このページではPowerDirector365を購入した後に絶対やるべき初期設定のやり方を解説しています。
PowerDirector2024以降のバージョンにも対応していますし、編集中の動作が軽くなるおすすめの方法も解説しているので、やり方が分からないと悩んでいる人はチェックしてみてください!
ちなみに、自分は「しふぁの作業部屋」というチャンネルを運営しており、PowerDirector365の使い方を動画でも解説しているので、気になる人はこちらもチェックしてみてください。
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動画でも解説しています
PowerDirector365の初期設定のやり方
それではPowerDirector365の初期設定方法を解説していきます。
まず、PowerDirectorの画面左上にある「編集」をクリックし、「基本設定」をクリックしてください。
次にこのような画面が表示されますが、重要かつ理解してほしい設定項目のみ解説するので1つ1つ確認してください。
全般&ファイルの設定
まずは「全般」の項目ですが、タイムラインフレームレートを「60FPS(NTSC)」に設定してください。
60FPSに設定すると、タイムラインが1秒あたり60目盛で表示されるので、カット編集がやりやすくなります。
次に「タイムラインに音の波形を表示する」にチェックが入っているのを確認してください。
この設定にチェックを入れておくと、タイムラインに音声が含まれる素材を追加したときに波形が表示されるので、カット編集などがやりやすくなります。
次に「高解像度の動画でシャドウファイル(プロキシ ファイル)を有効にする」にチェックが付いているのを確認し、シャドウファイルの解像度が「1280×720」になっているのを確認して下さい。
シャドウファイルについて解説すると、PowerDirector内で生成される元動画よりも軽い動画ファイルを言います。
この設定を有効にすると、指定した解像度以上の動画がPowerDirectorに読み込まれた時に自動でシャドウファイルを生成して置き換えらます。
例えば1920×1080の解像度がある動画をPowerDirectorに読み込ませると、今回は1280×720に設定しているので、自動でシャドウファイルを生成して置き換えられる対象となります。
シャドウファイルに置き換えると通常よりも軽い動作でサクサクと編集作業を行えるので、編集作業時の読み込みが長い時や、負荷がかかりやすい高解像度の動画を編集する時におすすめです。
一般的に1920×1080の解像度で録画する場合が多いので、この設定は「1280×720」に設定しておきましょう。
あと、実際にシャドウファイルが生成されたのか見分ける方法も解説しておきます。
まずは「メディア」→「マイ メディア」とクリックして動画をドラッグ&ドロップでPowerDirectorに読み込ませます。
しばらく待つと動画の左下に青色のアイコンが表示されるので、それを確認できればシャドウファイルの生成が完了です。
ただ、注意してほしい事が2つあります。
1つ目は性能が低いPCを使用しているとシャドウファイルを作成するだけでPCに大きな負荷がかかり、PowerDirectorやPC全体の動作が重くなる場合があります。
暇な時間に動画を読み込ませてシャドウファイルを作成したり、シャドウファイル作成中は別の作業を行うのがおすすめです。
注意点の2つ目としては、シャドウファイルは「ファイル」→「書き出し先」に指定した場所に保存されるので、状況によっては容量が圧迫されます。
この「書き出し先」で指定した場所は出力した動画も保存される場所となっているので、動画などの容量が大きいデータは空き容量が十分にあるDドライブ(HDD)内に指定して保存するのがおすすめです。
実際に「参照」をクリックして保存場所を指定してください。
Dドライブが無いのなら、Cドライブ(SSD)内の管理がしやすい場所を指定しましょう。
編集の設定
次に「編集」の項目ですが、デフォルトのトランジション動作が「クロス」になっているのを確認してください。
トランジションとは動画と動画を自然に繋いでくれるエフェクトとなっていますが、オーバーラップになっていると動画同士が重なってしまうので、どの部分にトランジションが挿入されるのかわかりにくいです。
クロスの方がどの部分にトランジションが挿入されるのか直感的にわかりやすいので、この設定にしておきましょう。
次に「タイムラインのトラックを逆順にする」という項目ですが、タイムラインの各トラックをどのような順番で表示させるのかという設定になっています。
これに関しては自分が理解しやすい方で設定するのがおすすめです。
初期設定ではこの項目にはチェックが入っていませんが、
その場合は最背面のトラック1がタイムラインの1番上に表示され、トラック2以降はその下に順番に表示されます。
もしも、「タイムラインのトラックを逆順にする」にチェックを入れると、最背面のトラック1がタイムラインの1番下に表示され、トラック2以降はその上に順番に表示されます。
これに関しては完全に好みになるので、自分が分かりやすい方で設定してください。
メディアキャッシュの設定
次にメディアキャッシュの項目ですが、「一時ファイルの自動削除(間隔)」にチェックが付いていることを確認して「14日」に設定してください。
一時ファイルとは自動保存される編集データの事で、PowerDirectorが途中で応答しなくなって強制終了してしまう状況になったとしても、一時ファイルから編集データを復旧できるようになっています。
ただ、毎日のように動画編集していると一時ファイルの量も膨大になり、PCの容量を圧迫してしまうので、一時ファイルを削除する必要があるのですが、
「何日経ったら自動で削除するのか?」
という設定をここで行っています。
実際の経験として、削除までの期間が14日(2週間)もあれば、もしもの時でも十分対処できるので、「14日」に設定するのがおすすめです。
ちなみに、一時ファイルを使用して自動保存された編集データを復元する方法も解説しているので、やり方が気になる人はこちらからチェックしてみて下さい。
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>>一時ファイルから編集データを復元する方法を確認する!
表示の設定
次に表示の項目ですが、タイムラインのプレビュー画質を「プレビュー解像度(HD)」に設定してください。
もしも、動画編集中にプレビューを確認した時、映像がカクついたり、音声がズレたり、読み込み時間が長くて動作が重いなと感じたら、
・プレビュー解像度(標準)
・プレビュー解像度(低)
というように設定を下げていくと動作を軽くできるので、状況に応じて設定してください。
ハードウェアアクセラレーションの設定
次にハードウェアアクセラレーションの項目ですが、「ハードウェアデコーディングを有効にする」にチェックを入れてください。
チェックを入れることで動画を読み込ませたり、動画編集中や動画出力時の処理をGPUでも行うようになるので、処理速度が向上してサクサクと動くようになります。
ただ、PCにGPUが搭載されていないと設定できないので注意してください。
次にAI機能プロセッサーですが「検出」をクリックしてください。
すると、AIに対応するハードウェアの性能を検知するため、コンポーネントをダウンロードする必要があると表示されるので「はい」をクリックしてください。
自分が使用しているPCの場合、NPUに対応していないと表示されました。
お使いのPCによっては「対応している」と表示される可能性もありますが、ひとまず「OK」をクリックしてこの画面を閉じましょう。
自分と同じようにNPUに対応していない場合は「プログラム自動決定(高性能)」にチェックを入れましょう。
仮にNPUに対応していた場合は「可能な場合はNPUを使用(省電力)」も選択可能です。
ただ、必ず選択する必要は無いので、AI関連の編集機能を使用するときに性能重視(処理速度を早くしたいなど)で考えるなら「プログラム自動決定(高性能)」にチェック。
電力を抑えたいなら「可能な場合はNPUを使用(省電力)」にチェックを入れてください。
プロジェクトの設定
次にプロジェクトの項目ですが、
・プロジェクトの自動保存:チェックを入れて5分
この設定にしてください。
このプロジェクトというのは、メディアキャッシュの項目内の「一時ファイルの自動削除の設定」でも言っていた一時ファイルという自動保存される編集データの事を言います。
1つの編集データに対して一時ファイルを何件まで履歴として残すのか、何分おきに自動保存を行うのかという設定になりますね。
編集作業は5分もあればかなり進むので、PowerDirectorが強制終了してもダメージが少なくなるように「5分」で設定するのがおすすめです。
次に自動保存したプロジェクト保管する場所を指定できるので、「参照」をクリックしてPC内の管理がしやすい場所を指定してください。
ちなみに、一時ファイルを使用して自動保存された編集データを復元する方法も解説しているので、やり方が気になる人はこちらからチェックしてみて下さい。
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>>一時ファイルから編集データを復元する方法を確認する!
書き出しの設定
次に書き出しの項目ですが、
・MPEG-2、H.264ソフトウェアエンコーダーを使用時に、映像ノイズを削減する
この2つの項目にチェックが入っているのを確認してください。
ちなみに、「ビデオのブロックノイズを軽減する(Intel SSE4 最適化)」については使用しているPCにIntelのCPUが搭載されており、SSE4の最適化に対応していないと設定できないので注意しましょう。
これで初期設定は以上になるので、「OK」をクリックして設定を確定させてください。
初期設定が終わったら実際にPowerDirector365を使用して編集を行っていきますが、動画編集の経験が全く無い人からすると画面の見方や編集方法が分からないかと思います。
そんな人のために以下のページでPowerDirector365の使い方をまとめているので、気になる情報を解説しているページをチェックしてみてください!
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>>PowerDirector365の使い方まとめページを確認する!
無料体験版を使用している人へ
PowerDirector365の無料体験版を使用している人もいるかもしれませんが、
・利用できるテンプレートの数、エフェクトの数に制限がある。
・作った動画の冒頭5秒にロゴが入ってしまう。
などの機能制限がかけられています。
これから本格的に動画投稿をしていきたいなら、正直に言って無料体験版は使用しにくいのでおすすめしません。
あくまで、どんな感じで動画編集が行えるのか確認するために使用して下さい。
機能制限を解除して自由に編集を行いたいのであれば、料金を支払って製品版を購入する必要があります。
ですが、PowerDirectorには様々なエディションが発売されており、2024年6月時点では、
・PowerDirector 2024 Standard
・PowerDirector 2024 Ultra
・PowerDirector 2024 Ultimate
・PowerDirector 2024 Ultimate Suite
・PowerDirector 365
・Director Suite 365
この5つのエディションが発売されています。
それぞれの製品の特長について詳しく解説するとものすごく長くなってしまうので、製品版の購入を検討している人は以下のリンクから詳細情報をチェックしてみてください!
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>>PowerDirectorの各エディションの特徴や違いを確認する!
PowerDirectorの公式サイトをチェックして判断したい人は、以下のバナーから詳細情報をチェックしてください!
まとめ
今回はPowerDirector購入後の初期設定でおすすめの方法を解説しました!
自分のブログではPowerDirector365の使い方をまとめたページを作成しており、
・購入後の初期設定方法
・初心者でもわかりやすい動画編集のやり方
・中級者以上におすすめな動画編集のやり方
・困った時の対処法
などを確認できるようにしています。
初心者でもわかりやすく解説しているので、わからない事がある場合はこちらのまとめページから知りたい情報を選択してやり方を確認して下さい!
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>>PowerDirector365の使い方まとめページを確認する!
あと、自分は「しふぁチャンネル」というゲーム実況チャンネルと「しふぁの作業部屋」というこれからYouTubeを始めたい人向けの情報を発信しているチャンネルを運営していますが、両方のチャンネルとも収益化の条件である、
・直近12ヶ月の総再生時間が4000時間以上
この条件をクリアしており、収益化もしています。
特に「しふぁの作業部屋」ではたった4ヶ月間・3日に1本動画を投稿するだけで収益化する事ができたので、その時のノウハウをまとめた記事をnoteにて販売しております。
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