部屋」ではたった4ヶ月間・3日に1本動画を投稿するだけで収益化する事ができたので、その時のノウハウをまとめた記事をnoteにて販売しております。
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